▼前回の記事:
軍師のように地図を読み取れ。Ingressを戦略的にプレイするヒント
Ingressというゲームは、レベル8を境に、急にその目的が変わります。レベル8に達するまでは、ひたすらAPを獲得し、強いアイテムが使えるまでレベルを上げるのが重要な目的となります。
ここまではハックするポータルのレベルが7か8かはそれほど大きな違いはないでしょう。しかし、レベル8に到達したとたん、一転してレベル8のポータルの意味合いは大きくなってきます。
ここからは自陣営のレベル8ポータルを他のエージェントと協力して作り、相手陣営には作らせないようにしつつ、互いに作成するフィールドのMUで競い合うステージに入ります。
ゲームは壮大な囲碁のように、体力と知力と想像力の戦いに進化するのです。
もうIngressの地域コミュニティには参加しましたか? 例えば関東近郊だと「Ingress Enlightened Tokyo」や「Ingress Resistance Tokyo」といったコミュニティが Google+上に存在しています。
▼Ingress Enlightened Tokyo(関東のエンライテンドコミュニティ)
Ingress Enlightened Tokyo(参加方法の案内)
▼Ingress Resistance Tokyo(関東のレジスタンスコミュニティ)
Ingress Resistance Tokyo(参加方法の案内)
それぞれのFaction(陣営)のエージェントだと確認でなければ参加できないように、簡単な認証手続きがあります。コミュニティの参加方法を読んで、申請してみてください。
Ingress Resistance Tokyoの参加方法を案内しているページ。説明どおりに申請を行い、Googleアカウントとエージェントのコードネーム(名前)が一致することを確認してから参加が承認されます。エンライテンドも同様です
コミュニティでは、高レベルのエージェントに自分が活動している地域の援助を頼んだり、近隣で活動するエージェントどうしで連携作戦の相談をしたりできます。近所に敵エージェントが多くて苦戦している場合は、こうした場を見てみましょう。同様に苦戦しているほかのエージェントが、共闘を呼びかけているかもしれません。
コミュニティだけではなく、より細分化された地域ハングアウト(Google+ハングアウト)も数多く存在します。COMMで呼びかけたり、コミュニティで質問したりすると、ほかのエージェントが招待してくれることでしょう。
地域ハングアウトでは敵エージェントが襲来してきたときに助けを呼びかけたり、わかりにくいポータルへの行き方、敵ファームを攻撃するときの連携、味方エージェントのレベル上げの協力など、地域に密着した情報交換や相談がされている場合が多くなります。
コグレさんの記事「仲間がいれば強大な敵にも勝てる! チーム戦の楽しみ」でも触れられていますが、Ingressはほかのエージェントとチーム戦を行うことで、楽しみが増えます。ぜひ、コミュニティや地域ハングアウトへの参加を検討してみてください。
レベル8になるとすぐに直面するのが、アイテムの保有数の上限2000個という壁です。主にXmpバースター、レゾネーター、ポータルキーのように数百個ずつ持っているのが普通となるアイテムを中心に、どのようにバランスを取って保有するかが難しくなるのです。
高レベルのアイテムの供給も問題になってきます。東京の大手町、新宿、あるいは神奈川県の川崎などのように常に大勢のエージェントが歩いている都会の主要駅には、常にレベル8のポータルが存在する場所もあります。
しかし、郊外に住んでいる人は、こうした都市部のファームに定期的に行けなければ、アイテムがすぐに枯渇してしまいます。特に敵陣営の襲撃が多いと、ポータルを取り返すだけでXmpバースターを使い果たしてしまって、逆襲がなかなかできないということもあるのです。
そうしたときに行われるのが「フラッシュファーミング」というイベントです。フラッシュというのは「素早く」という意味で、高レベルのエージェントが時間と場所を決めて集合し、付近のポータルを一気にレベル8まで上げて、短時間のうちに高レベルアイテムを収集することを目的とします。
レベル8のエージェントが8人揃えば、どのような場所でもすぐにレベル8ポータルを作ることが可能です。すでにレベル8のレゾネーターが数本配置されたポータルがある地域に集まって、足りない分を埋めてファーミングを行うのでも違いはありません。
それぞれのエージェントはフラッシュファーミングで手に入れたアイテムを地元に持ち帰って活動するわけですが、1人では手間がかかったアイテム収集を、力を合わせて短時間で行えるのが利点となります。
しかし、ぐずぐずしてはいられません。急にファームが生まれたことに気づいた敵エージェントが殺到してきて、攻撃を始めるに違いありません。それまでに、どれだけアイテムを手に入れられるかが勝負です。
フラッシュファーミングをしたいけれどもレベル8のエージェントが8人揃わないという場合にも、レアアイテムである「ADA Refactor」(エンライテンドのポータルをレジスタンスに反転させる)「Jarvis Virus」(レジスタンスのポータルをエンライテンドに反転させる)を使って、レベル8ポータルを作る方法があります。
手順は以下のとおり。この方法には最低2人のエージェントが必要となります。
「ADA Refactor」と「Jarvis Virus」は、レゾネーターやMODはそのままにポータルの陣営を反転させる貴重なアイテム。利用には対象のポータルのレベル×1000XMが必要となります。また、ポータルを反転させてもAPはいっさい入りません。
これを繰り返すことで、レベル8エージェントが8人いなくてもレベル8ポータルを作ることが可能です。ただし、1回反転させたポータルは、次に反転可能になるまでに1時間待つ必要があることに注意してください。
自陣営のために高レベルのポータルを増やしてファームを作るだけでなく、敵陣営にファームを作らせない、あるいは敵陣営に手間を多くかけさせる戦略も、さまざまに存在します。
たとえば敵陣営のファームを攻撃したときに、主要なポータルを取り囲むフィールドを作ってしまうという作戦があります。フィールドは大きければ大きいほど有効で、敵軍は都合のよい場所にファームを復活させる前に、まず邪魔なフィールドを何とかしなければいけなくなるため、それだけ自陣営に時間の余裕が生まれます。同様の効果は、破壊した相手ファームを横切るリンクを張っておくことでも得られます。
欧米のIngressのサイトでよく話題に上がるのは「餌ファーム」という手法です。まず、フラッシュファームを作成するポータルの鍵を参加者に配っておきます。そして数人のエージェントでフラッシュファームを行い、可能な限りのアイテムを取得したのちに、敵エージェントが反応する前に車などで分散して移動します。
敵エージェントがフラッシュファームしたポータルを攻撃しにきたら、車で付近を周回してXMを集めつつ、運転していない人やポータルキーを持っているエージェントたちが、一斉にポータルにXMのリチャージを行います。結局ファームは敵軍の手に落ちるかもしれませんが、相手のアイテム消費量を数倍にすることができます。
こうした作戦の有効性は、都会か郊外か、また敵味方のエージェントが何人いるかなどに依存するため一概には言えませんが、ふだんの行動範囲でしばらくプレイしていれば、しだいにどんな作戦が効果的なのか、経験から見えてくることでしょう。
Ingressはとてもダイナミックなゲームです。たとえ互いに緊密にリンクされたレベル8ポータル群があっても、アイテムを潤沢にもった数名のレベル8エージェントが活動すれば、状況は一変してしまいます。
また、ある程度状況が固定した地域にたった1人の新人のエージェントが登場するだけで、周辺の地図はその人の行動範囲にあわせて塗り替わってしまうこともあります。
なので、特定のポータルに執着して「取った」「取られた」と必死になるような遊び方は、あまり有意義なものではありません。味方や敵の動きをIntelマップで眺め、以上で挙げた作戦も参考にしつつ、前回の記事で述べたように、地図からさまざまな可能性を読み取ってみましょう。
そうしていくうちに、Ingressがみなさんの日常の中に、習慣のように定着してくることでしょう。最初は非常にアグレッシブだった遊び方も、しだい落ち着き、まったりと日常の生活の中に溶け込んでくるはずです。
それはIngressに飽きたということでしょうか? いいえ、そこにポータルがあるからこそ外に出る、発見と出会いにあふれた新しい日常の始まりなのです。
]]>Ingressを始めたときに読んだ記事で、心にグサッと刺さったフレーズがあります。
「LV8に到達した! おめでとう、これでゴール達成か? いいや、本当の熾烈なゲームはここからだ」
Ingressというゲームのすごさは、レベル8以降は武器(Xmp バースター)の強さも、ポータルに設置するレゾネータの強度も頭打ちになるという点です。レベル8以上のエージェントは、単純な「強さ」で差を付けることができません。そして、十分なXmpバースターとパワーキューブを持って攻めてくる相手から、ポータルを守ることはほとんど不可能です。
では、延々と壊し合いを続けるしかないのでしょうか? そうではありません。手持ちのアイテムの物量、物理的な行動範囲、プレイ時間の制約などまで考えた戦略を練ることで、有利な戦況を作ることができます。
ときには、地理的な条件も考える必要があります。例えば幹線道路や線路をまたいだり、山や川を越えたリンクを張ってフィールドを作ることで、敵陣営のエージェントにとっては攻撃しにくく、味方にとっては守りやすい陣地を作ることができます。そのような戦略も、レベル8以降では大切です。
先ほど紹介したフレーズは、Ingressというゲームの奥深さは、やっとここ(レベル8)から体験できるんだよ、という挑戦の言葉だったのです。
例えば、下の画面写真は、私が住んでいる三浦半島付近の、この原稿を書いている時点でのIntelマップです。一見すると乱雑にポータルとフィールドが広がっているだけのように見えますが、実際にこのエリアを歩いてみると、どうしてこのような勢力分布になっているのかが理解できます。
Intelマップは黒で地形がわかりにくくなっていますが、実際にその場所を歩いてみると、なぜそのような勢力分布になっているのか納得できるようになります。
▼Intelマップの操作解説ポータルが密集しているのは横須賀、大船、鎌倉などの人口が多い街や、ポータルの候補になる史跡が多い街です。それらをつなぐようにJR横須賀線やJR東海道線の線路沿いにもポータルが多く分布し、通勤や通学で人が動く方向に沿って、多くのリンクが張られる傾向があります。
反対に、三浦半島の真ん中にはまったくポータルが存在しない場所もあります。これはもちろん、山地でポータルの候補となるオブジェが極端に少ないからです。
