その後、Twitterを取り巻く状況は短期間でめまぐるしく変わり続けていき、熱狂的なブームは、やや落ち着いた感があります。リツイートやハッシュタグのような仕組みが広く使われるようになり、フォロワーが多い/少ないことによる違いは、以前よりは小さくなったと考えられます。
そうした中で、今回は視点を変え、編集部からまつもとさんへのインタビューという形で、「フォロワー1000人」企画後もTwitterを続けている中で感じている意義や、ブームとしてではない、日常としてのTwitterからどのような世界が見えてくるのか、といった話を伺います。
――よろしくお願いします。とりあえずはフォロワー数の話から(笑)。すでに3000フォロワーを超えましたね。この半年ほどでのTwitterをめぐる変化としては、どのようなことを感じますか?
自分の発言の重みを、以前よりも意識するようになりました。正直な話、「フォロワー1000人」を達成した段階では、発言の重みについて考えることはありませんでした。その後、4月頃からASCII.jpで連載記事を書かせていただいて、そちらから私を知ってフォローしてくださる人が増えた頃からですね。
フォロワーが増えて、林信行さんのインタビューで伺った「リアルタイム検索エンジン」(Twitterのフォロワーからの反応があたかも検索結果のように得られること)を体験できるようになり楽しんでいたのですが、その頃のツイートの内容は、まだ独り言に近い感覚でした。ですが、ASCII.jpでの連載が数回続いた頃から、ツイートに対して意見や反応をいただくことが多くなり、多くの人に読まれることを考慮した、慎重な発言を意識するようになりました。
私はアニメ関係の仕事にも携わっていたことがあり、アニメ好きでもあるのですが、現在のフォロワーの多くにはいわゆるオタクっぽい発言を期待されてはいないと思うので、そうした発言は控えたりもしています。コンテンツとしてのアニメや、アニメビジネスや、に関するツイートはしていますね。
――まつもとさんのツイートを見ていて、ASCII.jpの連載が始まってしばらくした頃から、発言の方向性がかなり固定されてきたように感じていました。電子書籍やコンテンツビジネス関連のツイートが多くなって、言ってみれば「キャラ立ち」がしっかりとしてきたような。反応の変化は、そうしたことにも関連しているのかもしれませんね。
自分の発言の連続性や文脈を意識することは多くなっています。そのきっかけとしてはTogetter(トゥギャッター:Twitterのログをまとめるサービス)の存在が大きいですね。
自分のツイートが、Togetterのログまとめの中で思わぬ文脈に取り込まれ、おどろいた経験が何度かありました。そこから、ひとつひとつのツイートがどのように読まれるのか、自分ではコントロールできないので、「自分だけではなく、他のユーザーの発言の中でどう解釈されるか?」を想定した文章を考えるようになったと思います。
――具体的には、どのようなことがあったのですか?
京都国立近代美術館のTwitterアカウントが終了してしまった件のログまとめ(現在は消去されています。参考情報:ねとらぼ:「先進的な取り組みだったのに」――惜しまれつつ終了した京都国立近代美術館のTwitter - ITmedia News)を、ツイートをしていた中の人(京都国立近代美術館Twitterアカウントを運用していた人)に対する支持・不支持の意見は表明せず、ただ「このことはもっと読まれるべき」と紹介したことがありました。簡単にどちらかの意見でまとめられるものではないけれど、もっと知られ、議論されるべき問題だと考えたためです。
そうしたら、中の人を支持する趣旨のログまとめに加えられてしまって......。そのログまとめを読んだ人は、私は中の人を支持していると思うでしょうね。
また、私は祖父を太平洋戦争で亡くしていて、終戦記念日のころに祖父に関するツイートをしたことがありました。それは個人的な話のつもりだったのですが、他の人に反戦や政治に関するハッシュタグを付けてリツイートされて驚くことがありました。
※注:Togetterには自分のツイートを削除する機能が追加され、意に反してまとめられた中から自分のツイートを削除できるようになっています。自分のツイートを削除するには、対象のログまとめのページで[メニューを開く]-[つぶやきを削除する]をクリックします。
――なるほど。個人的な話も別の文脈に入ると、受け取られかたがまったく変わってしまいますね。
その話から広げて考えると、今の日本のいわゆる「ソーシャルメディア」、コミュニケーションサービスは、いびつな形になってしまっている部分も見えてきそうです。例えばTogetterのように、Twitterのログを1本のストーリーにまとめて保存するサービスは、海外にはあまり例がないのではないでしょうか?
――そう言えば、ちょっと思い浮かびません。「いびつ」とは、どういうことでしょう?
Twitterでは、交わされたツイートがまとめられて長期間読まれることは、本来想定されていないのではないかと思います。おもしろいツイートがまとめられることのメリットもありますが、細切れのツイートが思わぬ文脈に編集されて困惑してしまうケースもあるわけです。
また、現在の日本では、ソーシャルメディアの中でTwitterの人気が突出していて、あらゆる形のコミュニケーションがTwitterで行われてしまっています。しかしTwitterには向かないコミュニケーションの形態もあり、そのあたりで、いびつさを感じることがあります。
今後は、限定的な少人数でのコミュニケーションに向いたサービスや、会話のつながりがわかりやすく、ユーザーが自分自身で文脈をコントロールできるサービスが求められるようになるのではないでしょうか。こうした用途には、Twitterはあまり向きません。オープン化を進めるmixiやFacebookのようなSNSが、そうした役割を担うようになるかもしれません。
――「Facebookが日本でも流行る」と以前からおっしゃっていたのは、そういうことなのですね。そう考えていくと、必然性が見えてきますね。
ところで、1月から始められた「TOEIC800点攻略日記」企画のほうはどうですか?
実は先日、800点を超えて840点を取ることができました。あちらのブログにも書いたのですが、自分で自分を褒めてあげたいです(笑)。
まだ、書くことや話すことはあまり自信がないのですが、TOEICの勉強をしてから英語のニュースを読むことが以前よりも苦でなくなりました。そこで、気になる英語のニュースに日本語でコメントを付けてTwitterで紹介する、ということを始めています。
フォロワーの皆さんに役立ててもらえるだけでなく、過去の自分のツイートを振り返ることで、一種のネタ帳として活用できます。どのようにリツイートされたかといった反応まで確認できるので、非常に重宝しますね。それに、こうして日常的に英語を活用する機会があることは、学ぶことの大きなモチベーションになっています。
――反応まで込みで見られるのはいいですね。「ソーシャルネタ帳」と言ったところでしょうか。日本のユーザーで、英語でのツイート用に別アカウントを持っている人も多いですが、英語でのツイートはしていないのですか?
それはしていません。英語を書く力を付けるには、TOEICとはまた違う勉強が必要かなと思っているところです。
今のところは、英語のニュースを日本語で紹介するだけですね。大きなメディアでは英語のニュースも半日ぐらいすると日本語訳が公開されますが、その半日の差を使って何かをしようというよりも、あまり日本ではまだ関心が薄いと見なされて翻訳されないニュースを読んで、その中から気になるものを紹介できることに、価値があると思っています。
――ネタ帳といえば、ASCII.jpの連載に関連して、Twitterで意見募集などもされていましたね。記事の反応がTwitterで寄せられることも多いと思います。
書いたものにTwitterで反応がもらえるというのは「フォロワー1000人」のときが最初でした。ただ記事を書いただけでは読者の反応を知ることができる機会はそう多くないので、Twitterは本当に貴重な存在です。
反応を得られるメディアとしては「はてなブックマーク」などもありますが、はてなブックマークは、基本的に私からコメントへの返信をすることは想定されていません。一方で、Twitterでいただく反応は私が読んだり、場合によっては返信することを想定されていることが多いので、「分かりやすく書く」ことへのモチベーションのアップにつながりやすいです。
――受け取る側としては、その違いは大きいですね。
そうですね。一方で、こちらとしても「書きっぱなし」にはできないなという意識になります。
このように反応が見えてくることで、自分の書いたものがどのように読まれているのかが、ある程度予測できるようになってきました。Twitter上でも、フォロワーがどのような属性で、どのようなツイートにどのような反応をしてくれるのか、といった具合に。
――そうなると、フォロワーの反応を意識してツイートの内容を考えることもありますか?
話題選びという意味ではありますが、受けることを意識して主張を変えるようなことはないですね。
――今後のTwitterは、どのようになっていくと思われますか?
国内では以前「Twitterクローン」と呼ばれる対抗サービスが多数提供されていましたが、最近ではTwitter連携サービスが増えていて、それらの起点としての存在感が増していますね。はてなブックマークがTwitterの連携機能を強化していたり、他でもライブドアの「ロケタッチ」など、関連するツイートを目にする機会が増えています。
一方で、Twitterの形式にはあまり合わない部分(文脈のコントロール、過去ログの保存など)については、もしかしたらmixiがすすめるオープンなプラットフォーム(2010年9月10日の発表が予告されている)がヒットするかもしれないという期待をしています。
――Twitterでは、ツイートにさまざまなデータを付与できる「アノテーション」機能が予告されていて、こちらによっても使われ方が変わる可能性がありますね。まつもとさんご自身として、これからのTwitterとの付き合い方はどうでしょうか?
