「Eye-Fi」は、アイファイジャパンが販売している無線LAN内蔵SDカードのシリーズです。デジタルカメラに挿入して撮影すると、無線LANを経由して、写真を指定したパソコンやEvernoteなどのサービスへ自動的にアップロードします。何もしていないのに写真が手元に来るというのは、違う世界のデバイスを使っているかのような、新鮮な体験です。Evernoteと連携した画像メモツールとして、デジタルカメラが大活躍してくれるようになります。

Eye-Fiの上位モデルであるEye-Fi Explore X2／Pro X2には「ジオタグ」機能があり、写真に撮影した位置情報を記録できます。Evernoteではジオタグ付きの写真を取り込んだとき、ノートにも位置情報が付きます。これからEye-Fiを購入するなら、ジオタグに対応したモデルがおすすめです。

Eye-FiとEvernoteを連携させるときに注意したいのが、写真のサイズです。大きな写真を取り込むと、すぐに容量が足りなくなってしまうことがあります。このレッスンでは、アップロードする写真のサイズを長辺1024ピクセルに設定しています。

Eye-Fiでは通常、撮影した写真はすべてアップロードされます。特定の写真だけをアップロードしたい場合には、手順3で［転送モード］をクリックし、［選択した画像だけを共有］または［選択した画像だけを転送］をクリックします。これで、プロテクトをかけた写真だけがアップロードされます。プロテクトのかけ方は、ご利用のデジタルカメラの取扱説明書を参照してください。