このような地勢と勢力分布の関係だけでなく、毎日Intelマップで勢力分布の変化を観察していれば、常に取ったり取り返されたりの攻防が続いているポータルはどこか、なかなか攻撃されないポータルがどこにあるか、といったことが見えてきます。
同様のことは、どのエリアでも観察できます。毎日のようにめまぐるしくポータルの所有者が変わっているような地域でも、あるエージェントと別のエージェントの行動範囲のはざまになっていて、意外と動きの少ないポータルがあるのです。もしも自分の行動範囲に、そうしたポータルが発見できたらチャンスです。そこを拠点にして周辺にリンクを広げていけば、攻められにくい陣地を築くことができるかもしれません。
三浦半島ならではの特徴としては、浦賀水道の対岸(千葉県)のポータルとリンクした巨大フィールドを作りたくなる魅力があります。海岸のポータルを集めて、久里浜(神奈川)と金谷(千葉)を結ぶ東京湾フェリーを利用してリンクを張るエージェントもいるようです。
また、半島の南端である三崎には、執筆時点ではほとんどフィールドがありません。三崎への観光がてら、半島の南部に巨大な多重CFをつくってみるのもいいかもしれません。
このように、自分の行動範囲のIntelマップをよく見て、地域の「クセ」がみえてくると、どのような遊び方ができるか、どのような戦略が有効かが見えてきます。そのためには、何よりも行動範囲のIntel マップを丹念に観察することが、スタートとなるのです。
戦略を考えるときには、攻撃対象になる的陣営のポータルの「硬さ」を考える必要もあります。手持ちのアイテムやかけられる時間を考えて、強固なポータルを強引に突破するよりも、攻撃しやすいポータルを複数攻略してフィールドを書き換え、有利な展開を作っていこうという作戦になることもあるでしょう。
ポータルの「硬さ」はポータル自身のレベルだけでなく、MODの種類(シールドの有無や数)やリンクの数などによっても変化し、カンだけで適切に見積もるのは、けっこう難しいものがあります。
このようなときは、ポータルを攻撃したときにどれだけのダメージが入るのかをシミュレートできるサイト「 IPAS」 (Ingress Portal Attack Simulator) を試してみましょう。ユーザーが解析したデータを元にダメージを計算できるサービスで、レゾネーターのレベル、距離、シールドやリンクの有無、そしてXmpバースターのレベルを入力すると、各レゾネーターにどれだけのダメージが入るかが表示されます。これによって、どれだけXmpバースターやパワーキューブがあれば対象のポータルを攻略できるかの見当が付けられます。
▼IPASIPASではポータルの状態を詳細に設定し、ダメージのシミュレーションができます。なお、実際に攻撃するときには一定の確率でシールドの破壊が起きますが、IPASではシールドの破壊は考慮されません。
浦賀水道のような海を隔てたエリアなどで、遠くまでリンクを張って広域のフィールドを作りたくなったときに気になるのが、ポータルから張れるリンクの距離です。
レベル8のエージェントが1人でデプロイしたポータルはレベル5が上限となりますが、このときのポータルからリンクを張ることができる距離は、100kmが上限となります。正確にはポータルに配置されたレゾネーターのレベルの平均値の4乗に160mを掛けた値がリンクの距離となるのですが、これを暗算で行うのは無理でしょう。
そこで役立つのが、「Ingress portal calculator」というサイトです。レベル8とレベル6の2人エージェントでデプロイできるポータルのレベルはいくつで、そのときのリンクの距離は何kmが上限か、といったことが瞬時に計算できます。
Googleマップには2点間の距離を測定する機能が実装されているので、これを使うことで、ポータル間をあらかじめ計測し、実際にリンクが可能か、リンクアンプなどのアイテムを使う必要があるのか、といった計画を立てることができます。
▼Ingress portal calculatorエージェントの人数とレベルを入力することで、何レベルのポータルを作ることができ、リンク距離(renge)は何mかを計算できます。
▼GoogleマップパソコンのGoogleマップ上で起点としたい場所を右クリックして「距離を測定」をクリックし、次に任意の地点をクリックすると、起点からの距離が表示されます。上の画面写真のように3箇所を順番にクリックして、3つのリンクの距離を計測することも可能です。
Intelマップと、このようなユーザー提供のツールを日々使い続けていると、しだいに、地図の中にさまざまな可能性を発見できるようになります。
「ここのリンクを断ち切ったら?」「この場所にリンクをしたら?」「ここを使えば面白い多重CFがつくれそうだ」といったようにです。まるで、昔の軍師が戦場を高台から一望して敵の弱点を見抜くように、地域のクセを見抜いて戦況を一変させ、新しいゲームの面白みを引き出せるようになるでしょう。
例えば都会の電車の沿線によくみられるフィールドには、
といった特徴があります。
以前から実家(JR中央線沿線)の近くには、こうしたパターンがあると気付いていました。そこで、先日実家に帰ったときに、1時間ほどかけて、沿線を横切るリンクやエージェントがよく歩くであろう道路を横切り行動ルートをさえぎるリンク、敵陣営の大きな陣地を2分するフィールドを作ってみました。
すると、そのような変化に追随するように味方のエージェントの動きが変わって、1週間ほどが経った今でも、元の状態には戻っていません。ほんの少しのリンク、ほんの少しの場の変化が、周辺のエージェントの行動を変え、戦況も変わったわけです。
このようにして地図とにらみ合い、新しい可能性を探すことで、あなた自身の足が向く先も激戦が繰り広げられている地域ばかりでなく、さまざまに変化することでしょう。その先には常に新しいIngressの楽しみ方や、新しいポータルの発見が、そして、新しい人との出会いが待っているはずです。
こんにちは。ブログ「ネタフル」のコグレマサトです。前回の記事では、ひたすら歩く楽しさ、Ingressダイエットの効果(?)を紹介しました。今回は、仲間と遊ぶIngressの楽しさを紹介します。
▼前回の記事
Ingressでダイエット!? 歩き出したら止まらなくなる魅力とは?
ひたすら1人で街を徘徊していたぼくが、初めてチーム戦を経験したのは、レベル5のときでした。同じ陣営のエージェントとして活動していた2人の友達と一緒に行動する機会があり、1人では太刀打ちできなかった、敵陣営の強大な拠点を攻略しに行ったのです。
結果は、みごとに攻略成功。分担して攻撃やデプロイをしながら、複数のポータルを自陣営の拠点にすることができました。
グループとして活動するのは感動的な経験でした、1人では勝てない相手にも、みんなで立ち向かえば勝てることを身をもって知り、仲間がレベルアップした頼もしさも、そのときに体験しました。Ingressは1人で楽しむだけではなく、仲間とプレイする楽しさもあることを知ったのです。
初のチーム戦! での記念写真。元記事:[N] 【Ingress】グループでエージェント活動するのは楽しい!(COMMで仲間を探してみよう)
]]>あらためて友人たちと話してみると、ぼくがブログに書いていたIngressの記事を読んでくれて、何人もエージェントになっていたことがわかりました。おかげで、ぼくはあまり苦労せずに、気心の知れた仲間を得ることができました。
なかでも積極的な友人は、Ingressに搭載されているコミュニケーション機能である「COMM」や、Google+のコミュニティなどを使って、どんどん地元のエージェントたちと仲よくなっていたようです。
今は、地元の仲間たちとGoogleハングアウトでグループを作成し、日夜、チャットで情報交換をしています。どこが攻撃を受けている、どこに遠征するといった情報を交換し、ときにはみんなで集まって行動し、協力してフィールド作りに精を出すこともあります。
1人で初めて大きなフイールドを作った作ったときにも感動しましたが、仲間たちと一緒に成し遂げたときには、また違った感慨がありました。小さいころにみんなでやった「こっご遊び」を、大人になってからあらためて、実際の世界(マップ)を舞台に遊ぶような、不思議な楽しさを味わうことができます。
IngressはGoogleアカウントを利用するため、コミュニケーションにもGoogleのサービスが多く使われます。Googleハングアウト(Hangouts)のアプリをインストールしていれば、情報交換しながらのエージェント活動がスムーズになります。
Ingressは万人向けというわけではなく、向き不向きがあるゲームだと思います。友人のみんながIngressにハマったというわけではありませんでした。しかし、何かにのめり込むタイプの人や、積極的に交流をするのが好きな人は、Ingressに向いているようです。
また、もともと熱心な人がいて周囲に話をしていると、吸い込まれるように周りもエージェントになっていく傾向があるように感じます。従来にない要素が多いこのゲームの楽しさを言葉だけで説明するのは難しいのですが、夢中になっている人の熱気が、少しずつ伝わっていくのかもしれません。
ぼくは先日レベル8になることができたので、これからは、仲間のレベルアップの手伝いと、巨大なフィールド作りに力を入れたいと思っています(武器やレゾネーターはレベル8が最大なので、ここまでくれば一段落です)。
Ingressを始めたばかりのときは、どうしてもレベルアップに意識が行きます。しかし、Ingressの本来の目的は、自陣営のフィールドに、どれだけ多くのMU(マインドユニット。フィールド内の人口)を集められるかを競うことです。
▼できるネットでは、レベル8以上のエージェント向けとしてMUと勝利条件の解説記事を公開しています
Ingress(を極めるために知っておきたいルールと勝利条件[L8〜向け]
簡単に言えば、より大きなフィールドを作ることで勝利に近付くことができますが、そのためには1人では難しく、仲間たちと工夫しながら、敵陣営のポータルを破壊する人、ポータルキーを集める人、リンクを張る人などと役割して、目標に向かって進んでいくことが必要でしょう。
グループで力を合わせて何かを成し遂げる素晴らしさはみなさんもご存知だと思いますが、大人になってから、ゲームでこんな気持ちになれるとは、思ってもみませんでした。ぜひ、皆さんもグループ活動にチャレンジしてみてください!
前回の記事で、深夜にIngressのために山登りをしていた友人のことを書きましたが、エージェント活動を1カ月ほど続けてきて、彼の気持ちが、ぼくも少しだけわかるようになりました。
ポータルをハックしに夜中に寺や神社に行くときは、大人のぼくでも少し怖いと感じます。ましてや、真っ暗な闇の中での登山なんて! 今でも、あまり積極的にやりたいとは思えません。
しかし、エージェントは「そこにポータルがあるから」という理由だけで、できるだけ近づこうとする生き物なのだということはわかりました。しかも、ほかのエージェントが行きにくいところであれば、そしてチームのためになるのならば、なおさらです。なぜ、君は行くのか? そこにポータルがあるからだ!