あまり大きく変わることはないと思います。「フォロワー1000人」の最後ではTwitterの用途として「すばやい情報入手・伝達」「ディスカッション・ブレインストーミング」「気分転換や癒し」という3つを挙げました。最近ではそれに加えて「人と会うきっかけ」となることも多くなっています。
「チーム奈落」のときもその1つでしたが、電子書籍やコンテンツビジネス関係で話をしたいとか、いちど会いませんか、といったお声がけをいただく機会があります。ありがたいことなので、積極的に足を運ぶようにしています。
――なるほど。リアルな関係に繋がっていくのはとてもいいですね。ありがとうございました。
2010年に入ってから「フォロワー1000人」企画の後日談をと思いつつ、編集部の対応が追いつかず、十分な企画ができていませんでした。たいへん申し訳ありません。
まつもとさんの最近のTwitterでの活動は、ご自身の興味のあること、できることを突き詰めた結果としてスタイルが固まり、地に足のついた、以前よりも見ていてわかりやすい活動を続けているという印象があります。
ひとことで言うと「セルフブランディング」ということになるかもしれませんが、Twitterなどを利用して多くの人とコミュニケーションをするにあたり、自分は何に興味があり、どのようなことを提供できるのか、といったことをわかりやすくしておくことは、コミュニケーションを促進することにつながり、相手にとっても自分にとっても意義があることです。それは「フォロワー数を増やす」ということよりも、大事なことかもしれません。
おひさしぶりです、まつもとあつし(@a_matsumoto)です。
2009年11月に、約120人だったフォロワーを1000人にする「フォロワー1000人できるかな?」企画にチャレンジし、無事達成できました。読者の皆様、フォロワーの皆様のおかげです!
フォロワーが1000人になった後はどうするのか? というご意見もいただきました。Twitterにおいてフォロワーを増やすことは最終目的ではありません。そうして広がった関係の中で、実際の生活が楽しくなったり、仕事に役立つコミュニケーションができたりすることをお伝えしたいと思いました。
そこで「フォロワー1000人 その後」を、何回かに分けてレポートします。よろしくお付き合いください。
さる2010年2月6日、私はTwitterの「チーム奈落」のオフ会に参加しました。Twitterでのオフ会に参加するのは、これが初めてのことです。
Twitterでは、何らかの特定のテーマに沿って大勢で話すときに、情報を集約しやすいように「ハッシュタグ」と呼ばれる「#」で始まる記号を利用します。「フォロワー1000人できるかな」企画では「#follower_1000」というハッシュタグを使いました。
「チーム奈落」は、「#team_naraku」というハッシュタグを使い、おしゃべりを楽しむ人たちです。利用するソフトによってはハッシュタグで検索した結果は1つのまとまったタイムライン(ツイートの流れ)として見られるので、「#team_naraku」の検索結果は、さながらリアルタイム掲示板のようになります。
チーム奈落では、何か特定の話題について議論や情報交換をしているわけではなく、ハッシュタグ「#team_naraku」を付けてツイートすることで、ゆるやかなつながり、クラブ活動のような、ちょっとした所属意識を共有しています。
「チーム奈落」の存在を知ったのは、「フォロワー1000人」への挑戦を始めたばかりの頃に、私の何気ないツイートに返信してくれたり、リツイートしてくれたりと、よく「絡んで」くださった方が、ときおり「#team_naraku」を付けたツイートをしていたのがきっかけでした。
後ほど紹介するその方が何かにつけて絡んでくれたことは、「フォロワー1000人」に挑戦し、Twitterの楽しみを見つけていく中での、大きな心の支えとなりました。松村太郎さんのインタビューで伺ったところの「チアリーダー」にあたる方だと、私は思っています。その後、私がフォローしていく人の中には「#team_naraku」を使う人が1人、2人と増えていきます。
至言・格言的な「とっておきの一言」をツイートする人が多かった私のタイムラインにあって、「#team_naraku」の付いたツイートは、あいさつの一言だったり、ぱっと見ただけでは意味が分からない言葉遊びめいたものだったりと軽いものが多く、楽しそうな雰囲気が感じられました。
そのような折、よく絡んでくださっていた方から「チーム奈落のオフ会を今度やるのですが、参加されませんか?」と、お誘いをいただきました。
改めて考えてみると「チーム奈落」とは、ちょっと自虐的なニュアンスのある名前です。彼らは「奈落民」と自称することもあり、「#team_naraku」を付けたツイートにどっぷりとはまることを「奈落に落ちる」といった言い方をすることもあります。
いったい、どのような人たちの集まりなのでしょうか? 楽しみ半分、不安も半分でしたが、聞けば、Twitter上に集まった「奈落民」が顔を合わせるオフ会は、今回が初めてとのこと。となれば、オフ会に集まる方々のほとんどは初対面同士、ということでしょう。
それならばかえって参加しやすいはずだと思い、また、これまでお世話になった方と実際に会い、お礼をしたり、いろいろとお話もしたくて、都内のイタリア料理店で開催された「第一回奈落オフ会 in 東京」に、おっかなびっくりで参加しました。
少し早めに会場に着くと、すでに30人ほどの「奈落民」の皆さんが集まっていました。最初に受け付けを済ませると、名札と参加メンバーの一覧表が渡されました。名札にはTwitterのアイコンが表示されていて、奈落民どうしなら、誰が誰なのか、一目で分かります。幹事の@karura8さんが中心となって準備されたそうですが、見事な仕切りです。
学生から社会人まで、いろんなバックボーンの方が、都内だけでなく全国からやってきて、「あの@○○さんですね!」とTwitterのアカウント名で呼びあっています。
「チーム奈落」という名前や激しいツイートの応酬から想像していた、Twitterに夢中になりすぎの人たちといった印象はまったくなく、ごく普通の人たちが集まり、ワイン片手に和気あいあいと会話が繰り広げられています。
ハッシュタグ「#team_naraku」を最初に提案(2009年12月5日深夜とのこと)したのは、@wanderer_keikoさん。チーム奈落の創始者ということになります。
「チーム奈落」誕生のきっかけは、変わり種ドリンク(『ペプシしそ』『ペプシあずき』などの変わり種ドリンク)を飲んだをツイートしたこと感想から、だったそうです。
「もともと私は、個人的なつぶやきを書きたくてTwitterを始めていました。時おりドリンクの感想をつぶやいていたら、@karura8さんや今の奈落民の方たちが絡んでくれるようになりました。そのような中で、みんなTwitterにはまり込んでいく......ということから@karura8さんが最初に「奈落」という言葉を使い、@YO_KO3さんが「チーム奈落」と言い、それが「TEAM NARAKU」になり、ではハッシュタグに、と私が提案しました(@wanderer_keikoさん)」
チーム奈落誕生から、わずか2か月後のオフ会開催時点で1600人以上が「#team_naraku」を使っている状態に、@wanderer_keikoさんも「まさかこんなことになるとは......」と驚いているそうです。これだけ大きなコミュニティを作ったのだから、ネットの達人なのでは、と想像していたのですが、反対に、ブログやmixiの経験はほとんどなかったとのことです。そのような方が、意図しないうちに、しかも短期間でこれだけ大きなネットワークを築いているということに、驚かされました。
オフ会の参加も今回が初めて。初めてのオフ会の感想は「ふだんTwitterをやっていても感じることですが、こうやって実際に顔を見て話ができると、『あー、世界が広がったなあ』って実感します」。
さて、「フォロワー1000人」挑戦当初から、すごい勢いで(良い意味で)絡んでくれた、私にとっての「チアリーダー」的な存在の方は、@shepherd_farmさんです。
始めは、正直なところ「なんでこんなに返信やリツイートをしてくれるんだろう?」と不思議に思う面がありました。しかし、松村太郎さんのインタビューで「チアとバディ」の話を伺い、「そうだ! まさにこういうことをしてくれる方がチアリーダー的な存在なんだ」と、とてもうれしく感じるようになりました。
その後になって気づくのですが、@shepherd_farmさんは筋金入りの奈落民。皆さんからは「姐さん」とも呼ばれていました。1か月に1万1千ツイート(2010年1月)を記録したこともある、ある意味で非常にハイレベルな方です。
お話を伺ってみると、「フォロワー1000人できるかな」を読んで私のことを知り、絡みはじめてくれたそうです。当初は男性かと思っていたのですが、だんだん会話をする中で、女性だとわかりました。
実際にお会いした@shepherd_farmさんは小柄で、芯が強そうな感じもありながらもおしとやかな雰囲気の女性で、月に1万1千ツイートもするような猛者(?)といった雰囲気はまったく感じられませんでした。しかし、はるばる福島県から「高速バスで来ようとしたら途中で(豪雪のため)止まってしまって、しかたがないから新幹線で来たんです」とのこと。やはり猛者なのかも......。
「フォロワー1000人できるかな」の企画に取り組んでいたときには、まだTwitterに慣れていなかったこともあり、どのようなツイートをすればいいのかわからなくなることもありました。けれども、@shepherd_farmさんのような、私にとっての「チアリーダー」の存在に助けられた場面も多かったのです。
何かをツイートすれば、きっと絡んでくれる、そこから反応の輪が拡がっていく、という期待があるのとないのとでは、Twitterとの向き合い方が変わってきます。今回感謝の気持ちが直接伝えられたのは本当に良い機会でした。
お話をしたところ、@shepherd_farmさんは普段は教育のお仕事につかれているそうです。それなのにこれだけツイートできるのも凄いことですが、うまく人に「絡んで」良さを引き出せるのは、そういったバックボーンが活きているのかもしれません。
オフ会には、企業のTwitterアカウントの「中の人」も何人か参加していました。Q&Aサービス「OKWave」の公式アカウント「@okwave」さんは、もその1人です。普段から公式アカウントで、「#team_naraku」を付けたツイートをされています。
日中はユーザーサポートの一環としてTwitterを活用する@okwaveさんですが、夜中は同じ@okwaveのままでいながら、自社サービスとは関係なく「奈落」を楽しんでいるとのこと。「個人アカウントも持っているけれど、ほとんど使っていません」だそうです
「企業」というよりも「個人」を意識させられるTwitterでは、こういったオン・オフの切り替え方も有効だと言えそうです。できるおじさん(@dekirunet)にもがんばってもらわなければ(笑)。
こうして、奈落オフの夜は更けていきました。締め切りを抱える私は一次会で失礼させていただいたのですが、どうやら5次会6次会といったあたりまで楽しんだ方もいらしたようです。Twitterでの日常的なコミュニケーションがあるので、じっくり語り合いたい、という機運が高まっていたように思います。実際、オフ会後は、さらに「#team_naraku」のログのスピードが上がって、大変なことになっていました(笑)。
また、「写真部」や「文具部」、「水無しメロンパン&おやつ部」など、チーム奈落内に「部活」よばれるさまざまな集まりができ、新しいつながりが生まれています。
このオフ会を通じて感じたことは大きく2つあります。1つは、ハッシュタグを利用したツイートで、Twitter上での「関係作り」を多面的でおもしろいものにできる、ということです。
