Dropboxならば共同作業の効率が3倍アップ

 インターネットを介して仲間と共同作業をするときに、ファイル共有用にDropboxを導入した場合とそうでない場合とでは、感覚的に作業効率が3倍ほど違います。Dropboxは操作が簡単で、同期も高速。慣れていないメンバーにも使いやすく、熟練ユーザーにも納得できる機能が揃っているためです。

Skypeなどを利用して会話しながら作業を行うことで、共同作業をスピードアップできる,共有したフォルダのファイルを編集すると、編集内容がすぐに反映される      ,共有しているユーザーの編集内容がDropboxから通知される

簡単さと速さ、履歴管理の強力さが魅力

 共同作業で役立つDropbox の機能は、主に3つあります。1つ目は、通常のフォルダと同じように使えるユーザーインターフェース。特別に「ファイルを共有する、受け渡しをする」ことを意識しなくても、共有用のフォルダにみんながファイルを保存するだけで、自動的に他のメンバーに共有されます。不慣れなメンバーに、特別な操作方法を教える必要もありません。
 2つ目は、同期の速さです。チャットやインスタントメッセンジャーを介して打ち合わせをしながら、その場でファイルを編集すると、すぐに同期が行われ、メンバーのパソコンに編集済みのファイルが自動的にダウンロードされます。
 3つ目は、レッスン5でも解説した履歴管理機能です。どのメンバーが、何日の何時何分にどのファイルを編集したのかをすぐに把握でき、間違えて編集してしまった等のトラブルがあっても、編集前のバージョンに戻すことができます。
 このほかに、ファイルをWeb上で公開したり、一時的に共有したりできる機能もあります。ちょっとしたファイルの受け渡しにも、Dropboxは重宝します。

[ヒント]Dropboxの速さに合わせてコミュニケーションもリアルタイム化しよう

Dropboxのファイル同期の速さに合わせて、リアルタイムにコミュニケーションが取れるツールを導入し、共同作業の効率を上げましょう。おすすめは「Skype」などのインスタントメッセンジャーです。本書は、DropboxとSkypeを組み合わせて、コグレさんや担当編集者とファイルの共有と情報交換をしながら作成しています。
▼Skype
http://www.skype.com