「COMM」のメッセージを見ていると、Google+のコミュニティやGoogleハングアウト(「HO」と略して呼ばれることもあります)の勧誘をしているエージェントを見つけられることがあります。興味があったら、そうした人にメッセージを送ってみるといいでしょう。
COMMでメッセージをタップすると、「@相手のエージェント名」でメッセージを送ることができます。COMMはアプリのほか、Intelマップからも利用可能です。
Ingressは、味方の高レベルのエージェントが多ければ多いほど強く、楽になるシステムです。そのため、システム的な必然性からも先輩エージェントは後輩を歓迎し、いろいろと教えたり、レベルアップの手伝いをしてくれたりするはずです。
COMMは敵陣営のエージェントが不正にスパイすることも容易だと考えられているため、具体的な情報交換にはあまり使われない傾向があります。まずはエージェントに声をかけて、コミュニティに参加してみましょう。
こんにちは。ブログ「ネタフル」のコグレマサトです。2014年7月14日のiPhoneアプリ公開と同時にIngressを開始して以来、ドハマりして、ブログにもいくつも記事を書いています。
今回は、Ingressが気になっている方や、現在Ingressをプレイしていて、どう楽しんでいこうか考えている方の参考にしていただければと、ぼくのプレイ状況や楽しみ方を紹介します。
最初に、Ingressについて簡単におさらいしましょう。Ingressは、リアルな世界をベースに、スマートフォンのアプリを通じて見える仮想現実の世界で、青の「レジスタンス」と緑の「エンライテンド」の両陣営が陣取り合戦を繰り広げるゲームです。
陣取りの拠点は「ポータル」と呼ばれ、ポータル同士を「リンク」(接続)し、三角形の「フィールド」(陣地)を作っていきます。ポータルは、寺だったり、神社だったり、地蔵だったり、街角のレリーフだったりと、現実世界の「モノ」にその役割が与えられています。
そして、実際に「モノ」がある場所まで行かないと、ハック(ポータルに侵入し、アイテムなどを入手すること)やリンクはできません。歩いたり、自転車や車に乗ったりと手段はさまざまですが、とにかく街に繰り出したくなる。それがIngressというゲームの特徴です。
▼「ネタフル」のIngressカテゴリ
[N]Ingress
彼はIngressのためだけに睡眠時間を削って深夜に山登りをしたり、車で遠くの街まで走ったりと、当時のぼくの感覚では理解しがたい行動を、しばしば取っていました。何が彼にそこまでさせるのか、Ingressとはいったい何なのか? と、その理由を知りたいと思ったのです。
そして、iPhoneアプリをインストールしてプレイを始めたぼくも、みごとにハマってしまいました。
]]>Ingressは「とにかく歩くゲーム」だと聞いていたので、ダイエットも兼ねようとして、最初はとにかく歩きました。スキャナー(Ingressのアプリを起動したスマートフォンは、Ingressの世界を見る「スキャナー」と呼ばれます)の画面に映る、見慣れた街を覆う仮想現実の世界に魅了されながら歩くと、「ここまで」と思っていたポータルの、その数100m先にもう1つポータルがあるのが見え、いつのまにか遠くまで歩いてしまいます。
iPhoneアプリが公開された7月14日は、暑い日でした。昼間から、ルールもよくわからないながらも「まずはハック」と教わったので次々とポータルをハックしながら5km歩き、自分ではかなりがんばったなと思いつつ帰宅して、Facebookで「Ingressで5km歩いてきました」と報告しました。繰り返しますが、炎天下を5kmのウォーキングです。
移動の記録にはiPhoneアプリの「Moves」(無料)を利用。移動時間、移動距離、歩数と、移動した場所や利用した交通手段が自動的に記録されます。
ところが、それに対する先輩エージェントたちのコメントは「それは準備運動だ」「赤子のハイハイだ」と、非常に辛辣なものでした(編集部注:極めてヘビーなエージェントによるコメントです)。
そこで発奮したぼくは、深夜にさらに5km歩きました。以後、毎日10kmずつ歩くペースを続けることになります。
Ingressで街を歩くと少し先にポータルが見え、そこまで行くと、さらに先にポータルが見えます。すると、そんな場所に何かあったっけ? と気になり、そのポータルもハックしたい、いいアイテムが出るかもしれないし、ポータルキーも手に入れたい、リンクもしたい......と、ついつい予定以上に歩いてしまう。それがIngressの魅力の1つだと思います。
先輩エージェントのアドバイスもあって、初日に中立のポータルにデプロイしてリンクを張ることを覚え、翌日には、フィールドの作成に成功しました。3日目でレベル5にまで到達し、効果的な武器の使い方(レゾネーターに重なってXmpバースターを撃つことで最大のダメージを与えられる)などの細かく設定されたルールを知って感激し、夢中になっていきました。
▼できるネットでは、初心者エージェント向けの解説を掲載しています
Ingress初心者が身に付けたい、レベルアップ&上達の3つのワザ[L1~3向け]
このゲームでいちばん感動したのは、大きめのフィールドを作って帰宅し、パソコンでIntelマップを確認したときでした。自分の足を使って描いた、自分の三角形(フィールド)を見て、これは「地図に残る仕事」だ! と感じた瞬間です。
Ingressにハマってからは、毎日の歩く(Ingressをプレイする)時間が1時間から1時間半、さらに2時間と、どんどん伸びていってしまいました。
数日して「このままではいけない!」と自制し、時計を気にして歩くようになりましたが、時間があればあるだけ歩きたいと思うようになってしまったのは、自分自身でも驚きです。スキャナーの画面に1つポータルが見えると、引き寄せられるように、そっちに向かってしまうんですよね......。
広いエリアの状況を見て作戦を立てるのに最適な「Intelマップ」。帰宅後に自分が作ったポータルを確認するのは、エージェントとして達成感を味わえる瞬間です。
▼Intelマップの使い方解説
Ingressで広い範囲の情報を見る「Intel」マップの使い方
歩くコースは、ある程度決まった巡回コースはありつつも、毎日気分によって変えています。外出先で用事が終わってからIngressをしたり、遠くまで歩いて電車で帰ってきたりすることもあります。
毎日決まったルートを歩くのは、さすがに飽きてしまいますし、義務感で続ける必要はありません。何日か同じコースを歩いて、少し「Ingress疲れ」のようなものを感じ始めたころ、先輩エージェントから「目先を変えるのも重要だ」と、いつもと違う場所へいくことを示唆してもらいました。
Ingressには「Unique Portals Visited」(ハックしたポータルの個数。1つのポータルへの複数回のハックはカウントしない)という指標があり、これが100、1,000、2,000~と増えると「Explorer」というメダルがもらえます。メダルのためにも、目先を変えて未知のポータルがある場所へ行くことは重要なのです。
Ingressで、これまでほとんど関心を持って見たことがなかった身近な場所の寺や神社を訪ねたり、地元なのに通ったことのなかった小路を歩いたりすることで、自分の街の違った顔が見られることには、幸せを感じます。Ingressをしていなければ絶対に行かなかった場所、気付かなかった風景を、いくつも発見できたからです。
ダイエットに関しては、いくらか助けになれば......というくらいの軽い気持ちで始めたのですが、結果的には、Ingressのおかげで1カ月足らずのうちに5kgほど体重が落ちました。夢中になって歩きながらやせられるので、完全なるストレスフリーのダイエットです。
これは、エージェントみんなに起こることで、歩いたり、自転車で走ったりすることによって、最初の1カ月で5kg前後やせる人が多いようです。まさかIngressに痩身効果があるとは思ってもみませんでしたが、とにかく外に出たくなるのですから、当然のことかもしれません。
当初は、このように孤独にひたすら歩いていましたが、あるとき、同じ陣営のエージェントと一緒に歩く機会があって、新しい楽しみ方を発見しました。第2回は「チーム戦としてのIngressの楽しみ方」を紹介します。
▼第2回
仲間がいれば強大な敵にも勝てる! Ingressチーム戦の楽しみ[コグレマサト]
ぼくはこれまでに、ランニングシューズ、自転車用のライト、自転車に取り付けるスマートフォンポーチを「課金」してきました。中には、エージェント活動の範囲を広げようと、自転車を新しく「課金アイテム」として購入する人もいます。
「課金」と呼ぶのはジョークの一種ですが、Ingressは人の行動を変え、新しい行動様式に合ったアイテムが入り用になってきて、その結果が「課金」となります。仮想世界のゲームなのに、リアルな現実の行動と密につながっているのは、Ingressのおもしろさの一面だと思います。
Ingress初心者が身に付けたい、レベルアップ&上達の3つのワザ[L1~3向け]
Ingress中級者が知っておきたい、攻撃と防衛のワザ[L4~5向け]
Ingress上級者に必要な、補給と戦線維持のワザ[L6~7向け]
Ingressでは、エージェントが作成したフィールドの中のMU(マインドユニット。フィールド内の人口)の数を、レジスタンス(青)とエンライテンド(緑)の両陣営で競います。MUの値は、世界を細かなエリアに分割した「セル」ごとに計算されたあと、全世界(グローバル)で集計されます。
フィールドは常に作られたり破壊されたりしますが、5時間ごとに「チェックポイント」が設けられ、チェックポイントを通過(チェックポイントの瞬間に存在)したフィールドのMUだけが計算されます。つまり、チェックポイントの数秒前に作られたフィールドのMUは計算されますが、チェックポイント直前に破壊されたフィールドのMUは、それまで4時間以上存在していたとしても、計算されません。
そして、175時間(35チェックポイント。7日と7時間)ごとに「サイクル」が設定されており、サイクル中のチェックポイントごとのMUの平均が高かった陣営が、そのサイクルの勝者となります。
現在のところ、サイクルの戦いに勝利/敗北したからといって、特に何かがあるわけではないようです。しかし、成績の記録は残ります。
マップ画面で左上の八角形のアイコンをタップしてから[INTEL]をタップすると、両陣営が全世界で獲得しているMUがグラフで表示されます。画面の下には両陣営の獲得MUを時系列で表したグラフと、次のチェックポイントおよび現在のサイクルの終了時刻までのタイマーが表示されます。
[REGIONAL SCORES]をタップすると現在地のセルの成績が、[HISTORY]をタップすると過去の成績が表示されます。
セルごとの成績の画面では、両陣営の獲得MUのほかに、そのセルで多くのMUを獲得したエージェントの名前が[TOP 3 AGENT]に表示されます。
[CELL ACTIVITY]をタップすると、付近のほかのセルを選択できます。[SEE OTHER AGENTS]をタップすると、両陣営のトップ50のエージェントと、自分の順位が表示されます。[HISTORY]をタップすると、そのセルの過去の成績が表示されます。
[SEE OTHER AGENTS]をタップして表示される、セル内のエージェントのランキングです。レベルも表示され、必ずしも高レベルのエージェントだけが上位にいるわけではないことがわかります。(エージェント自身の)機動力と、ちょうどいいポータルさえあれば、低レベルのエージェントでも多くのMUを獲得するフィールドを作ることが可能です。
もういちど、ここまでのルールをまとめておきましょう。
通常ルールのほかに、Ingressではしばしば、特殊なルールによるイベントを行っています。
イベントはIngressのGoogle+ページで告知されますが、英語なので、ハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、エージェントのコミュニティに参加すれば、イベントを和訳して紹介し、参加を呼びかけている人と知り合うこともできます。
▼IngressのGoogle+ページ
Ingress - Google+
Ingressのリンクやフィールドは、国をまたぐほどの大きな規模で作ることもできます。特に獲得MU数を競うイベントが行われているときには、巨大なフィールドが作られて話題になることがあります。
2014年8月9日に行われた台北や香港、クアラルンプールを舞台にしたXM Anomaly(特別イベント)では、韓国、オーストラリア、インドを結ぶエンライテンドの巨大フィールドが作られました。レポートによると各国から130人以上のエージェントが参加したとのことです。
▼エージェントによるレポート「OPERATION MATAHARI」
OPERATION MATAHARI Date: August 9 2014 MU Count: 659,701,766 To coincide with...