「#team_naraku」のようなハッシュタグを付けてツイートすることで、フォロー・フォロワーの関係を越えて、ハッシュタグを利用する多くのユーザーにツイートが読まれることになります。
また、ハッシュタグを利用してツイートを読むということは、フォローしたユーザーを軸にするのではなく、特定のテーマを軸に情報を収集し、そこから新しいユーザーを見つけることができます。また、ハッシュタグをつけてツイートしていると、そのテーマに関心の高いユーザーにフォローしてもらえる可能性が高まります。
一連のやりとりから、もし相手と実際に会う場合には、さまざまな側面をあらかじめ知ることができます。だからこそ、会った時のコミュニケーションもより濃密で意義のあるものになる可能性が高まります。自分自身の多様な興味・関心をTwitterで表現し、交流を深めることができるのです。
もう1つは、どちらかと言うと、「意味や価値のあるつぶやき」をすることがフォロワーを維持し、増やすコツとされる一方で、「他愛のないつぶやき」でもハッシュタグによる集団化で、まったく別の価値を生み出す可能性がある、ということです。「#team_naraku」タグを通じて新しいネットワークが次々と生まれていることは、それを証明しています。
なんだかすごいことをつぶやくフォローが多くて、何をつぶやいて良いか躊躇してしまう、という人は、チーム奈落のようなカジュアルツイート中心の集まりに飛び込んでみるのも、おすすめと言えそうです。一見単純に見えて、奥が深いTwitter。そこには新しい世界が広がっているはずです。
できるポケット+ iPhoneでGoogle活用術 まつもとあつし&できるシリーズ編集部 著 定価998円(本体950円+税) 2010年4月16日発売 |
2月のイベントのレポートがこの時期になってしまいました。快くオフ会にお迎えいただいたチーム奈落の皆様、レポートが遅くなりまして申し訳ありません。
実は、レポートの遅れた一因に、新しい著書の制作が大詰めであったことがあります。その新刊「できるポケット+ iPhoneでGoogle活用術」が、4月16日に発売になります。
チーム奈落オフに参加された方々の間でも所持率が高かったiPhoneですが、iPhoneでできることは、当然ながらTwitterだけではありません! 本書では「Gmail」「Googleカレンダー」「Googleリーダー」などGoogleのサービスとiPhoneを連携させ、さらにパソコンも合わせたトータルな情報管理環境を作っていくためのワザを解説しています。さらなるiPhone使いこなしのために、ぜひ本書をお役立てください。
発売前に電子書籍版を読んでいただける、モニター企画も実施中です(2010年4月8日まで)
『できるポケット+ iPhoneでGoogle活用術』発売記念 読者モニター募集
twinavi(ついなび) | Twitter公式ナビゲーター |
meyou.jp(ミーユー) | Twitter関連のコンテンツを掲載 |
ついっぷるナビ | 注目アカウントを紹介 |
bit.ly | 短縮URLを作成 |
SocialToo | 自動フォロー、フィルタリングなど |
Tweethopper | フィードを投稿、マルチポスト、自動フォローなど |
FutureTweets | 予約ツイート |
Twuffer | 予約ツイート |
Togetter(トゥギャッター) | ツイートのやり取りをまとめて保存・共有 |
Tweet Scan | 自分のツイートをダウンロード |
Twilog(ついろぐ) | 1日のツイートをまとめてブログに貼り付け |
ついったー(Twitter)発言まとめツール ver2.0 | キーワードに関するツイートをまとめてブログに貼り付け |
ツイポーート | ログをブログに貼り付け/バックアップ |
buzztter | 人気のキーワードを表示 |
Twitty | Twitterで話題のサイトをランキング |
TweetBuzz | Twitterで話題のURLを掲載 |
Twib | ツイートされたエントリーを掲載 |
TwitScoop | Twitter上のトレンドや口コミ情報をリアルタイムで視覚的に把握 |
Tweetboard | Webページの端にツイート数を表示(Mac) |
OKetter(おけったー) | Twitterを通じて質問し、回答がもらえる。OKWave関連サイト |
Q&Aなう | 登録ユーザーに質問・回答 |
Quetter(クエッター) | 自分のフォロワーに質問・回答 |
tsunotter | アンケートを収集 |
Topsy | ツイートの検索、言及の多いURLのランキングなど |
ConvoTrack | 指定したWebサイトに言及したツイートを表示 |
BackTweets | 指定したWebサイトに言及したツイートを表示 |
Tweetvite | イベントの参加者を募集 |
セミッター | イベントに関するツイートを共有 |
スポルタァァァ! | スポーツを観戦しているファンやサポーターのツイートを共有 |
ふぁぼったー | Faviriteされたツイートをリストアップ |
なうったー | 「○○なう」のツイートを検索 |
hashtagsjp | ハッシュタグ検索・分析 |
Twitterと政治(α) / ぽりったー | 政治家のツイートを一覧表示 |
TweetMap | 近所でツイートしたユーザーを検索 |
Twitterプロフィール検索 | プロフィールからユーザーを検索 |
Twitter Counter | フォロワーの増減などをグラフ表示 |
TweetStats | ツイートを分析 |
脳内スキャンβ | ツイートした話題の傾向を分析 |
Twitter Grader | ユーザーの点数を測定 |
ツイットヤム | ユーザーの価値をお金に換算 |
tweet cloud | ツイートを解析してタグクラウドを作成 |
ReTweeter(りついったー) | リツイートから自分の発言の影響力を分析 |
viratter(バイラッター) | ツイートがリツイートされる流れを可視化 |
TweetFeel | 特定のキーワード(2010年3月現在では英語のみ)を分析して「好きか嫌いか」を判別 |
Refollow | フォロワーの情報を管理 |
TWTRFRND.COM | 2ユーザーに共通のフォロワーを表示 |
Friend or Follow | フォロー状況を一覧で表示 |
DoesFollow | あるユーザーが、あるユーザーをフォローしているかどうかを確認 |
DoesFollow List Check | あるユーザーのリストに、あるユーザーが含まれているか確認 |
Mentionmap | ユーザー同士のつながりをマップ表示 |
When Did You Join Twitter? | ユーザーがTwitterを始めた日を表示 |
twitter population counter | Twitterの総ユーザー数を表示 |
Tweet Blocker | 迷惑ユーザーの可能性があるユーザーをブロック |
TwitChuck | 指定したユーザーがスパムかどうかを判定 |
UnTweeps | 最近ツイートしていないユーザーをまとめてアンフォロー |
ConversationLit.com | やり取りした相手をリストに取り込む |
ついったー名刺ジェネレータ | プロフィールから名刺データを作成 |
TwiBack | 背景とアイコンを指定したスケジュールで自動更新 |
ツイッターアイコンメーカー | 顔アイコンを作成 |
FeedTweet(フィードツイート) | フィードをツイート |
Twitterfeed | フィードをツイート |
Twitter Lists To RSS | リストのツイートをフィード化 |
Twitter "Follow" Badge for your site/blog | Webページの端に「Follow me」アイコン設置 |
Twitterのウィジェット | Twitter公式のブログ用ウィジェット |
ツイテレ | テレビを見ながらのツイートを集約 |
ピーチク | テレビ、ラジオ番組を視聴しているグループに参加してツイート |
teletter | テレビ関連のツイートをまとめて表示 |
TwitPic | Twitterに写真をアップロード |
PingWire | Twitterにアップロードされた写真をリアルタイムに表示 |
Flickr my background | Flickrの写真を自動的に反映 |
USTREAM | ストリーミング中継サイト。Twitterを利用してチャットができる |
Twitcam | Twitterアカウントで利用できるストリーミング中継サイト |
TwitVid | ビデオ共有 |
TwitPaint | お絵かきを投稿 |
Tabetie(たべてぃ) | ツイートされたグルメ情報を集約 |
読んだ4! | 読書記録をつける |
みんなの花粉症なう! | 花粉症の症状に関するツイートを収集し、全国の花粉症マップを作成・提供 |
ふれっしゅ! | 新社会人となる内定者のツイートを共有 |
あらったー! | 自分宛のリプライをメールで通知 |
Qwitter | フォローをはずされたときにメールで通知 |
FREE PowerPoint Twitter tools | Microsoft PowerPointのプレゼンテーションにツイートを表示 |
TwInbox | Microsoft OutlookにTwitterを統合 |
Tweet Bubbles | 特定キーワードを含むツイートをデスクトップへ吹き出し表示 |
Twibow(ツイ坊) | ボットを簡単に作成 |
ギフトナウ | TwitterIDやメールアドレスを利用してギフトを贈る |
HootSuite | 日本語化はされていないが、非常に多機能 |
Seesmic Web | TwitterのIDで利用できる。日本語にも対応 |
Brizzly | トレンドやニュースの表示機能が特徴 |
ついっぷる | Twitter初心者用でシンプル |
Twimode(ツイモード) | テレビやレストランに関するコミュニティ機能が特徴 |
CoTweet | ビジネス向けで多機能 |
TweetDeck | タイムラインや検索結果などを並べて表示できる。動作には「Adobe AIR」が必要 |
Seesmic Desktop | 動作には「Adobe AIR」が必要 |
Seesmic for Windows | Windows 7に最適化されている |
夜フクロウ | Mac専用。Mac OS X 10.5.8(Leopard)以降に対応 |
Twit | シンプルな画面でTwitter初心者におすすめ |
MZ4 | mixiやGmailなども使える。動作には「.NET Framework 2.0」が必要 |
Tween | 指定したユーザー名やキーワードに該当するツイートを自動で振り分けられる。動作には「.NET Framework 2.0」が必要 |
※分類の変更や追加すべきサービスなどは@dekirunetまでお寄せいただけましたら幸いです
★有名人や企業のアカウントもまとめています。合わせてご覧ください
有名人(タレント、スポーツ選手など)アカウント一覧
Webサービス・メディア系アカウント一覧
企業・お役立ちアカウント一覧
こんにちは、松本淳(@a_matsumoto)です。2009年4月にインタビューさせていただいた林信行さん(@nobi 記事:Twitterは「リアルタイム検索エンジン」)のように「おいしいラーメン屋さんをTwitterで尋ねてリアルタイムで反応をもらう」といった楽しみ方をしたい、という素朴な思いから始まった、この約2ヶ月の企画。スタート時(2009年11月6日)には127人だったフォロワーが、12月13日に、とうとう目標の1000人を超えました!
