ワザ2

広告が配信されるしくみを理解しよう

AdSenseと対をなすサービス「Google AdWords」

 Google AdSenseによってサイトに掲載される広告は、いったいどこからやってくるのでしょうか? 広告には当然ながら、それを出稿する広告主がいます。Googleが提供する広告配信サービスのうち、AdSenseはサイト運営者(広告メディア)向けのサービスですが、それと対をなす広告主向けのサービスが「Google AdWords」(グーグルアドワーズ)です。

 ネットショップなどを運営している人なら、Google AdWordsとAdSenseの両方を利用する機会があるかもしれません。この両サービスは、出稿・配信される広告や、広告のクリックで発生する費用・収益において切り離せない関係にあります。

AdWordsの広告や単価がAdSenseに反映される

 広告主はGoogle AdWordsで、主にGoogleの検索結果に表示される検索連動型広告を出稿します。出稿したいキーワード、表示する広告文、訪問者が広告をクリックしたときの移動先ページのほか、Googleに支払う広告費を「クリック単価」として設定し、決められた予算内で最大の効果が出せるように広告主は知恵を絞ります。

 こうして出稿された広告は「コンテンツ向け広告」としても設定することで、Googleの検索結果以外、つまり通常のサイトにも掲載することが可能になります。それがAdSenseを通して、あなたのサイトに広告として掲載されるわけです。

 広告主がコンテンツ向け広告として設定した広告は、検索連動型広告ではなくコンテンツ連動型広告となり、出稿したキーワードと親和性の高いサイトに掲載されます。サイトに表示された広告がクリックされたときは、広告主がGoogle AdWordsで設定したクリック単価に基づき、Googleの手数料を差し引いた金額がサイト運営者の収益となります。

 最初から広告主の存在を強く意識する必要はありませんが、このしくみを知っておくと、以降のワザで解説する内容をより理解しやすくなるはずです。

Google AdWordsとGoogle AdSenseの関係

Google AdWordsとGoogle AdSenseの関係

広告主がGoogle AdWordsを利用して広告を出稿すると、検索結果やサイトに広告が配信される。サイト運営者がAdSenseを利用してサイトに広告枠(広告ユニット)を配置すると、そこに広告が配信される。

関連サイト