▼Niantic Labs(Ingressを開発しているGoogleの社内ベンチャー)の川島優志氏による和訳
mask303 blog: オペレーション・マタハリ
日本では、2014年8月6日に広島の平和公園で折り鶴の形のフィールドが作られ、話題になりました。
▼イベントのページ(Google+)
[Ingress Art] 平和公園でオリヅルしませんか? - Google+
そう簡単にできることではありませんが、エージェントのコミュニティに参加することで、こうした企画に加わるチャンスが得られるでしょう。
個人のレベルでは、勝敗に大きな影響を及ぼすようなフィールドを作るのは難しいかもしれません。しかし、Ingressを楽しむために、個人的な目標をさまざまに設定することができます。
レベル9以上へのレベルアップには、APだけでなく「ハックした数」「レゾネーターを破壊した数」などの成績を基準数まで満たした「メダル」を手に入れる必要があります。そのような意味でも、「新しい駅で降りてハックしまくろう」「今日は敵陣営のポータル密集地帯を全滅させよう」といった、個人的な目標(特に、個人の努力だけで達成できるもの)を決めて楽しむことは大切です。
レベル8以上のエージェントの情報では「次のレベルまでに何色のメダルを何個取る必要がある」という情報が表示されます。
数値化されないものでも「毎日歩いてダイエットする」「変わったポータルキーをコレクションする」「旅行で離島に行ったついでにキーを集めて、おもしろい使い方を考える」のような目標設定も考えられます。生活の中にうまくIngressを取り込んで、無理なく――時間の余裕が取れたら、たまにはちょっと無理することも、楽んでいきましょう。
Ingress初心者が身に付けたい、レベルアップ&上達の3つのワザ[L1~3向け]
Ingress中級者が知っておきたい、攻撃と防衛のワザ[L4~5向け]
レベル6を超えるとXmpバースターの威力も高まり、レゾネーターに重なっての攻撃のような細かいことを考えなくても、どんどん敵陣営のポータル(レゾネーター)を破壊できるようになります。
プレイスタイルも「歩く」ではなく「攻撃しに行く」をメインとした、陣取りバトルゲームとしての面が強くなっていくことでしょう。そのような中で、新しい問題や、課題が見えてきます。
レベル6 | 300,000AP |
レベル7 | 600,000AP |
レベル8 | 1,200,000AP |
高いレベルになったエージェントは、たいてい「補給」の問題に突き当たります。
高レベルのXmpバースターやレゾネーターは、どこでも手に入るものではありません。ポータルをハックしたとき、高確率で入手できるアイテムのレベルは、そのポータルのレベルと同じです(ポータルのレベル+2までのアイテムが手に入る可能性はありますが、高くありません。また、エージェントのレベルが低い場合は低レベルのアイテムになります)。
そのため、高レベルのアイテムを安定して手に入れるには、高レベルのポータルを行動範囲内にできるだけ多く確保しておく必要があるのです。 行きやすい場所に、そのような高レベルのポータルの密集地帯を見つけておきましょう。
そして、可能であれば自分も高レベルのレゾネーターを設置して「アップグレード」し、ポータルのレベルを上げることに協力しましょう。アップグレードについて詳しくは、以降で解説します。
高レベルのポータルをIntelマップで探すには、[Level]の値を変更します。例えば「[L8]to[L8]」とすれば、レベル8のポータルだけを表示できます。
▼Intelマップの使い方はこちら
Ingressで広い範囲の情報を見る「Intel」マップの使い方
レベル7以上になると、高いレベルのXmpバースターのほかに、レベル4のレゾネーターが意外と不足しがちになります。
これは、ポータルをデプロイするときに、1人のエージェントが配置可能な各レベルのレゾネーターの数に制限があるためです。レベル7のエージェントがポータルをデプロイするとき、レゾネーター8本の構成は最高でも「76655444」となります。レベル8以上のエージェントでは「87665544」となり、いくらレベルが上がっても、1人でデプロイする限り、レベル4レゾネーターが複数必要になります。
一方で、上記のようにレベル7~8のエージェントがデプロイしたポータルはレベル5になるため、ハックしてもレベル4のレゾネーターは低確率でしか手に入りません。レベル7以上のエージェントは、レベル4レゾネーターの使用頻度のわりに、入手の機会が少なくなってしまうのです。
レベル4レゾネーターの不足については、意識して対策しましょう。攻撃中やデプロイ中でレベル4になったときにハックする、レベル4のポータルを補給用にわざと残しておく、さほど重要でないポータルではレベル4レゾネーターの代わりにレベル3以下のレゾネーターを使う、仲間と一緒に行動して共同でデプロイする、などが考えられます。
レベル8 | 1本 |
レベル7 | 1本 |
レベル6 | 2本 |
レベル5 | 2本 |
レベル4 | 4本 |
レベル3 | 4本 |
レベル2 | 4本 |
レベル1 | 8本 |
レベル8 | 87665544(レベル5) |
レベル7 | 76655444(レベル5) |
レベル6 | 66554444(レベル4) |
レベル5 | 55444433(レベル4) |
レベル4 | 44443333(レベル3) |
レベル3 | 33332222(レベル2) |
レベル2 | 22221111(レベル1) |
レベル1 | 11111111(レベル1) |
※ポータルのレベルは、設置された全レゾネーターのレベルの合計÷8で計算され、表示される(端数切り捨て)
レベルが上がると、アイテムの数が所持数制限の2000を超えることも多くなってきます。重要でないアイテムは処分して、所持数制限の中で、無駄のない装備を心がけましょう。
重要度が低いアイテムは、一般的には次のようなものです。
アイテムが2000以上になるとポータルをハックできなくなります。重要でないアイテムを処分して、いつもハックできる余裕を作っておきましょう。
アイテムを処分する方法は、3通りあります。1つは[RECYCLE]でアイテムをXMに変える方法。不要なアイテムを処分してXMを補給できるので、エージェント個人としては、もっとも無駄がないと言えます。
2つ目は[DROP]でドロップする(捨てる)方法です。ドロップしたアイテムはマップ上に表示され、一定時間が経つと消滅します(時間は編集部では未検証)。ただし、消滅前にほかのエージェントが拾っていく場合もあります(どちらの陣営のエージェントも拾うことができます)。
3つ目は、ほかのエージェントにあげる方法です。自分がアイテムをドロップし、相手に拾ってもらうことで受け渡しが成立します。大量のアイテムの受け渡しを効率よく行うためには、100個までのアイテムを入れることができる「カプセル」(Capsule)が使われます。
まれに手に入るアイテム「カプセル」(Cupsule)は、100個までのアイテムを中に入れることができます。ただし、カプセルに入れてもアイテムの所持数は変わりません。また、ポータルキーをカプセルに入れると所持していない扱いになります(リンクが張れない。そのポータルをハックすると高確率でポータルキーが手に入る)。
レベル1~3向けの解説の最後でも述べましたが、Ingressは攻撃側が圧倒的に有利で、ポータルの防御力をいくら高めても、それだけで守り切ることは不可能です。とはいえ、防御力は高い方がいいことは間違いなく、容易に攻撃できないようにしたり、攻撃するときに多大な消耗を強いるようにしたりすることは大事です。
防御力は、地の利やエージェントの動きによって高めることもできます。交通の便が悪いポータルや高い山の上など到達が困難なポータルは、それだけで攻めにくくなります。また、「このエリアはいくら攻めても相手がすぐ取り返しにくるぞ」と印象付けることで、攻撃をためらわせることができるかもしれません。
冒頭で述べた補給の問題、アイテムを整理するにあたってどこのポータルのキーを常に持っておくかという問題とも関係して、自分の行動範囲で、ある程度「このポータルは守るぞ、このラインは維持するぞ」ということを考えておくと、作戦を考えやすくなります。
例えば、ある程度レベルの高いポータル群を行動範囲に維持していれば補給がやりやすくなり、そのポータル群の外周にあるポータルのキーを常に持っていれば、少し先まで攻撃したとき、すぐにリンクを張ることができます。
1人でこのような「戦線」を維持するのは難しいかもしれませんが、周囲のエージェントの動きをよく観察していると「この範囲はこのエージェントが活発に活動しているな」といったことに気付けることがあります。そうしたエージェントに声をかけて連携するのも一手ですし、直接コミュニケーションを取らなくても、連携を意識して自分が動くという手もあります。
重要なポータルやフィールドを維持するために、レベル6を超えたら積極的にやりたい3つの行動を紹介します。
先に述べたように、どれだけ高レベルのエージェントでも、1人ではレベル5までのポータルしか作ることができません。それ以上のレベルのポータルを作るには、高レベルのエージェントが複数人必要になります。自分のレベルが上がったら、積極的に協力しましょう。
エージェントは、自陣営のポータルにあるレベルの低いレゾネーターを、高いレゾネーターを設置して「アップグレード」できます。レベル6以上になったら、自陣営のポータルを発見したときにはレゾネーターの構成を見て、自分がアップグレードできるレゾネーターがあったら、積極的にアップグレードするようにしましょう(実際はレベル5以下のエージェントでも、アップグレード可能なポータルを見つけられることはあります)。
例えば、レベル8のエージェントがデプロイした「87665544」という構成のポータルは、レベル6のエージェントならば「5544」を「6655」にアップグレードして、レベル6ポータルにできます。このとき、1本のアップグレードごとに65APが獲得できます。
すでにレゾネーターが8本設置されているレゾネーターの[DEPLOY]画面では、レゾネーターをタップし、それよりも高い手持ちのレゾネーターを選択して[UPGRADE]をタップすることでアップグレードができます。
仮に、レベル1のエージェントがデプロイしたレゾネーター8本をすべてアップグレードしてしまっても、そのポータルのオーナーは最初にデプロイしたレベル1のエージェントのままなので、誰も損をすることはありません。自分の行動範囲はもちろん、旅行先などでも自陣営ポータルのレゾネーターをアップグレードしていけば、喜ばれることでしょう。
レベル8のポータルを作るには、レベル8以上のエージェント8人が1本ずつレベル8レゾネーターを設置する必要があるため、なかなかに困難です。Google+などで運営されているコミュニティでは、レベル8ポータルを作るためにポータル密集地帯に多くの高レベルエージェントが集まるイベントが企画されることがあります。これは「ファーミング」(ファームを作ること)や「フラッシュファーミング」(短時間でファーミングすること)と呼ばれます。
レベル4~5エージェント向けの解説でも述べたように、ポータルには最大4つのMODを設置できますが、1人のエージェントは2つのMODしか設置できません。MODに空きがあるポータルを見つけたら、設置しましょう。125AP獲得できます。
ただし、防衛上重要な拠点のポータルに防御力を高めないヒートシンクやマルチハック、リンクアンプを設置するのは、MODの枠を埋めてシールドを設置できる数を減らし、結果的にポータルの防御力を落としてしまうことになるので、考えものです。
シールドであれば、どのポータルに設置しても、まず無意味になることはありません。フォースアンプやターレットは、ポータルの密集地域で特に効果を発揮します。近くのポータルが攻撃されたとき、その「流れ弾」に反応して反撃する機会が増えるためです。
こちらもレベル4~5エージェント向けの記事で解説していますが、重要なポータルのレゾネーターのXMが減少しているときは、リチャージしてポータルを維持しましょう。