この間、いろんなできごとがありました。小学生時代に夢中になって読んだ「こんにちはマイコン」のすがやみつる先生(@msugaya。一般には「ゲームセンターあらし」が有名ですね)とTwitterでコミュニケーションできたこと(第2回で紹介)は、特に強烈な体験でした。
そして、フォロワーが増えるにしたがって、様々な方から返信やリツイート(※1)で反応をいただくことが増えていきました。それにつれて、単に検索エンジンのように知りたいことを教えてもらうだけではなく、Twitter上の会話をきっかけに、自分の思考・考えが広がっていったことにも気づかされています。
第3回の記事で紹介した、Google日本語入力のメカニズムについて、自然言語処理を研究されているYo Eharaさん(@niam)からご指摘をいただいたことは、そうした経験のひとつでした。他にも、私の研究分野である著作権のこと、政治や出版の未来に関すること、そしてTwitterの便利ツール情報など......。この連載が無事に最終回を迎えられたのは、そういったフォロワーの皆様からいただいた刺激や、励ましによるところが非常に大きいと感じています。
mixiやブログでは得られなかった体験を、Twitterに本気で取り組むことで、ギュッと凝縮して味わうことができた2ヶ月間でした。改めて、フォロワーの皆様にそして、温かく時に厳しく(?)見守ってくれた、できるネット+編集部の通称「できるおじさん(@dekirunet)」に感謝です!
連載の第1回では、最初の段階で考えていたフォロワー1000人を目指すための5つの方法を紹介しました。この段階では「フォロワーを1000人」という数字を強く意識したものとなっています。
しかし、第2回でのコグレマサトさん(@kogure)、いしたにまさきさん(@masakiishitani)のインタビューで「フォロワーを急に増やすのは危険」というショッキングな指摘をいただいたこともあり、そもそもの取り組み方を変えていきました。
もちろん数字を意識しなかったわけではありませんが、話の合いそうな方をたくさん探して、たくさん会話をして、その結果として、直接会話をした方や、会話を見ておもしろがってくださった方がフォロワーとして増えていく、という形を目指しました。
ということで、以下に新しい「5つの方法」を紹介します。これは「効率よく1000人までフォロワーを増やす方法」にはなっていません。Twitterを楽しみ、多くの興味深いユーザーと出会うための方法だと考えています。時間はかかるかも知れませんが、その結果として、より強い関係でつながったフォロワーが増えるはずです。
1. 話の合いそうなユーザーをいろいろなツールを駆使して探し、積極的にフォローする
2. 見つけたユーザーとつながっているユーザーもフォローしていく
3. プロフィールや背景画像・アイコンに一工夫
4. リツイートや返信で会話をつなぎ、関係を作っていく
5. ハッシュタグを活用する
1の「いろいろなツール」のひとつとして、第2回ではTwitterのホームページから興味のあるキーワードで検索する方法を紹介しました。その他でよく利用したのは「MentionMap」というサービスでした。今後もこうした、ユーザー探しに役立つサービスは多数登場すると思います。
自分や気になるユーザーのIDを入力すると、そのユーザーとよくやりとりをしているユーザーの関係図を表示してくれます。やりとりの多さはつながりの太さとなって現れるので、視覚的に関係が見えやすいのが特長です。ここから「友だちの友だち」をさがして、フォローする人を見つけるのです。フォロワーの方どうしの会話から、存在を知りました。
その他、この企画を進める中でお世話になったサービスを、3つご紹介します。
キリ番さん
@kiribansanをフォローしていると、フォロワー数やツイート数が、ぞろ目やきりの良い数字になったときにメッセージで教えてくれます。フォロワー1000人達成の瞬間には残念ながらメンテナンス中だったようですが、やはりこれも目安となりますし、つぶやくネタを提供してくれます。
TwitterCounter
フォロワーの方から教えていただいたサービスです。フォロー・フォロワー・つぶやきの推移をグラフで表示してくれます。自分のデータだけでなく、他のユーザーとの比較もできて高機能。数がすべてではない、と言いつつも、ときどき確認して励みにしていました。
TweetLevel
こちらもフォロワーの方から教えていただきました。自分の発言の影響度などを計測し、点数を表示してくれます。フォロワーが増え、リツイートされることが増えていくことで数値も伸びていきます。かなり励みになりました。
第1回の段階では「#followmeJPタグを活用する(#followmeJPというハッシュタグを利用することで、多くのフォロワーを増やしたいユーザーの目に止まり、フォローしてもらえます)」という項目を入れていたのですが、今回、これははずしました。効果はかなり高いようですが、今回はもう少し苦労して、また、前述のように、会話によって関係を作ることにこだわってみたいと考えたためです。
Twitterを始めたばかりでとっかかりになるものが見つからないという方には、自分の趣味などの自己紹介とともに、#followmeJPタグを付けてつぶやいたり、#followmeJPタグを検索してフォローする相手を探すことも、手軽で、効果的な仲間を探す方法になるのではないかと思います。ただ、これに頼りすぎないほうが良いかなというのが、私の感想です。
その代わりに、「4. リツイートや返信で会話をつなぎ、関係を作っていく」を加えました。フォロワーの数が100人を超えたあたりから、思わぬ方から返信をいただいたり、リツイートされることがあり、とても楽しくて刺激的な体験ができました。
ということは、私のほうからも(迷惑でなければ.........)そういった体験を提供できるかもしれない、ということで「積極的に一歩踏み出す、絡んでいく」ようにしています。
「絡んでいく」といっても茶々を入れるような感じではなく、そのやりとりに貢献するような合いの手を入れるイメージです。質問をするときでも、学校の授業で「良い質問ですね」と評価されるような、あるいは同じクラスの仲間に「それ俺も聞きたかった!」と感じてもらえるような、そんな内容を心がけるようにしています。
そのためには自分からすすんで手を挙げる勇気が求められますが、そこで一歩踏み出すことで松村太郎さん(@taromatsumura)の言う「チアリーダー」や「バディ」が現れて、または自分を「チアリーダー」や「バディ」だと感じてくれる人ができて、きっと応援してくれるはずです。私も、この企画を通じて、Twitter上でのチアリーダーやバディだと思える方を見つけることができました。これまでに返信やリツイートを何度も送ってくださった方たちが、まさにそうです。
連載を始めてから(編集部注:正確には執筆途中の10月30日に)Twitterに大きな機能追加が行われました。それがリスト機能です。自分がどのようなリストに加えられ、どんな人と共にグループ分けされているのかを確認できるので、自分のツイートがどう受け止められ、他の人からどのように見られているのかを客観的に知ることができるようになりました。また、フォローする相手を見つけるときにもとても役立つ機能です。
この新機能をいちはやくサポートするべく、クライアントソフト(※2)のバージョンアップも相次ぎました。
私は連載当初はTwitterのクライアントソフトとして、企画の開始時にはPC用に「TweetDeck」、iPhone用は「Echofon」を利用していました。この2つのソフトは、シンプルな画面設計で一覧性に優れているので、たくさんのツイートを読み、話の流れを追っていくことが簡単になっています。初めてTwitterのクライアントソフトを使うならば、お勧めできるペアではないかと思います。
企画の途中で、フォロー数が200~300を超えたあたりから、タイムラインが猛烈な速さで流れていくようになり、シンプルなツールではそれを追うことが難しくなります。この頃にPCでは「HootSuite」、iPhoneでは「TwitBird Pro」または「HootSuite(iPhone版)」を使うようになりました。
HootSuiteは、ユーザーをグルーピングする機能が非常に強力なので、追いかけたい話題ごとにグループを作ってツイートを見ています。また、Webブラウザで動作するため他の作業と並行して利用しやすいのが気に入っています。
TwitBirdProは、自分宛ての返信やリツイートがあったときにプッシュ通知をしてくれるため、すばやく反応できるようになります。
これらのクライアントソフトは、Twitterと向き合う上では避けて通れない「タイムラインが追えない!」という問題にどう対処するか、そのときに誰かのフォローを解除するべきか、という悩みに、ひとつの答えを与えてくれます。
クライアントソフトのグループ機能やフィルタ機能を使えば、あるタイミングで突然大量につぶやき始めるユーザーや、全体的なタイムラインの流量増加にも、うまく対応できます。
これらのツールの助けも借りつつ、松村さんのインタビューの中であった、「身近な、自分にとっては当たり前のできごとも、他の人と価値を共有できる可能性がある」こと、そして、「その時その場で自分でしか情報発信できないことには、他に替えられない価値がある」ことを忘れずに、機動力をもってつぶやいていきます。そのためにもiPhoneのフリック入力にもっと慣れなければ!
2ヶ月間のチャレンジが終わりました。フォロワー1000人という目標は達成し、「さて次は?」という質問もいただいています。
次は1万人を! というようなことは考えていません。ここまでにも述べてきたように、会話を楽しむこと、関係を作っていくことが大事だと考えていますので。2ヶ月足らずでフォロワー1000人というのもコグレさん・いしたにさんに指摘をいただいたように、かなり無理のあるペースだったと反省する部分もあります。
mixiやあるいは2ちゃんねるとは異なるネットコミュニティとの向き合い方が生まれるのがTwitterのおもしろさであり、それはある程度のフォロワー数がないと体験できないことは間違いありません。ただ、あまり急激に増やすと負担が増してしまい、嫌気がさすこともあると思います。
私は今回「仕事」としてかなり時間をかけられたことと、クライアントソフトの利用を工夫したことで、そうした問題は回避できました。しかし趣味として楽しむ方は、実際の生活のペースとあわせてじっくり取り組むのが正解です。
でも、何か目標があったほうが楽しいことは確かです。個人的には、今勉強を進めている英語でもつぶやいて、海外のTwitterユーザーともやりとりを始めていきたいと考えています。
2010年1月よりアルクさんの「TOEIC800攻略日記」いうブログ企画に参加することになり、Twitterとも連携させてチャレンジをしていくつもりです! こちらも800点という目標を約5ヶ月での達成を目指すというものですので、ときどきその様子についてツイートしていきます。
また、ASCII.jpさんでも特集連載が年明けから始まります。その取材の模様などもつぶやいていけたらと思います。今後ともよろしくお願いいたします!
今回の企画を通じて、実際にお会いする人から「Twitterが何の役に立つのか?」という質問を受けることも増えました。最後にそれをまとめて、連載を締めくくりたいと思います。
私の場合は、以下のような具体的なメリットがあったと感じています。
1.すばやい情報入手と伝達のツール
Twitterでの情報流通は圧倒的に速いです。新聞はもちろん、テレビやネットのニュースメディアよりも早く現場からの情報が届き、あっという間に広がっていきます。これは、自分のフォロー数を200~300ぐらいに増やした頃から、しばしば見られるようになりました。
2.ディスカッションやブレーンストーミングの場
自分の意見や考えをツイートしたことに対して反応をいただいたり、他の方のツイートに反応することを通じて、同意や、自分とは異なる意見を意見をいただくことができました。中にはその分野に精通した専門家からの貴重なご意見もあり、自分の思考や視野が広がりました。
3.気分転換や癒しの機会
ちょっとした悩みや愚痴をつぶやくことで、励ましや助言を得られ、気持ちを切り替えるきっかけになる場面が多々ありました。これは、精神衛生的にけっこう大きな意味がると感じています。
この企画を始める前、フォロワー100人前後の頃には、なかなか反応が返ってこなかったり、タイムラインがあまり動かない状態が続いてしまっていました。そうした状態を脱して新しい世界を体験するべく、こうして本腰を入れて取り組む機会を持てたのは、大変意味があったと感じています。
もちろん、ここでの「取り組む」とは「フォロワーを増やすぞ」という方向ではなく、話が合いそうな人を見つけて、積極的にフォローして絡んでいく、という活動を意識的にやってみた、ということです。
松村さんは、家を出てから会社に着くまでに10回ツイートする、という提案をされていました。私の場合は、仕事が立て込んでいなければ1時間に1回はつぶやこうと思っていましたが、そういう意識を持っていると、ニュースについてツイートしたり、おもしろい発言をリツイートすることで、いつの間にか、かなりの量をつぶやくことができてしまっていました。
来週~再来週は、Twitterが日本でブレークしてから初めての年末年始です。こたつでみかんでも食べながら、じっくりTwitterを楽しんでみてはいかがでしょうか? 私も引き続きいろいろとつぶやいていますので、ぜひ絡んできてください!
こんにちは、松本淳(@a_matsumoto)です。「フォロワー1000人」企画も第3回。11月6日の第1回執筆時には126人だった私のフォロワー数は、約1ヵ月が経過した12月4日現在、現在850人を超えている状況です。1000人まであともう少しです!
これまで、さまざまな方法を試したり、第2回でインタビューさせていただいたコグレマサトさん(@kogure)、いしたにまさきさん(@masakiishitani)をはじめ、多くの方からご意見をいただいてきました。
そうした中で感じるのは、多くのフォロワーがいる(=多くの方にツイートを読んでもらえる)ことに価値があるのはもちろんですが、ただフォロワー数にこだわるよりも、積極的にTwitterを楽しみ、一歩踏み出してコミュニケーションを取ることがより大事だということ。これは前回も書いた通りです。そして、そのためには、いかにフォローするか、どのようなスタンスで他の人のツイートを読み、会話に加わっていくかが大切です。
Twitterは、千人、一万人といったこれまでではなかなか経験できない単位のユーザーと、フォローする/フォローされる関係を作っていけるサービスです。しかし、結局のところ大事なのは、話の合う方、自分に関心を持ってくれて、いざというときに助けてくれる方たちとの関係を作るという、現実世界と同様の、ごく当たり前のことだと実感しています。
そうした関係を核とし、その周辺で私に興味を持ってくれた方が気軽にフォローし、何かのきっかけで会話に加わってくれる、という形でフォロワーが増えていくのが理想的な姿だと言えそうです。
「関係を作る」ということを考えていく中で、どのようにユーザーを探し、会話をしていけばいいのか? また、リアルタイムで話題が進行していくTwitterですばやく対応するにはどうすればいいのか? といったことが、最近の新しい課題となってきています(課題がレベルアップしてきたような気がします!)。
そうした課題を解決するヒントをいただけることも期待して、11月24日に、慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)上席研究員の松村太郎さん(@taromatsumura)にお話を伺ってきました。SFCでは毎年、研究成果を一斉に発表するORF(オープン リサーチ フォーラム)というイベントを六本木ヒルズのアカデミーヒルズで開催しています。今回は、取材前に松村さん主催のTwitterに関するセッションにも参加しました。
松本:私が松村さんのことを初めて知ったのは、2004年に「CNET Japan」に掲載されていたコラム「大学サークルの新歓活動もメッセンジャーで」でした。当時SFCの学生だった松村さんが、「SFCではサークルの新歓活動をWindowsメッセンジャーで行っている」と書かれているのを、大変興味深く拝見しました。
松村:SFCでは早くから学内全域に無線LANの設備が導入されていましたから、どこでもパソコンを持ち歩いてWindowsメッセンジャーを利用できました。授業中、私語をせずにWindowsメッセンジャーで話していたぐらいです(笑)。
松本:あの頃から5年が経ち、Twitterが登場して、新しいコミュニケーションの形が生まれているのではないでしょうか。授業のノートをTwitterで公開・共有しようという「sfcnote」も、そうした新しい試みのひとつかなと思います。
松村:そうですね。学内の連絡手段としてゼミ専用のSNSが用意されていたりもするのですが、日常的なコミュニケーションはTwitterに移行しつつあると感じています。重要な連絡用にはメーリングリストが使われていて、それ以外はTwitterという感じですね。
「sfcnote」のような取り組みについては、海外の大学ではさかんに行われているフリーフローエデュケーション(※1)の流れにあるものだと解釈しています。しかし、これまでSFCの授業はインターネットで広く公開されることを前提として設計されたものではないため、先生側には困惑もあります。
また、海外のフリーフローエデュケーションは、大学から社会へ知を還元し、大学に人を集めるという目的があります。「sfcnote」がそうしたシステムの中にあるかというと、まだそうではないかもしれません。SFCの先生のTwitter利用者は20~25人だそうで、まだ、Twitterのコミュニケーションに対する構えが不足しているということでしょう。今後、授業の再設計も必要になってくると思います。
現在、非常勤講師として教鞭を執っている嘉悦大学の授業では、履修者全員にTwitterを使ってもらい、授業中の質問や感想、課題提出をTwitterを通じて行ってもらうという、実験的な授業スタイルに取り組んでいます。学生の自発的な活動に加えて、大学や授業がオフィシャルに取り組むことも大切でしょうね。
松本:なるほど。第2回のインタビューでも、ブログなどに慣れていた人にとってもTwitterは新しい体験であり、利用法が定まるまでには時間がかかったという話がありました。個人だけでなく、学校や組織も変わっていくことが求められるのかもしれませんね。
今日のセッションでは、ノマド・ワーキング(オフィスなどの固定された場所でなく、移動を伴いながらどこででも仕事をする働き方)の話題も出ました。Twitterのようなツールの登場で人と人とのかかわり方が変わり、働き方の変化や、それを支える社会インフラの変化も求められていく、という話でしたが、大学に限らず、社会全体でもも起きつつある変化だと言えそうです。
松本:Twitterによって、コミュニケーションにどのような変化が起こっていると感じていますか?
松村:基本的には、ブログなどから地続きのものだと思います。ブログはなかなか続けることが大変な面もありましたが、Twitterは比較的、楽に続けることができます。しかし、どちらにおいても、長く続けていけるかは、自分が書き込んだことから何らかのフィードバックを得る経験をできたかどうか、が別れ目であると思います。
ブログの場合は、1年ぐらい書き続けていくことで、過去ログが自分に示唆を与えてくれるようになると感じます。一方でTwitterでは、フォロワーの人にちょっとした疑問に答えてもらえたとか、誰かと特定のテーマ議論ができたといった経験を、短期間でできますね。
今日のセッションでも、オンラインのコミュニケーションに慣れるコツとして「誰かに頼ってみる」とおっしゃった方がいましたが、そういうことも、少し勇気を出せば比較的簡単に経験できるのではないでしょうか。
松本:「誰かに頼ってみる」というのは大切ですね。ネットの向こう側にいる人を信頼して、自分ひとりでは解決できないことについて相談してみるということですね。この企画をスタートさせたのも、Twitterでは、林信行さんのおっしゃる「リアルタイム検索エンジン」的な、新しい規模の「誰かに頼ってみる」体験ができるのではないかというのがきっかけでした。
松村:それで、フォロワー1000人を目指して取り組んでいるわけですね。
松本:そうなんです。ただ、続けてきた中で、単にフォロワー数を求めるのではなく、相手がどのようなテーマをどのように語っているかを把握した上で、話の合う人や、自分とはちょっと違う視点を持った人をフォローし、関係を作っていくことが大切だと感じているところです。
松村: それは自分のタグライン(※3)を付ける、つまり自分が何に関心があってどう見られたいのか、ということを明確にしていく作業でもありますね。さらに言えば、フォローしてくれた人・フォローする人についても、ある意味「種類」がある、ということを意識すると良いかもしれません。
松本:フォローやフォロワーの種類、ということですか?