攻撃を受けているときにリアルタイムにリチャージすることで、ポータルを持ちこたえさせることもできます。攻撃(レゾネーターのXMを減らす)に対してリチャージ(レゾネーターのXMを増やす)でリアルタイムに対抗することは、食べて食べてもソバが追加される「わんこソバ」にちなんで、「わんこ」と呼ばれることもあります。
もちろん、戦線の維持をまったく考えないプレイスタイルもあります。好きなところに行き、好きなポータルをハックし、Intelマップを見て思い付いたおもしろいフィールドを作るために小旅行をする、といった遊び方も楽しいものです。
とはいえ、自宅や最寄り駅の周囲に何となく縄張り意識が芽生える人は多いでしょう。どのような形でも、自分の中でルールや目標を決めて、その中で楽しむことができるのがIngressのいいところです。
繰り返しになりますが、レベル6を超えたエージェントの攻撃力は高く、十分なアイテムがあれば、攻略できないポータルはほとんどありません。そして、レベル8になればさらに強くなると思うと、ややもするとAP稼ぎのための破壊やリンクを繰り返していくプレイングになってしまうこともあるでしょう。
しかし、それでは、レベル8になって「強くなる」という目標がなくなった時点で、プレイの目的を見失ってしまうかもしれません。レベル8になったときを見据えて、何を目的にIngressを続けるか、強くなった力を何のために使うかを、少し考えてみましょう。
Ingressの本来の目的は、フィールドを作って多くの「MU」(マインドユニット。フィールド内の人口を表すパラメーター)を収め、敵陣営よりも多くの人口を支配下に置くことです。より詳細なルールは次回のレベル8エージェント向け記事で解説しますが、より多くのMUを獲得するためにフィールドを作ったり、敵陣営のフィールドを破壊して敵のMUを減らしたりすることが、ゲームの勝利条件に近付くことになります。
マップ画面で左上の八角形のアイコンをタップしてから[INTEL]をタップすると、両陣営が全世界で獲得しているMUがグラフで表示されます。ここで[REGIONAL SCORES]をタップすると、自分がいるエリア(世界をいくつもの「セル」で区切った中の、自分の現在地が属するセル)でのグラフや、多くのMUを集めたエージェントの名前を見ることができます。
しかし、Ingressでは、それ以外の独自の目標を設定した遊び方も可能です。毎日決めた距離を歩く、変わったポータルを探す、といった遊び方もいいでしょう。エージェントの情報には「ハックしたポータルの数」「破壊したレゾネーターの数」などさまざまな実績の値が表示されるので、そこから目標を決めても楽しめます。
また、仲間のエージェントと話し合って目標を決めれば、1人ではなかなか難しい巨大なフィールドを作ったり、大規模な攻撃作戦を実行したりも可能になります。「仲間と共同作戦をして、その後の反省会兼飲み会を楽しむ」といった楽しみ方もあるでしょう。
Ingressのような、実生活に深く食い込むマルチプレイヤーの対戦ゲームを長く楽しむコツは、他者(敵陣営、自陣営両方の自分以外のプレイヤー)に依存しない目標を持つことです。例えば、歩いた距離やハックしたポータルの数などの目標は、自分の努力だけで達成できます。「このエリアにフィールドを作る」というような目標も、相手のさまざまな妨害を想定しつつも、自分のがんばりしだいで、たいていは達成可能でしょう。
一方で「このポータルを守り切る」とか「相手の拠点を攻め落とす」というような、相手の出方しだいで成否が別れる要素の強い目標は、挑みがいのある楽しいものではありますが、それだけを求めると、達成できずにストレスがたまってしまったり、無理をしすぎて楽しめなくなってしまったりするものです。
レベルの上がったエージェントは、自由度の高いプレイが可能になります。では、自由な中で何をするか、レベル8になったあとで何をしたいかを、少しずつ考えてみましょう。
▼さらにレベルが上がったら
Ingressを極めるために知っておきたいルールと勝利条件[L8〜向け]
▼初心者エージェント向け解説
Ingress初心者が身に付けたい、レベルアップ&上達の3つのワザ[L1~3向け]
レベル4~5にるまでIngressを続けた人は、Ingressで歩くことが、日常の習慣となってきたのではないでしょうか。すると、いくつかエージェント向けの装備がほしくなってくるかもしれません。
まず、検討したいのがモバイルバッテリーです。Ingressはバッテリーを激しく消費するため、長時間のエージェント活動には、モバイルバッテリーが必要になります。
歩きやすい靴や、雨の日でも歩き回ることのできる雨具とスマートフォンの防水ケースなども、Ingressを楽しむための有意義な投資になるはずです。購入を検討してみるといいでしょう。
レベル4ぐらいになると、使えるXmpバースターの威力が上がって、効果的な攻撃ができるようになります。すると、敵陣営のポータルを攻撃し、レゾネーターをすべて破壊してからデプロイ(レゾネーターの設置)→リンク→フィールド(CF)の作成ができるようにり、AP(Ingressでの経験値に相当するもの)の獲得ペースも上がっていきます。
]]>レベル4 | 70,000AP |
レベル5 | 150,000AP |
レベル6 | 300,000AP |
とはいえ、十分な防御力を持ったポータルを攻略するのは、まだまだ困難な場合が多いです。効果的な攻撃のためのワザを知っておきましょう。
1つのポータルのレゾネーターをすべて破壊するには、Xmpバースターをだいたい10~20発程度は打ち込むことになります。特にレベルが低いときは、数を撃つことが必要です。いいところで弾切れになってしまうのは悲しいので、日ごろからまめにポータルをハックし、Xmpバースターの備蓄を増やしておきましょう。
ハックでアイテムを多く手に入れるには、[HACK]を長押しするグリフハックが有効です。
攻撃に夢中になっていると、スマートフォンの画面に集中しすぎてしまい、周囲への注意が不十分になりがちです。人通りの多いところではぶつからないように、車も通るところでは事故に遭わないように、十分に注意しましょう。
攻撃する前に、そのポータルがどれくらい「硬い」かを確認し、攻略できそうか判断します。1つの目安はポータルのレベルです。エージェントは、だいたい自分のレベル+2のレベルのポータルを攻略可能だと言われています。
対象のポータルが攻略可能なレベルだったら、次にポータルの情報を表示して[MOD status]をタップし、相手のポータルのMOD(装備)の状態を確認しましょう。ポータルのMODには次のようなものがあります。
ポータルの情報を表示中に[MOD status]をタップするとMODが表示され、MODのアイコンをタップすると、そのMODの名前などの詳しい情報が表示されます。
シールド(Portal Shield)
ポータル(のレゾネーター)が受けるダメージを軽減します。Common、Rare、Very Rareの3種類があり、色と性能が違います。
フォースアンプ(Force Amp)
ポータルが反撃するときの威力を高めます。
ターレット(Turret)
ポータルが反撃する頻度とクリティカル率を高めます。フォースアンプとターレットの両方が設置されたポータルは、反撃の頻度も威力もクリティカル率も高くなります。
ヒートシンク(Heat Sink)
マルチハック(Multi Hack)
リンクアンプ(Link Amp)
この3種類のMODは、ポータルの防御力や反撃能力には影響しません。ヒートシンクは再ハックが可能になるまでの時間(通常300秒)を短縮し、マルチハックはバーンアウトするまでにハック可能な回数(通常4回)を増加させます。リンクアンプはリンク可能な距離を伸ばします。
シールドが装備されていると、レベル的に攻略可能であっても、実際の攻略は困難になります。ポータルの反撃に負けないだけXMに余裕があるか(「パワーキューブ」があれば、反撃でXMが減ってもその場で補給できます)、シールドに負けないだけのXmpバースターがあるかを考えて、攻撃するかしないかを検討しましょう。
とはいえ、慎重になりすぎる必要もありません。勝算があるかどうかわからなくても、どの程度のダメージを与えられるのか試してみることは、いい経験になります。
ポータルから反撃を受けてXMがゼロになると[Scanner disabled. Collect more XM.]と表示され、画面が荒れて行動できなくなってしまいます。しかし、Ingressにゲームオーバーはありません。少し離れた所を歩いてXMを回収するか、アイテムの「パワーキューブ」(Power Cube)を使ってXMを補給することで、ふたたび行動できるようになります。
なお、MODは攻撃によって一定の確率で破壊できることがあり、シールドを破壊できれば、与えられるダメージが大きく上がります。大量にXmpバースターを持っている場合は、シールドの破壊に期待して撃ちまくるという手もあります。
もう1つ、ポータルから張られたリンクも確認しましょう。多くのリンクが張られたポータルは、孤立した(リンクのない)ポータルと比べて、ダメージを軽減する力が高まります。多くの敵ポータルがリンクされたエリアを攻撃するならば、端から攻めたほうが、リンクを切り崩すという意味では攻撃しやすくなります。
▼MODやリンクを調べるにはIntelマップも有効です:
Ingress(イングレス)で広い範囲の情報を見る「Intel」マップの使い方
Xmpバースターには、レベルごとに射程と威力が設定されています。そして、威力は距離に応じて減衰します。レベルが低いうちは、ポータルの近くから攻撃するよりも、特定のレゾネーターに重なるように移動してから攻撃して各個撃破を狙った方が高いダメージを与えられることが多くあります。
ただし、場所によっては、レゾネーターに接近できないことがあります。例えば建物の壁際にあるポータルならば、半分は建物内になるはずです。また、レゾネーターが線路や車道、川などの上に位置することもあります。
レベルが低いときに、接近できない場所にレベルの高いレゾネーターがあると、攻略はかなり困難になります。できるだけ近付いて何発か攻撃してみて、破壊できそうになければ(例えばダメージが「2~3%」と表示された場合、Xmpバースターが50発撃てれば破壊できそうだと計算できますが、攻撃するときや反撃を受けたときにXMが減るので、ある程度パワーキューブも必要になります)、あきらめましょう。
レベルの高いXmpバースターでは威力と射程が上がるため、ポータルの中央で撃つことで全レゾネーターに合算して大きなダメージを与えられるようになります。
レゾネーターにできるだけ近付いてから攻撃することで、そのレゾネーターへのダメージを最大にできます。
攻撃するときに[FIRE]を長押しして離すと、攻撃力を1~20%アップできます。長押ししているとアクション範囲内でエネルギーの輪が収束するアニメーションが表示されるので、できるだけ小さくなったところで指を離しましょう。レベルの高いXmpバースターほど収束の動きが速くなり、高いダメージを狙うのが難しくなります。
[FIRE]を長押しし、光の輪が収束したところで指を離します。
[Attack +20%]と表示され、通常よりもダメージが20%アップしました。
「ウルトラストライク」(Ultra Strike)は、射程が極端に短い代わりに、威力の高いXmpバースターです。使い方はXmpバースターと同じで、レゾネーターに重なって撃つことで、狙ったレゾネーターに大きなダメージを与えることができます。また、ポータルに重なって撃つことで、MODを破壊できることがあります。
青い「ADA Refactor」はエンライテンドのポータルをレジスタンスに、緑の「JARVIS Virus」はレジスタンスのポータルをエンライテンドに反転させることができます。どちらの陣営のエージェントも両方のアイテムを使うことができ、レジスタンスのエージェントがJARVIS Virusを使って自陣営のポータルを敵陣営に反転させることも可能です。