松村:ある人のタイムラインを見ると、その人が、リツイート(※2)で他の人の発言を積極的に広めていっているのか、あるいは、自ら情報を発信することに重点を置いているのかなど、ある種の傾向が見えてくると感じています。
松本:なるほど、確かにそうですね。
松村:最近Twitterをやっていて思うのは、自分がひとりで考えてツイートするよりも、他の人との対話の中で示唆を得たときに、よりおもしろいツイートができるということがあります。フォロワーの中に、そうした自分のいい発言を引き出してくれる人がいて、また一方で、おもしろい発言をリツイートによって広めてくれる人もいたらいいですよね。
松本:そういう循環が生まれてくると良いですね。
松村:リツイートで自分の発言を広げてくれる人を、僕は「チアリーダー」と呼んでいます(笑)。
松本:チアリーダー、ですか(笑)!
松村:そして、自分の発言をさらに深めてくれたり、新たな視点を与えてくれて、いい発言を引き出してくれる人は、ダイビングでの「バディ(パートナー)」のような存在ですね。
松本:会社で言えばメンター(豊かな経験を持つアドバイザー)的な存在とも言えそうです。
松村:そうです。いつも考えていたら疲れてしまいそうですが、フォロワーの中に自分にとっての「チアリーダー」と「バディ」がきちんといてくれることが、Twitterを楽しむコツではないかと思うのです。他にも、特定の分野ならば何でも知っている仙人のような存在とか、いろんな人がいますよね。そして、それぞれのタイプの人とどのような割合で付き合うか、黄金比とでも呼べるようなものがあるのではないかと感じています。
松本:そういう人はどうやって見つける、あるいは見抜けば良いのでしょう。
松村:やはりその人のタイムラインを見るのが一番わかりやすいと思います。自分よりもフォロワーが多くて、しかも、リツイートを積極的に行っている人がいたら、それはありがたいチアリーダーだと言えますよね。
松本:ところで、この企画を進めていて1つ悩みがあります。フォロワーが増えたことで返信をいただくことも増え、すぐに反応したいことも多くなったのですが、出先だったりするとすぐに対応できなくてタイミングを逃がしてしまうこともあります。松村さんはiPhoneの使いこなしでも一家言あると思いますが、何かコツはあるのでしょうか?
松村:ひとつは単純に、入力のスピードアップを図ることが必要ですね。松本さん、iPhoneの文字入力って1分間にどれくらいですか?
松本:うっ、実はまだ1分間に38文字程度です......。
松村:僕は今1分あたり91文字なんですが、それでもまだじれったさを感じることがあります。時間があればトレーニングしているんですよ。
松本:もうこれはタッチタイピングと同じで、訓練しかないですね。がんばります!
松村:あとはつぶやく内容、言い換えればネタに対する感性を磨くのが良いのかもしれません。以前にアナウンサーの梶原しげるさん(@shigerukajiwara)と対談をしたときに伺ったのですが、プロのアナウンスの世界だと25秒でコメントするとちょうど140文字くらいになるのだそうです(参照:【82】Twitterの140文字はしゃべりを活性化する奇跡の25秒だ! - 日経ビジネス Associe)。
もうひとつ、これは企業研修でも行われていることのアレンジですが、移動中に10個のネタを見つけてつぶやくという訓練が有効だと思います。家を出てから会社に着くまでに、10個つぶやきのネタを見つけ、端的に表現できるかどうかということですね。そういえば、最近散歩系のテレビ番組って多いですよね(笑)?
松本:確かに。普段見慣れている景色にも、いくらでもネタは潜んでいるということですね。
松村:Twitterは文字だけでなく、写真や動画も使えますから、いろいろな情報を一気に発信できます。今自分がいるその場所でしか発信できない情報というのは、他の人にとっても価値があるということを意識しておくといいと思います。
当初掲げた「年内にフォロワー1000人」という目標は、これまでのペースでいけば達成できそうです。フォローいただいた皆様、ありがとうございます!
現在のところ、フォロワーが増えて何かが変わったというよりも、Twitterをより積極的に使うようになったことで、自分の中でのTwitterへの向き合い方が変化しました。ちょっとした疑問をツイートして、返信でその答えや関連する情報をいただいたり、ハッシュタグを使って体験を共有したり、といった楽しみ方をしています。最近では、11月29日からNHKでドラマ放送が始まった「坂の上の雲」の話題が熱いです(代表的なハッシュタグは「#sakakumo」)。
また、先日は「ASCII.jp」に書いた「ASCII.jp:Google日本語入力が描くIMEの未来像とは?」という記事に、大学で自然言語処理を研究されている方から詳しいコメントをいただくという経験もできました。
この「フォロワー1000人」企画についても、応援やご意見をいただくことが多いのですが、これまであまり接点のなかった分野の専門家の方と会話する機会を持てるということは、テーマ単位で気軽に対話ができるTwitterならではの得難い経験だなあと感じました。
第2回の結論のように一歩踏み込んでTwitterを楽しむことに加えて、これからは、関係の考え方として「チアリーダー」、「バディ」ということを意識していきたいと思います。
松村さんは「タグライン」と表現されていましたが、自分にとっての「チアリーダー」は誰か、「バディ」は誰かを考えることは、自分自身が誰にとっての「リアリーダー」や「バディ」なのかを考えることでもあります。そして、Twitter上でどのようなことに興味を持ち、周囲とどのような関係を築いていくかを考えることにもつながっていきます。
現在も、Twitterユーザーはどんどん増えています。その中で、いかに気の合う・話の合うユーザーを見つけていくか、そして、見つけてもらうのか、今後もさまざまな方法を探り、試していきます。
ちなみに、編集部の担当者とは、オフ会の計画も話しています。この企画を通じて、フォローさせていただいた方、フォローいただいた方と、これも何かのご縁なので、リアルでも交流できる場を持てたらと考えています。詳細は追ってTwitterでお知らせします!
ご利用上の注意
※アカウントには公式(本人・グループが更新している)のものと、非公式(本人以外が更新している)のものが混在しています。できるだけ混乱を避けるため、有名人の個人アカウントで明らかに本人以外が更新していると分かるものはのぞき、また、企業等のアカウントで明らかに非公式だと判断できるものにはその旨注意書きをしています。それ以外では、公式・非公式の区別を編集部で保証できておりませんのでご注意ください
※分類は編集部の判断によるものです
※分類の変更や追加すべきアカウントの情報などは@dekirunetまでお寄せください
※Twitterと政治(α) / ぽりったー(politter)も合わせてご覧ください
ご利用上の注意
※アカウントには公式(本人が更新している)ものと、非公式(本人以外が更新している)のものが混在しています。できるだけ混乱を避けるため、有名人の個人アカウントで明らかに本人以外が更新していると分かるものはのぞき、また、企業等のアカウントで明らかに非公式だと判断できるものにはその旨注意書きをしています。それ以外では、公式・非公式の区別を編集部で保証できておりませんのでご注意ください
※分類は編集部の判断によるものです
※分類の変更や追加すべきアカウントの情報などは@dekirunetまでお寄せください
ご利用上の注意
※アカウントには公式(本人・グループが更新している)のものと、非公式(本人以外が更新している)のものが混在しています。できるだけ混乱を避けるため、有名人の個人アカウントで明らかに本人以外が更新していると分かるものはのぞき、また、企業等のアカウントで明らかに非公式だと判断できるものにはその旨注意書きをしています。それ以外では、公式・非公式の区別を編集部で保証できておりませんのでご注意ください
※分類は編集部の判断によるものです
※分類の変更や追加すべきアカウントの情報などは@dekirunetまでお寄せください
こんにちは、松本淳(@a_matsumoto)です。前回の「フォロワー1000人目指します」企画スタートから約2週間が経ちました。前回も紹介した、私なりに考えた以下の5つの方法のうち1~4を実践しつつ(5は保留しています)、毎日Twitterを楽しんでいます。
1. おもしろそうなユーザーを探して、積極的にフォローする
2. 見つけたユーザーとつながっているユーザーもフォローする
3. プロフィールや背景画像・アイコンに一工夫
4. ハッシュタグを活用する
5. 「#followmeJP」タグを利用する
「おもしろそうなユーザー」を探す方法としては、編集部ブログの記事を参考にしたり、Twitterプロフィール検索(プロフィールに書かれている内容を検索)を試したりしました。
そうした中で、個人的には(プロフィールではなく)ツイート(つぶやき)の内容そのものから検索して、自分の興味のあることについて発言しているユーザーを探す方法が、しっくりきています。例えば、次のような感じです。
TwitterのWebサイトにある検索窓から、私の興味がある「自転車通勤」などのキーワードで検索すると、それらについての直近のツイートが一覧表示されます。その中から「おっ!」と思うものを見つけたら、そのユーザーをすかさずフォローしていきます。最初にこうした検索を試したのは雨の日だったのですが、雨にも負けず自転車で通勤するパワフルなユーザーを見つけることができました。
気になるユーザーを見つけたら、プロフィールページでそのユーザーが返信やリツイート(※1)をしている相手のユーザーもチェックし、フォローします。興味のある発言をしているユーザーとつながっているユーザーは、同様に興味深い発言をされていることが多いためです。
また、タイムラインを見て、自分がよりその話題を深めたり、新しい視点を持ち込めそうな話題には、返信やリツイートで積極的に「絡んで」いくことを心がけるようにしています。その際には話の腰を折らないよう、失礼します......という姿勢を忘れないよう気をつけています。
ハッシュタグ付きの話題には、まだそれほど参加できていません。けれども自分でこの企画のために作った「#follower_1000」のハッシュタグには、少しずつですが参加してくださる方も出てきて、うれしく思います。
また、ハッシュタグを付けることはできませんでしたが(とっさにツイートしたときに、ハッシュタグを付け忘れてしまいました)、テレビのニュースと関連した話題で、顔見知りだけでなくTwitter上で知り合った方たちとの有意義な議論ができ、Twitterならではの楽しみ方を実感することもできました。
ハッシュタグを使いこなすことはなかなか難しいなと実感しているところですが、今後も上手にハッシュタグを使いこなし、話題に付いていけるよう精進します!
こうした活動の結果、この原稿を書いている11月18日の時点で、412フォロー/345フォロワーという数まで増やすことが出来ました。第1回の原稿を書いた11月6日の時点から、218名の方に新しくフォローしていただいたことになります。皆さま、ありがとうございます!
さて、前回予告の通り、さる11月16日に、すでに多くのフォロワーを抱える達人に教えを乞おうということで、「ツイッター 140文字が世界を変える(毎日コミュニケーションズ)」の著者であるコグレマサト(@kogure)さん、いしたにまさきさん(@masakiishitani)のお二人にインタビューさせていただきました。
以下は、インタビューの内容です。お二人からは、目が覚めるような指摘もいただくことができました。
松本:今、私は「フォロワー1000人」という企画をやっているわけですけど、周囲から聞く声として、フォロー/フォロワーを増やしすぎたら収拾がつかなくなるのが心配で、無理なく付き合える数十~100人程度から増やすのが怖い、というものがあります。実際、私も今、それに近い状態になっています(この時点でフォロー/フォロワーともに200人台)。
いしたに:そこは発想の転換がいりますよね。これまでのソーシャルメディアでの「無理なく付き合える」範囲というのは、mixiなどの経験に基づくものだと思います。しかし、TwitterはTwitterで、別ものだと考えた方がいいです。
松本:タイムラインに流れるツイートを読み切れないのが嫌だ、という声が多いですね。私も現在これが悩みの種なのですが、その点はいかがですか?
コグレ:ある意味Twitterとはテレビのようなもので、おもしろいできごとを見逃した場合でも、見逃した! ということを楽しめば良いと思っています。
松本:まさに、著書にもある「ツイッターの三カ条」ですね。「全てを読もうとせずに適当に流す」、そして「大切なことはリツイートで再び出会う」。おもしろいできごとがあったらまとめサイトで読めることもありますし、そう考えれば確かに気楽ですね。
(「ツイッター 140文字が世界を変える」110ページより。コグレマサトさんのブログ「ネタフル」では、「ネタフル的ミニブログの三カ条」として紹介されています。参考:[N] TwitterとTumblrのフォローが止まらないのですが、これがキャズムを超えるってことですか?)
松本:お二人は、フォロー/フォロワーを増やすために特別な活動はされましたか?
コグレ:Twitter上では、特にしていません。とはいえブログでTwitterについて書いているので、まずはブログの読者の方がフォローしてくださっていますね。基本的には、一生懸命やって、楽しんで、その結果としてフォロワーが増えるということに意味があるのだと考えています。
いしたに:フォロワー数を語るときの大前提として忘れていけないことがあります。今現在何千、何万 というフォロワーを集めている人もいますが、そういう人たちも、いきなり今の数になったわけではない、2007年の春ごろに始めたなら、2年半かけて今の数になっているということですね。フォロー数も同じことです。
松本:なるほど。
いしたに:つまり、徐々に慣らしながら増やして/増えているわけです。急に増えると、けっこう大変なことになるかもしれませんよ。
コグレ:1000人と簡単に言っても、けっこうな人数ですからね。大きな学校の全校生徒ぐらいですか? 緊張しますよね(笑)。
松本:確かにそうですね......(ゴクリ)。
コグレ:慣らすという意味で言えば、私はTwitterを始めてしばらくの間は、非公開でやっていたんです。
いしたに:ブログなどに慣れていそうな人でも、最初は非公開からという人は多かったですね。それだけTwitterはこれまでの体験とは別のものだったということです。
松本:まさに、ものすごくオープンで、今までのサービスにないスピード感もあります。私も始めたばかりのときは非公開だったのですが、公開にしたら、要求されるリテラシーの水準が数段上がった感じがしました。
コグレ:実はこの企画の話を聞いて、1000人達成してしまわなくても、いや、達成してしまわない方がいいんじゃないかな、とも思ったんですよね。
松本:え? と、いいますと?
コグレ:松本さんがフォロワー1000人で成功したら、みんなが1000人目指し始めそうで、それも大変ですよね。ものすごくハードルが上がってしまう(笑)。
松本:確かに、それはえらいことですね(笑)。
コグレ:Twitterの楽しみ方は人それぞれで、1000人には行かなかったけれど、自分なりの楽しみ方が見つかった、ということでもいいんじゃないかなと......。
松本:この企画を始めて、以前よりも積極的にTwitterを利用するようになった中で、Twitterでないと体験できなかっただろう貴重な体験もできました。先日は「ゲームセンターあらし」のすがやみつる先生からリツイートで会話に加わっていただいたことがあって、このときには感激で鳥肌が立ちました。
コグレ:そうやって、一歩踏み出して積極的に参加することが大事なんですよね。一生懸命に楽しむと、そこから世界が開けてくるという......。
いしたに:私も、すがや先生に「ツイッター 140文字が世界を変える」の書評をいただときには泣きましたよ。われわれの世代で、パソコンの世界にいる人たちにとっては特別な存在ですから。
松本:関心が近いユーザーを探す方法を、フォロワーの方から教えていただいたりもしたんです。私は自転車通勤をしているのですが、Twitter検索から雨の中に自転車通勤をしていた方を見つけて、早速フォローさせていただきました。その方から先日の連休前には「今日は富士山がよく見えますよ」と教えてもらって、朝からやる気が出ましたね。
コグレ:フォローしてフォローされて、という中で貴重な出会いは増えていくと思います。私もブログを続けてきて、そうした出会いの大切さを実感しています。松本さんも、Twitterも続けていくことで、さらにいろんな出会いがあるはずですよ!
松本:そう言っていただけるとうれしいです。がんばります!
松本:「慣らす」の件にもつながると思うのですが、今回、インタビュー前に質問を募集したところ、「つい愚痴やネガティブなことをつぶやいてしまうことがある。気持ちが不安定なときにはつぶやかない方がいいですか?」という質問がありました。
いしたに:それは、考え方としては簡単なんです。「人前で言えないことは、Twitterにも書かない」ということです。Twitterが何か特別な場であるわけではなくて、普通に社会とつながっているんですね。
松本:愚痴を言いたいときには公開のTwitterではなくて、愚痴を聞いてくれる仲間とだけ会話のできるサービスがあればいいのでしょうね。
コグレ:「人を呪わば穴二つ」という言葉がありますけど、ネガティブなことを言うと、自分にも必ず返ってくるということは、Twitterに限らず、いつも意識しています。
(参考:[N] 「ネタフルメソッド」ブログで気をつける4つのこと)
松本:では反対に、どういうことをつぶやけばいいのでしょう?
いしたに:人それぞれではありますが、一般的につぶやきの内容を分類すると、目の前で起こったできごとなどの一次情報か、趣味の話などの人となりがわかる話題か、という2種類に大まかに分類できると思います。そして、つぶやきが集積する中で、趣味のいい人が可視化されていきますね。一方で、あまりウケることを意識し過ぎている人は見透かされてしまいやすい......。そこも、Twitterのおもしろいというか、こわいところですね。
コグレ:できすぎているよりも、ちょっと隙があった方がおもしろいですよね。いわゆる「炎上」するような隙では困りますけど、突っ込みどころがあった方が、絡んでもらいやすいわけです。
松本:そういえばコグレさんは、いつもフランクにいろんな人に絡みますよね。
コグレ:そうですね。普通は相手が誰かを見て、知らない人だと躊躇してしまうことも多いと思うのですが、私の場合は話の流れを見ていて、相手が誰かということはあまり意識していません。
いしたに:だから、誰に返信したかとか覚えていないんですよ(笑)。
コグレ:そんなことないですよ! でも、何度もやりとりしていると強く記憶に残るし、親しみが増してきますよね。
松本:そうですね。そんな「突っ込みどころ」も、今後はちょっと気にしていきたいと思います。今日はありがとうございました。
1000人達成にこだわらなくても良いのでは? そして徐々に慣らしていくことが大切、というお二人のアドバイスはかなり企画の本質を問うモノでした。引き続きフォロワー1000人という目標は掲げつつも、あまり無理せず、しかし一歩踏み出して積極的に、という気持ちでTwitterを楽しんでいきたいと思いました。
インタビュー後は、より意識的に気になる会話に加わっていこうとして、その前よりもリツイートを利用する頻度が上がりました。また、リツイートするのがちょっとためらわれるときには「お気に入り」(※3)を利用するようにしています。自分が相手の方の立場なら「このツイートが心に残った」という痕跡が何かしら残っていたら、うれしいはずですから。
というのも先日、フォロワーの方から自分のツイートにお気に入りが付いたかを調べられる「ふぁぼったー」というサービスを教えていただいて、自分も気になりだしているのです。
コグレさん、いしたにさんの境地にはまだまだ遠く及びませんが、連載開始時の126人というほぼ私のマイミクと同数の顔見知りネットワークを超えて、200、300を超えたあたりから、Twitterの楽しさ・おもしろさは格段に新しい次元のものになってきました。
急にフォロー/フォロワーが増えたら大変なことになってしまうかもしれない、という心配については、先日からPC用のクライアントを「HootSuite」、iPhone用を「TwitBird Pro」という、それぞれユーザーのグループ化機能が強力なものを利用することで、解決できています。友人や、よくツイートする話題ごとにグループを作って、時間に余裕があるときに過去のツイートにさかのぼって読むようにしています。
さて次回は、慶應義塾大学SFC研究所上席所員の松村太郎さん(@taromatsumura)へのインタビューを中心にお届けします。大学での利用事例や、そこから見えてくる新しいコミュニケーションの可能性など、今回とはまた違う角度からのお話です。
実は、この記事の掲載時点ではインタビューが終了しています。2009年11月23、24日に六本木ヒルズで開催される「慶應義塾大学SFC ORF2009」会場でのTwitter関連イベントを取材し、松村さんのお話も伺ってあります。これらのレポートは、12月11日掲載予定の第3回にて紹介する予定です。
慶應義塾大学SFC ORF2009【Gardens for Ingenuity -断面の触感-】
Twitter上での活動は、次回掲載までの間もずっと続けていまきす。関連する発言にはハッシュタグ「#follower_1000」を付けていますので、ご覧いただき、よろしければ絡んでみてください。記事への感想、おすすめの関連サービス情報など、何でも歓迎します!