Xmpバースターの性能は公式には明らかにされていませんが、独自に解析した情報を公開しているサイトがあります。参考にしてみるといいでしょう。
【MMMMORPG】Ingress攻略(Wiki風味)【大規模社会実験】: ■Xmp Burster & Ultra Strike
IPAS - Ingress Portal Attack Simulator
XMP Bursters - DeCode Ingress | DeCode Ingress
攻撃が成功してポータルのレゾネーターをすべて破壊すると、ポータルは中立になります。次に、デプロイして自陣営のポータルにしますが、このときにもコツがあります。
ポータルを攻略できた興奮で、すぐにデプロイしてしまいたくなるかもしれません。しかし、ポータルに近い位置にレゾネーターを設置すると、Xmpバースターの攻撃が減衰せずすべてのレゾネーターに当たるようになるため、非常に破壊されやすくなってしまいます。
そこで、ポータルから距離を置き、アクション範囲ぎりぎりにポータルが入る位置でデプロイを行いましょう。このようにすると、ポータルからもっとも離れた距離にレゾネーターを設置でき、Xmpバースター1発で受けるダメージを最小にできます。
アクション範囲の輪のぎりぎりにポータルが入るところでデプロイを実行(デプロイ画面で[CONFIRM]をタップ)することで、各レゾネーターがまとめて攻撃をされにくく、守りやすいポータルにできます。
大事なポータルには、シールドなどのMODを設置して防御力を高めましょう。ポータルには4つのMODを設置できますが、1人のエージェントが設置可能なのは2つまでです。残り2つは仲間に託しましょう。
周囲のポータルとリンクすることは、防御力を高めると同時に、AP稼ぎにもなります。あらかじめポータルキーを集めておいて、すみやかにリンクを張るようにしましょう。
ポータルが攻撃を受けると、レゾネーターのXMが減少します。また、何もしていなくても時間の経過によりXMが減衰していき、中立のポータルに戻ってしまいます。
そこで、大事なポータルにはXMをリチャージしましょう。ポータルキーを持っていれば、離れた場所のレゾネーターにもリチャージが可能です。
レベル4~5程度までプレイしていると、活動エリア内でよく見るエージェントの名前を自然と覚えるはずです。心強い味方もいれば、手強い敵もいるでしょう。Ingressは多くの人が参加して遊ぶゲームです。ほかのエージェントとどのように付き合うかを、少し考えておきましょう。
COMM(Ingressのコミュニケーション機能)で積極的にコミュニケーションを取ることもできますし、あくまでもソロプレイを楽しむことにしても構いません。一方で、あなたが活躍を続けているエリアでは、ほかのエージェントもあなたの名前を覚えます。
そのため、場合によってはほかのエージェントから声をかけられたり、エージェント仲間のコミュニティ(Google+やGoogle+のハングアウトで運営されていることが多いようです)に誘われたりすることもあるはずです。コミュニティにより雰囲気や活動方針はさまざまですが、誘ってくれた人に話を聞いてみて、無理なく活動できそうであれば、参加してみるといいでしょう。情報交換や協力プレイを楽しめる仲間を得るチャンスです。
また、初心者エージェントがAPを稼ぎやすいようにリンクしていないポータルを残してくれる高レベルのエージェントや、自分の取りこぼした敵ポータルを攻めてくれたり、自分のポータルにMODを設置してくれたりしたエージェントの名前は、特によく覚えておきましょう。
もしも、仲間がほしくなったら、そうして覚えていたエージェントにCOMMで声をかけてみるといいでしょう。特に協力的なプレイスタイルの人だと考えられるので、きっと、いい仲間になってくれるはずです。
▼さらにレベルが上がったら:さて、本題となる3つのワザに入る前に、やっておいておきたいことがあります。
これらを終えると、以下の基本的な知識が身に付きます。
OKですね? では、本題に入りましょう。
]]>Ingressの基本は「歩く」ことです。まずは、いつもの通勤や通学に使う道をIngressを起動したまま歩きながら、XMを集めます。そして、どこにポータルがあるかを覚えて、ハックする機会を逃がさないようにしましょう。
ハックによってアイテムやポータルキーを集めることは重要です。それに、敵陣営のポータルは100AP(Ingressでの経験値に相当するもの)を手に入れるチャンスでもあります。通りがかったときに、毎回忘れずにハックしましょう。
少し慣れたら、Intelマップを見てみてください。アプリでマップの広い範囲を表示(2本指を狭める操作)したり、回転(2本指を左右に回す操作)したりして、周りのポータルを表示してみてもいいでしょう。いつもの道よりも一本横の道を歩いたら、もっと多くのポータルをハックできるルートがあるかもしれません。
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広い範囲の情報を見る「Intel」マップの使い方
新しいルートを開拓したら、歩くのにどの程度の時間がかかるかを確認しておきましょう。今日は10分早く家を出たから、ちょっと遠回りして神社をハックして......といった計画もできるようになります。
歩くことと、「ポータルをまめにハックする」ことは、どれだけレベルが上がっても大切な行動となります。
エージェントの誰もが目指すことになる最初の目標は「レベル8になること」です。Ingressでは使える武器(Xmpバースター)やレゾネーターに1~8のレベルが設定されていて、エージェントは自分のレベル以下のアイテムしか使うことができません。
つまり、最強の武器(攻撃力と射程距離が上がる)やレゾネーター(耐久度やリンクできる距離が上がる)を使うために、レベル8になる必要があるのです。
そのためにAPを稼ぎましょう。APを稼ぐために、何をしたらどれくらいのAPが手に入るのかを知っておきましょう。
※注:レベル8以降は「強さ」としては頭打ちになり、戦略や仲間との協力などが大事になります。また、レベルアップのためにはAPだけでなく、特定の行動の数を増やして「メダル」を手に入れることが必要になります。詳しくは別の記事で解説しますが、このために、レベル8以上のエージェントは、7以下のエージェントとは行動原理が違ってきます。そして、新しく参加した味方のエージェントがレベル8に成長することを応援してくれるはずです。
ポータル、レゾネーターに関する行動 | |
---|---|
敵陣営ポータルのハック | 100AP 自陣営、中立のポータルは0AP |
ポータルのリチャージ | 10AP |
デプロイ(レゾネーターの配置) | 125AP 最初の1本は500AP、最後の1本は250APの加算あり |
レゾネーターのアップグレード(レベルの高いものへの入れ替え) | 65AP |
MODの配置 | 125AP |
リンクに関する行動 | |
リンクを張る | 313AP |
フィールド(CF)を作る | 1,250AP |
攻撃に関する行動 | |
レゾネーターの破壊 | 75AP |
リンクの破壊 | 187AP |
フィールド(CF)の破壊 | 750AP |
細かい数値まで覚える必要はありませんが、どのような行動のAPが高いかに注目してください。攻撃するよりも、デプロイ(レゾネーターの配置)やリンク、フィールドを作ることに、高いAPが設定されていることがわかります。
レベルの低いうちは使える武器の威力も弱く、なかなか効果的な攻撃ができません。敵や味方のポータルをハックしてアイテムとAPを貯めながら、デプロイ&リンク、そしてフィールド作成のチャンスを狙う、そのために歩く(のを楽しむ)ことを、基本の方針としましょう。
デプロイやリンクは連続の行動になるので、例えば、中立のポータルに8本のレゾネーターを配置し、別のポータルへリンクを張って1つのフィールドを作った場合、得られるAPは次のようになります。
125AP×8(レゾネーター8本)
+500AP(最初のレゾネーター)
+250AP(最後のレゾネーター)
+313AP(リンク)
+1,250AP(フィールド)
= 3,313AP
これだけで、レベル1から2にレベルアップできてしまいます。
APを稼ぐためには、ポータルキーとレゾネーターを十分に持っていることが重要です。こまめにポータルをハックして収集しましょう。
レベル1 | 0AP |
レベル2 | 2,500AP |
レベル3 | 20,000AP |
レベル4 | 70,000AP |
現在のAPと次のレベルに必要なAPは、エージェント情報画面(マップ画面左上の八角形のアイコンをタップ)で見ることができます。
武器やレゾネーターと違って、リンクにはレベルがありません。レベル1のエージェントが張ったリンクも、レベル8のエージェントが張ったリンクも、その価値は同じなのです。
そして、リンクのために必要な「ハックしてポータルキーを集める」や「リンク元のポータルまで移動する」といったことは、どのレベルのエージェントにも同じ体力や時間が求められる行動ですから、高いレベルのエージェントが取りこぼしをしていることも、よくあります。
なお、自陣営のポータルにレベルの低いレゾネーターを配置しても、味方の高レベルのエージェントは、より高いレベルのレゾネーターへのアップグレードができます。ですから、レベルが低くても遠慮の必要はありません。どんどんデプロイしましょう!
リンクを張ることのできる場所を見つけるために、Intelマップを活用しましょう。自分の行けるところのIntelマップを見て、リンク可能な場所はないか探します。
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広い範囲の情報を見る「Intel」マップの使い方
例えば、下のマップ(東京・神楽坂周辺)では、レジスタンス、エンライテンド両陣営ともに、リンクしてフィールドを作ることが可能な場所があります。最初は少しだけ慣れが必要かもしれませんが、やがて、マップから三角形のフィールドが浮かび上がって見えてくるようになります。
レジスタンスのエージェントならば、ポータル1をハックしてキーを手に入れ、2からリンクすることで、フィールドを作ることができます。
エンライテンドのエージェントならば、A→B→Cの順にポータルをハックしてキーを手に入れ、Dから3つのリンクを張れば、2つのフィールドを作ることができます。実際には移動の都合により、B→Dでなく、A→Cのリンクにしても構いません。
通常、ポータルキーは1つのポータルにつき1本しか入手できず、すでにキーを持っているポータルをハックしても、もうキーは手に入りません。しかし、ポータルの情報を表示して画面右上のキーのアイコンをタップし、[DROP]をタップしてマップ上に落とすと、キーがない状態になり、ハックしてキーを入手できるようになります。
マップに落としたキーは、マップ上のキーをタップして[ACQUIRE]をタップすることで、ふたたび入手できます。これで、ポータルキーが2本になります。ただし、落としたキーは近くにほかのエージェントがいた場合、拾われてしまう可能性があります。注意しましょう。
画面右上のポータルキーのアイコンをタップし、[DROP]をタップするとポータルキーを落とすことができます。ポータルに近すぎるところで落とすと拾えなくなってしまう(タップの判定がポータル優先になる)ので、気を付けましょう。
人が多く、激戦の繰り広げられている地域ではすぐに状況が変わってしまうこともありますが、そのような場合も、近くに行けばどこかしらにチャンスはあるでしょう。
Ingressでのリンクには、いろいろな法則があります。キーを集める順番やリンクを張る順番などにも最適なやり方があり、実際に試行して失敗を経験しながら覚えていくのが楽しいところでもあります。
もしも、ふだんの行動範囲にはリンクのできそうな場所がなかったら、思い出してみてください。近いうちに旅行の予定はないでしょうか? いつか買い物に行きたいと思っていたお店や、食事に行きたかったレストランはありませんか?
どちらが「ついで」かわからなくなってしまうかもしれませんが、外出ついでにめずらしいポータルをハックしたり、Ingressのついでに知らない場所に行ってみるのも、このゲームの楽しみ方のひとつです。
最後にもう1つ、覚えておいてほしいことがあります。自分がレゾネーターを設置したポータルや、自分で作ったリンクやフィールドには愛着が湧きますが、それを守り切ろうと思わない方がいい、ということです。
Ingressは、単純にポータルの防御力と武器の攻撃力を比べると、攻撃側の方が圧倒的に有利に作られています。ですから、拠点を守ることは無理なのだと考えて、あまりこだわらないでください。
自分の拠点が攻撃され、破壊されるのは悲しいことです。しかし、発想を切り替えれば、やり返して、再びリンクしたりフィールドを作ったりしてAPを稼ぐチャンスでもあります。攻めたり攻められたり、ポータルを取ったり取られたりを楽しむゲームだと考えましょう。
▼さらにレベルが上がったら:
Ingress中級者が知っておきたい、攻撃と防衛のワザ[L4~5向け]
Intelマップを見ていると、公園や駅前などのポータルが密集した場所で、レゾネーターが1〜4本程度だけ設置されたポータルが大量に見つかることがあります。このようなポータルは、たいていの場合、レベル8以上の上級者が、味方の初心者がAPを稼ぎやすいようにしてくれているものです。
通称「1本刺し」(レゾネーターが1本だけの場合)などと呼ばれ、ほかの誰かが残りのレゾネーターを設置し、周囲とリンクすることで、楽にAPを稼ぐことができます。敵陣営の1本刺しを見つけた場合は、攻撃してもいいかもしれません。ただし、だいたいレベル3〜4はないと苦戦します。
Ingress(イングレス)の「Intel」マップは、パソコンやスマートフォンのブラウザーから利用できる広域マップです。地図が黒で描かれていることを除けば、基本的な機能はGoogleマップと同様で、航空写真の表示もできます。
Ingressのスマートフォンアプリでは自分の周囲の状況だけしか見られませんが、Intelマップでは世界中の地図とポータルを見ることができ。外出先にどのようなポータルがあるかを確認したり、攻撃したいポータルの状態を調べたりするために使います。
ここでは、パソコンのブラウザーでIntelマップを利用する方法を解説します。
Ingress Intel
http://www.ingress.com/intel
ブラウザーでIngress Intelのサイトにアクセスし、サインインしていない場合は[Sign in]をクリックしてIngressで利用しているGoogleアカウントでサインインします。すると、黒で描かれた世界地図の上にポータルが表示されます。
]]>見たい場所を表示するために、住所を検索しましょう。検索ボックスに検索したい住所やランドマーク名(駅名など)を入力し、[Search]をクリックします。ここでは「東京都千代田区三番町20番地」と入力しています。
検索が実行され、目的の住所周辺のマップが表示されました。Googleマップと同様に拡大・縮小や、ドラッグしての移動ができます。
緑と青の線は両陣営のリンク、色が塗られた面はフィールド(CF)、丸はポータルで、ポータルの周囲にあるT字型の記号はレゾネーター(最大8本)を表します。
ここでは、ポータルの情報を詳しく調べます。任意のポータルをクリックしましょう。
クリックしたポータルの詳しい情報が表示され、ポータルの名前、レベル、レゾネーターのレベルとXMの充填率のグラフなどが確認できます。
ここでは、ポータルのさらに詳しい情報を確認するために[MODS]をクリックします。
ポータルの情報が[MODS]に切り替わり、ポータルの装備が表示されます。ポータルは4つまでの[MODS]と呼ばれる種類のアイテムを装備でき、例えば「Portal Shield」を装備していれば防御力が高まります。攻撃したいポータルを調べるときには、[MODS]も確認することが大事です。
確認が終了したら[×]をクリックして、ポータルの情報を閉じます。
Ingress(イングレス)にエージェントとして登録し、楽しみ方がわかってきたら、早めにエージェントとしての認証をしましょう。利用しているスマートフォンのSMS、または音声を使って認証ができます。
認証をしていない状態では、所持できるアイテムの上限が100だったり(認証後は2,000になります)、一部の機能が使えないなどの制限があります。制限された機能を使おうとしたときに、認証をするようにメッセージが表示されることもあります。
ここでは、NTTドコモのiPhoneでSMSを使った認証をする手順を解説します。
Ingressを起動し、マップの画面で、左上の八角形のアイコンをタップします。
]]>[AGENT]が表示されました。画面上のメニューを左にフリックして[DEVICE]を表示させ、[DEVICE]をタップします。
[DEVICE]が表示されたら[Verification]の[Verify Now]をタップします。
[電話番号を入力してください]にスマートフォンの電話番号を入力し、[ショートメッセージ]をタップします。
[申請中]と表示され、認証の申請が行われます。画面左上の三角形をタップし、いったんマップの画面に戻りましょう。SMSで認証コードが届いたら(通知を確認するか、いったんIngressアプリを終了し、SMSアプリを起動して確認します。)、再度画面左上の左上の八角形のアイコン→[DEVICE]→[Verify Now]の順にタップします。
[コードが送られました]が表示され、マップの画面で右上の[OPS]の下に表示される六角形の認証確認アイコンをタップするように表示されます(この確認アイコンが表示されるまで、少し時間がかかる場合があるようです)。ここでは[コードを入力]をタップします。
[4桁の確認コードを入力してください]が表示されたら、SMSで届いた確認コードを入力し、[確認]をタップします。
[コードが確認されました。あなたは信頼されたエージェントです。]と表示されました。[完了]をタップします。
マップの画面で左上の八角形のアイコンをタップし、[AGENT]を表示すると、認証されたことを示すバッヂが表示されます。ここではバッヂをタップします。
[Verified]が表示されました。[×]をタップして表示を閉じます。
「Ingress」(イングレス)は、Googleが提供する、スマートフォン向けのゲームです。Androidアプリは2013年11月から正式版サービスが提供されており、iPhoneアプリが2014年7月に提供を開始して、注目を集めています。
▼Ingress公式サイト
Ingress
ゲームは、謎のエネルギー「エキゾチックマター」(XM)を巡り、世界中のプレイヤーが「レジスタンス」(青)と「エンライテンド」(緑)の2陣営に別れて、地図上の「ポータル」と呼ばれる拠点を取り合い、「コントロールフィールド」(CF)と呼ばれる陣地を広げていくというものです。
いわゆる「位置情報ゲーム」であり、実際の地図に情報を重ねたAR(拡張現実)要素、各地に設定されたポータルを巡るスタンプラリー要素、陣取りのパズル的要素など、奥の深いルールを持っています。
Ingressのマップで見た東京駅周辺。実際のランドマークの多くが「ポータル」として登録されており、青と緑の両陣営がせめぎ合っています。
]]>できるネットでは「Evernote」などのコンテンツでおなじみ、ブロガーのコグレマサト氏が、「ドハマり」中のIngressのおもしろさ、楽しみ方を紹介します。
▼Ingress初体験と、意外なダイエット効果(!)
Ingressでダイエット!? 歩き出したら止まらなくなる魅力とは?
▼ソロプレイとはまた違う、仲間と楽しむIngress
仲間がいれば強大な敵にも勝てる! チーム戦の楽しみ
同じく「Evernote」などでおなじみのブロガー・堀 正岳氏による、Ingressの戦略解説です。
▼Intelマップと各種ツールで戦略を立てる!
軍師のように地図を読み取れ。Ingressを戦略的にプレイするヒント
▼日常に入り込むIngress。レベル8超えエージェントの楽しみ方
ファーミングから作戦行動まで。レベル8エージェントの日常
Ingressは独特のルールと世界観があり、最初は何をしたらいいのかわらず、戸惑ってしまうことも多いでしょう。また、レベルごとにできること、考えるべきことが変わってくるため、はじめのうちはレベルを上げながらゲームに慣れることが大事になります。ここでは「レベル8までの道」として、ひとまずの到達点と考えられるレベル8までのプレイのポイントや、覚えておきたいワザを解説します。
▼レベル1〜3エージェント向けの解説
Ingress初心者が身に付けたい、レベルアップ&上達の3つのワザ[L1~3向け]
▼レベル4〜5エージェント向けの解説
Ingress中級者が知っておきたい、攻撃と防衛のワザ[L4~5向け]
▼レベル6〜7エージェント向けの解説
Ingress上級者に必要な、補給と戦線維持のワザ[L6~7向け]
▼レベル8以上のエージェント向けの解説
Ingressを極めるために知っておきたいルールと勝利条件[L8〜向け]
▼最初に、エージェント(キャラクター)の登録と初期設定をします。
iPhoneでIngressに登録する方法
▼登録後は、トレーニングメニューで基本操作を覚えましょう。
Ingress初心者向けトレーニングメニューのやり方
▼機能をフルに使うために、エージェントの認証を行います。
SMSによるエージェントの認証をする方法
▼行く場所を決めたり、周りのポータルを探したりするには「Intel」マップが便利です。
広い範囲の情報を見る「Intel」マップの使い方
・石巻を舞台にした「Ingress Meetup」開催、グーグル副社長も登場 - ケータイ Watch
・Ingressエージェントが見た「GALAXY S5」 - ケータイ Watch
・【スマホアプリ今日の1本】Google本気の陣取り位置ゲー「Ingress」 - GAME Watch
・Ingress Intel Map(Ingressの広域マップ。要ログイン)
・Ingress ヘルプ(公式ヘルプ)
・Ingress - YouTube(公式動画。日本語字幕あり)
・Ingress - Google+(公式Google+ページ。英語)
(以下、準備中)
Ingressでは、最初に基本操作を覚えるためのトレーニングメニューが用意されています。しかし、トレーニングメニューの内容はすべて英語なので、難しく感じられるところもあるでしょう。ここではトレーニングメニューの進め方と、学べることを解説していきます。
トレーニングメニューを開始する
(1)Fitst Contact:メッセージを確認する
(2)Resieve XM:歩いてエキゾチックマター(XM)を回収する
(3)Hack a Portal:ポータルをハックする
(4)Fire XMP:ポータルを攻撃する
(5)Deploy Resonator:レゾネーターを設置する
(6)Resonating:レゾネーターをリンク可能にする
(7)Links:ポータルをリンクする
(8)Fields:フィールドを作る
Ingressを起動してゲームが開始したら、左上の八角形のアイコンをタップします。
]]>[AGENT]が表示され、自分の活動の記録などの情報が表示されます。ここで画面上のメニューの[TRAINING]をタップします。タップしにくい場合は、メニューをいったん左にフリックしてからタップしましょう。
[TRAINING]が表示されました。8つのメニューを上から実行しておきましょう。
最初のトレーニングを行うために[First Contact]をタップします。
トレーニングの簡単な説明が表示されました。[View Briefing]をタップします。
[Incoming Message]が表示され、メッセージの受信確認が表示されたので[Accept]をタップします。
文章と音声で説明が行われます。最初のトレーニングは説明を読むだけなので、[Start]をタップすると終了します。
次のトレーニングを行うためには、ふたたび画面左上の八角形のアイコン→[TRAINING]の順にタップして、[TRAINING]を表示します。
2番目のトレーニングでは、Ingressの世界にある未知のエネルギー「エキゾチックマター」(XM)を回収します。実際に歩いて移動する必要があるので、屋外で行いましょう。
XMは、Ingressでのエネルギーに相当し、画面上部のグラフに表示されます。何か行動をしたりダメージを受けたりするとXMを消費し、行動できなくなってしまうため、XMを回収しチャージすることは、Ingressでの基礎の基礎だと言えます。
[Retrieve XM]をタップして[View Brifing]をタップします。
このトレーニングでやることの説明がされます。
・XMに向かって歩く
・1000XM収集する
[Start]をタップして、トレーニングを開始します。
トレーニングが始まりました。XMとは画面内に表示されている、小さな光る点です。自分(画面中心の三角形)の周囲にあるオレンジの輪(アクション範囲)の中にXMを捉えると、XMは自分に吸収され、加算されます(画面写真では[+115XM]と表示)。
1000XM回収するとメッセージが表示され、トレーニングが終了します。[End Training]をタップしましょう。
Ingressのマップ上には、数多くの「ポータル」(Portal)と呼ばれる拠点があります。ポータルの役割はさまざまですが、ここでは「ハック」(Hack。侵入のこと)を行います。
自陣営、敵陣営を問わず、ポータルをハックすることで、さまざまなアイテムが手に入ります。敵陣営のポータルをタップした場合は攻撃を受けてXMが減少しますが、ポータルの周辺にはたいてい大量のXMがあるため、ある程度は補うことができます。
また、敵陣営のポータルをハックしたときには、Ingressでの経験値に相当する「AP」が手に入ります。レベルを上げるためにはAPをためていく必要がありますが、レベルが低いうちのAPを稼ぐ手段としては、敵陣営のポータルのハックが、リスクも低く効果的です。
[Hack a Portal]→[View Brifing]→[Accept]の順にタップし、説明を表示します。
・ポータルの方へ歩く
・ポータルをタップし、ハックする
[Start]をタップして、トレーニングを開始します。
画面に表示されるマップが変わり、敵陣営の色のポータルが1つ表示されます。アクション範囲にポータルが入るように歩いたら、ポータルをタップします。
タップしたポータルの情報が表示されました。[HACK]をタップします。
マップの画面に戻り、ハックが実行されます。ポータルからアイテムが飛び出すのと同時に、敵方のポータルなので、攻撃を受けてダメージが表示されます。
ハックが終了し、画面下に手に入れたアイテム(ここでは[L1 Xmp Burster]が表示されました。これでトレーニング完了です。
敵陣営のポータルは、「XMPバースター」(Xmp Burster)と呼ばれる武器を使って攻撃し、中立化(グレーに)することで、自陣営のものにできます。XMPバースターは、ポータルのハックによって手に入るアイテムの一種です。
このトレーニングでは、XMP Bursterを使って敵陣営のポータルを攻撃します。最初は攻撃力が低いため、ある程度レベルが上がるまでは、実際に攻撃しても戦果を挙げられないかもしれませんが、やり方を覚えておきましょう。
[Fire XMP]→[View Brifing]→[Accept]の順にタップし、説明を表示します。
・マップ上で長押しする
・(メニューが表示されるので)[FIRE XMP]を選ぶ
[Start]をタップして、トレーニングを開始します。
画面に表示されるマップが変わり、アクション範囲に敵方のポータルが1つ表示されます。ここで画面を長押しし、表示されたメニューの[FIRE XMP]を選択(上にフリック)します。
攻撃を開始する画面になりました。[FIRE]をタップします。
アクション範囲内に攻撃が行われ、ダメージによってポータルが中立化してグレーになりました。[DONE]をタップするとトレーニングを終了します。
「レゾネーター」(Resonator)は、Ingessのルールを理解するうえで、最初に引っかかるポイントとなるかもしれません。
1つのポータルには最大8本の「レゾネーター」というパーツを配置できます。前のトレーニング4ではポータルを攻撃しましたが、正確にはポータルに配置されたレゾネーターを攻撃しています。攻撃によりすべてのレゾネーターを破壊されたポータルは、中立(グレー)になります。
中立のポータルは、レゾネーターを配置することで自陣営のものにできます。そして8本すべてのレゾネーターを配置することで、ポータルからほかのポータル「リンク」を張り、リンクによって三角形の領域「フィールド」=自陣営の陣地を作ることができます。
レゾネーターは、ハックによって手に入るアイテムの一種です。このトレーニングでは、ポータルに1本のレゾネーターを設置する方法を覚えます。
[Deploy Resonator]→[View Brifing]→[Accept]の順にタップし、説明を表示します。
・ポータルをクリック(タップ)する
・レゾネーターを設置する
[Start]をタップして、トレーニングを開始します。
画面に表示されるマップが変わり、アクション範囲内に中立のポータルが1つ表示されます。ポータルをタップします。
タップしたポータルの情報が表示されました。[DEPLOY]をタップします。
[READY TO DEPLOY RESONATOR]というメッセージが表示され、レゾネーターの配置画面になりました。画面上部にレゾネーターの配置図(ポータルを中心に8方向)が表示されます。レゾネーターを配置するためには[CONFIRM]をタップします。
レゾネーターが配置されると、マップでポータルの横に小さなレゾネーターが表示されました。同時にポータルの色が自陣営の色に変わります。[DONE]をタップしてトレーニングを終了します。
トレーニング5ではレゾネーターを1本だけ配置しましたが、今回のトレーニングでは8本すべてのレゾネーターを配置し、レゾネーターをリンク可能にします。
「レゾネーター」(Reconator)は「共鳴装置」、このトレーニングのタイトル「Resonating」は「共鳴させる」といった意味になります。
[Resonating]→[View Brifing]→[Accept]の順にタップし、説明を表示します。
・近くのポータルをハックする
・残りのレゾネーターを設置する
・レゾネーターをリチャージ(Recharge)する
[Start]をタップして、トレーニングを開始します。
※「リチャージ」とは、レゾネーターに蓄えられたXMが不足しているときに、エージェントが持っているXMを与えることを指します。レゾネーターのXMはレゾネーターの耐久力となり、XMがゼロになったレゾネーターは破壊されます。
画面に表示されるマップが変わり、4つのレゾネーターが配置された自陣営のポータルが1つ表示されます。ポータルをタップし、まずトレーニング4と同じ方法でポータルをハックして、アイテム(レゾネーター)を手に入れます。
次にふたたびポータルをタップして、トレーニング5と同じ方法でレゾネーターの配置を開始するため[DEPLOY]をタップします。ポータルの情報を見ると、4本のレゾネーターがすでに配置されていて、それぞれのXM(棒グラフ)が減少していることがわかります。
レゾネーターの配置画面で4回[CONFIRM]をタップし、すべてのレゾネーターを配置します。配置が完了したら[DONE]をタップします。
もう一度ポータルをタップして、次は[RECHARGE]をタップします。
リチャージの画面が表示されました[RECHARGE ALL]をタップします。
リチャージが実行され、各レゾネーターにXMが充填されます。[DONE]をタップしてトレーニングを終了します。
このトレーニングでは、2つの(レゾネーターが8本ずつ配置された)ポータルをリンクします。リンク、そして次のコントロールフィールドの作成は、Ingressの醍醐味と言える部分です。
リンクのためには、リンク先ポータルのキー(Portal Key)が必要です(リンク元のキーは不要)。ポータルをハックすることで、そのポータルのキーが手に入ります。そして、ほかのポータルをリンク元としてリンクを張ると、そのキーは消費されて、なくなります。
[Links]→[View Brifing]→[Accept]の順にタップし、説明を表示します。
・ポータル1をハックして、キー(Portal Key)を手に入れる
・ポータル2をハックする(そしてレゾネーターを手に入れる)
・ポータル2にレゾネーターを配置し、リンク可能にする
・ポータル2からポータル1へリンクを張る
[Start]をタップして、トレーニングを開始します。
画面に表示されるマップが変わり、自陣営のポータルが1つ表示されます。このポータルをタップし、ハックします。
ハックが完了すると、入手アイテムに[Portal Key]が表示されます。同時に、周囲に中立のポータルが表示されます。
適当な中立のポータルを選び、ハック(トレーニング4と同様)→レゾネーターを配置(トレーニング5、6と同様)します。
レゾネーターを配置した2つ目のポータルをふたたびタップし、[LINK]をタップします。
ちなみに、キーを持っているポータルは画面右上の鍵のアイコンが光って表示されます。
画面が真上から見たマップに切り替わり、周辺のリンク可能なポータルが表示されます。候補としてポータルの写真が表示されるので、リンク先となるポータルを確認して[CONFIRM]をタップします。
[LINK Established!](リンクが設置されました!)と表示され、2つのポータルの間にリンクが張られました。これでトレーニングは終了です。
最後のトレーニングでは、リンクを組み合わせて三角形の「フィールド」(Field。Control Fieldの略で「CF」と呼ばれることも)を作ります。基本的には3回リンクを張るだけで、必要は手数は多いものの、やることはトレーニング7と変わりません。
実際のプレイで覚えておきたいのが、トレーニング7でも触れましたが、「1回リンクを張ると、リンク先のキーを消費する」ということです。例えば、
のように行動したとき、手元には1本もキーが残りません。トレーニングではアクション範囲内に3つのポータルがある状態ですが、実際のプレイでは、それぞれのポータルが遠く離れているので、どのポータルのキーを手に入れ、どこからリンクを張ってキーを消費するかを考えながらプレイしましょう。そのために、どこをどう歩くか計画するのが、Ingressの楽しみでもあります。
[Fields]→[View Brifing]→[Accept]の順にタップし、説明を表示します。
※画面の説明にはリンクを張る順番は明確に指示されていませんが、ここでは、わかりやすい順番で記述します。
手数は多いですが、やることはトレーニング7までで覚えたことの繰り返しです。順番にやっていきましょう。
・ポータル1をハックして、キーを手に入れる
・ポータル2をハックしてキーとレゾネーターを手に入れる
・ポータル2にレゾネーターを配置し、リンク可能にする
・ポータル2からポータル1へリンクを張る
・ポータル3をハックしてキーとレゾネーターを手に入れる
・ポータル3にレゾネーターを配置しリンク可能にする
・ポータル3からポータル2へリンクを張る
・ポータル3からポータル2へリンクを張る
[Start]をタップして、トレーニングを開始します。
途中の操作は省略します。3つ目のリンクを張り終わると3角形のエリアにフィールドが作成され、トレーニングが終了します。
ここでは、Ingress(イングレス)のiPhoneアプリで「エージェント」として登録し、ゲームを始める方法を解説します。
あらかじめ、Googleアカウント(Gmailのメールアドレス)を用意しておきましょう。なお、Ingressは自宅や会社、学校などの周辺でプレイすることが多くなるため、プライバシーには注意が必要です。プレイ中の行動から活動エリアを割り出され、Googleアカウントと紐付けられる可能性もあります。より安全性を高めるには、Ingress用にアカウントを新しく作った方がいいでしょう。
App Storeから[Ingress]をインストールしておき、起動します。
このとき[Warning Location Services disabled]というメッセージが表示されたときは[OK]をタップし、ホーム画面に戻って[設定]→[プライバシー]→[位置情報サービス]の順にタップして、[位置情報サービス]を[オン]にしてください。
起動して[世界が危機にさらされています]というメッセージが表示されたら[Googleでログイン]をタップします。
[Googleアカウントでログイン]が表示されたらアカウントとパスワードを入力し、[ログイン]をタップします。
ログインが完了すると[イングレスは位置情報を利用したゲームです。]が表示されます。利用規約を確認して[利用規約に同意します。]にチェックマークを付け、[承認]をタップします。
最初の、ゲームの世界観を伝えるためのメッセージが表示されます。[応答]→[次へ]の順にタップし、メッセージを入力します。
[コードネームを作成してください]が表示されたらコードネーム(名前)を半角英数文字で入力し、[送信]をタップします。
[コードネームは有効です。確認してください]が表示されたら[承認]をタップします。次に、ログイン画面のようなメッセージが表示されます。途中で["Ingress"は現在の位置情報を利用します。よろしいですか?]が表示されたときは[OK]をタップします。
[陣営を選んでください]が表示されたら[レジスタンス]または[エンライテンド]をタップします。どちらを選んでも構いませんが、今後変更することはできません。どちらかを選び、確認メッセージで[承認]をタップしましょう。
ここでは以降[レジスタンス]を選んだものとして解説を進めます。[エンライテンド]では一部の画面が変わります。
ゲームの世界の説明が表示され、測位(現在位置の計測)が行われます。[SKIP]をタップすると、説明のメッセージをスキップできます。
ゲームが開始されました。ゲーム中、スマートフォンは「スキャナー」と呼ばれます。スキャナーを通して、エージェントは未知のエネルギー「エキゾチックマター」(XM)や「ポータル」「リンク」といったIngressの世界にあるものを見ることができます。
開始直後にゲームの説明が表示されることがありますが、説明にしたがって操作しても、しなくても構いません。ここでは引き続き、初心者向けに用意されているトレーニングメニューのやり方を解説していきます。
▼トレーニングメニューの解説
Ingress初心者向けトレーニングメニューのやり方
●一緒にプレイする仲間がいるなら、同じ陣営の方がやりやすい
仲間と一緒に同じ陣営でプレイすれば、情報交換や協力プレイが楽しめます。
●エージェントとして早く強くなりたい(成長したい)ならば、近隣で劣勢な陣営に
両勢力は世界的に見れば拮抗していますが、局地的に見ればこの街ではレジスタンスが強い、この駅の周辺はエンライテンドが優勢だ、といったことがあります。イングレスで経験値に当たる「AP」を貯めてエージェントを成長させるには、自分がよく行動する街や周辺に敵勢力が多いほうが、どちらかというとやりやすいです(圧倒的に劣勢の場合は、また難しい面もあるかもしれません)。
ただし、勢力分布が見られる地図はIngressの「Intelマップ」にログインしないと見られないため、エージェントとして登録したあとでなければいけません。すでにイングレスをプレイしている人に調べてもらうなどして、確認するといいでしょう。
▼Intelマップ
Ingress Intel Map
●両陣営のメッセージを見て決める
Ingressのエージェントのグループには、自分たちの陣営へのリクルーティング(人材募集)のために、動画などを公開している人もいます。日本のものはあまり多くないようですが、YouTubeで「Ingress recruit」などのキーワードで検索してみましょう。