こんにちは。松本淳(まつもと あつし)と申します。いきなりですが、皆さんに質問です。
「Twitterやってますか?」
この記事をお読みの方の多くは、Twitterをすでに利用されていると思います。最近はテレビなどで取り上げられる機会も増え、ユーザーも急増中とのこと。周囲から「Twitterって何?」、「Twitterを始めたんだけど」といった話を聞く機会も多いかと思います。さて「Twitterをやっている」という方へ、2つめの質問です。
「フォロワーは何人ですか?」
「フォロワー」とは、自分の「フォローしている」数ではなく「フォローされている」数です。詳しくは後述しますが、Twitterをどれくらい楽しめるかは、このフォロワーの数に左右される要素が大きいと考えられます。
あなたのフォロワーは、10人? 100人? どのくらいでしょうか? TwitterのエンジニアであるEvan Weaver氏が2009年6月に発表した調査によると、ユーザーのフォロワー数の平均は126人だそうです。この数字はあくまで平均値であり、一部の人気ユーザーによって引き上げられているような感もありますが、私がこの原稿を書き上げた11月6日時点のフォロワー数も、ほぼ同じく127人でした。
では、最後の質問です。
「Twitter、"超"楽しいですか?」
Twitterで他のユーザーとのやり取り(返信やリツイート(※1)など)を経験した方はきっと、そのコミュニケーションが楽しい、あるいは楽しくなる可能性を感じたはずです。でも、Twitterがこれまでにない革新的なサービスだと思えるほど、「超」が付くほどに楽しいやり取りが続いているでしょうか?
私自身、まだ「"超"楽しい」とは言えず、そこまでTwitterを使いこなせていない、もっと楽しくできるのではないか、という感覚をずっと持っています。勝間和代さん(@kazuyo_k)などカリスマ・ツブヤキスト(いま呼び名を考えました)のタイムラインを眺めていると、何かを問いかけるとすぐに反応が集まり、建設的な会話がスピーディーに進行していきます。そんな展開に、いいなあ、楽しそうだなあとうらやましく感じてしまいます。
今年の4月、私はジャーナリストの林信行さんにインタビューし
「Twitterは『リアルタイム検索エンジン』」という記事を書いています。
林さんはTwitterに早くから着目しており、取材ではその活用方法を熱く語っていただきました。記事中に、こんな一節があります。
このような、自分の投げかけた問いに対して素早く、しかも人の言葉で反応が返ってくる状態を、林さんは「リアルタイム検索エンジン」と呼んでいました。確かに、こういうふうにTwitterを使えたら、ものすごく楽しいでしょうね!
近ごろ、Googleとマイクロソフトの検索エンジン「Bing」がそれぞれTwitterとの提携を発表しました。リアルタイムのツイート(つぶやき)が検索できるという意味では、現在あるTwitterの検索機能を含め、今後そうしたソリューションは増えていくはずです。でも、せっかく人が参加しているサービスなのですから、もっと直接、身近に、嗜好が近い人から反応が得られたら、楽しいと思いませんか?
しかし、残念ながら平均的な126人くらいのフォロワー数では、話題などによって差はあるものの、ここまで活発な反応が返ってくることはあまり期待できません。私も、反応を期待したツイートがまったくの無反応で、そのまま終わってしまうことがままあります。
単純に考えると、自分の問いかけに「知識を持って」いて「そのときに書き込む余裕がある」人が反応してくれる確率は、フォロワーの数に比例して高まります。前述のお二人のフォロワー数を見てみると、2009年11月6日時点で林さんのフォロワーは127,388人、勝間さんは136,684人と、ちょっとした中規模都市レベルです。
有名人ではない私たちに、十万を超えるフォロワーがいきなり集まるなんて、夢のまた夢です。もっとも、「リアルタイム検索エンジン」となるのに十万ものフォローは必要なくて、でも100では寂しいので、一万とか、千といった単位にフォロワーを増やすことを、まず考えたいと思います。ではいったい、どうすればたくさんのフォロワーが集まり、Twitterを「リアルタイム検索エンジン」にできるのでしょう?
先述のインタビューにて、林さんはTwitterを有効に使いこなすコツとして「ギブ&テイクの考え方」が大切だと指摘されました。
自分が有益な情報を提供すれば、他のユーザーから情報をもらえる可能性も高まる、ということです。つぶやくときに、フォロワーの誰かにとって役立つ内容を、ということを心がけると良さそうです。
私も一応そこは気をつけており、今のところ、フォロワーががくんと減ってしまってガッカリする、というようなことにもならず、少しずつ増え続けています。けれども、フォロワーの増加ペースは1日に1、2人という具合で、これでは「フォロワーいっぱい! Twitterはリアルタイム検索エンジン! 超楽しい!」と言える日は遠そうです。
......と、いう悩みを先日、できるネット+編集部で話したところ、「じゃあ、松本さん、いろいろ実際にフォロワーを増やす方法やってみて、その経過を連載しましょうよ(にやり)」という提案をいただいたのです。(にやり)の部分がちょっと気になりましたが、これはやるしかありません。
ということで、2009年11月の頭(原稿をアップした11月6日)から年末まで、約2ヶ月の間に、「フォロワーを1000人にする」という目標を立て、本記事の企画がスタートしました。現在のフォロワーの約10倍。何かを問いかけたら、返事がもらえる確率もおそらくは10倍になる見込みです。
フリーのプロデューサー、ライターとして活動している私は、Twitterを2007年の5月に始めました。最初は何をつぶやけばいいのかよくわからず、あまり利用していませんでした。
2009年に入ってTwitterが大きな話題になりだした頃からつつぶやく頻度が増えました。そして、ここ2、3ヶ月のブームの影響でフォロワーがじわじわと増えて100人を超えたあたりから、自分のツイートに対して返信をもらえる機会も多くなり、だんだんと楽しくなってきています。
しかし、現在ペースでは、フォロワー1000人を達成するのに2年ぐらいかかってしまいます。そこで、今回はフォロワーを増やすための方法を考え、試し、また諸先輩方のアドバイスをいただきながら進めていきます。
そのの前に、簡単に私のTwitter利用環境を紹介します。PCでは、海外製の無料クライアントソフト(※2)「TweetDeck」を愛用しています。自分のタイムライン、リプライ(返信)、ダイレクトメッセージ、検索結果のタイムラインなどをパネルで一覧表示できるので、一目で情報が把握でき、大変便利でおすすめです。
また出先では、iPhoneアプリの「Echofon(無料版)」を使っています。シンプルなユーザーインターフェースで素早く新規のツイートを確認することができます。
さて、今回考えた方法は、次の5つです。
1:おもしろそうなユーザーを探して、積極的にフォローする
「フォロワー1000人」で実現したいのは、ただ数を増やすことではなく、コミュニケーションする相手を増やすことです。その第一歩として、こちらから話をしたいユーザーを探し、フォローしていきます。そして、フォローした相手に興味を持ってもらい、相手からもフォローしてもらうことをめざします。
Twitterで最初に戸惑ったのが、ユーザーどうしのつながり方やコミュニケーションの流儀が、SNSの「mixi」とまったく違う点です。mixiでは、最初にユーザーどうしの対話があり、その後「マイミク」の関係が成立します。ですがTwitterでは、見ず知らずの相手をいきなりフォローすることができ、知らない相手からフォローされることもあります。
知らないユーザーからフォローされたときは「○○があなたをフォローし始めました」という通知を受け、初めてそのユーザーのことを知ります。そして、相手のプロフィールやツイートの内容を確認し、興味の持てそうな人ならば、こちらからもフォローをします。「フォローをする、される」ということは、一種の出会いのきっかけと考えていいでしょう。
そこで、Twitterのおすすめユーザー((※3)や、話題のハッシュタグ((※4)でのツイートをチェックして、「この人おもしろそう」と思った人を、遠慮なくどんどんフォローしていきたいと思います。それがきっかけになって、自分をフォローしてもらえたら、という期待を抱きながら......。
2:見つけたユーザーとつながっているユーザーもフォローする
おもしろそうなユーザーを見つけたら、その人のプロフィールページ(ユーザーのプロフィールが確認できるページ。私であればhttp://twitter.com/a_matsumoto)で、最近のツイートを読みます。
他のユーザーのツイートのうち、自分がフォローしていないユーザーへの返信(@で始まるツイート)は、自分のタイムラインで見ることができません。そこでプロフィールページで確認できるツイートから、返信を使った興味深いやり取りが行われているのを見つけたら、そのやり取りの相手もフォローするのです。また、「いいこと言ってるなあ」と感じるリツイートがあったら、その元の発言者もフォローします。
このように、1人のおもしろそうなユーザーを見つけたら、その人とユーザーとつながっているおもしろそうなユーザーが、たくさん見つかるはずです。迷惑だったらすみません......と少し思いつつも、どんどんフォローしてしまいます。
こうしてフォローを増やしていくと、タイムラインに表示されるツイートは増えていき、そのすべてを読むことは難しくなっていくはずです。それが心配で、フォローの数をあまり増やしていないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、Twitterが最近リリースした「リスト」機能など、ユーザーやツイートの内容を分類・整理して、重要なツイートを見逃さないようにするための方法はいくつもあります。これらの活用法を考えながら、フォローを増やしていきたいと思います。
3:強い印象を与えるアイコンと背景画像にする
私に興味を持ってくれた人や、私からのフォロー通知を受け取って私が何者かを確認しようとした人は、まず私のプロフィールページを目にします。そこでの自己紹介文や画像などによって、ツイートを読まなくても一目で「@a_matsumotoはどんな人物か」を印象づけられたほうが、フォローしてもらえる可能性が上がると考えました
そこで、アイコンとプロフィールページの壁紙を以下のように変更しました。
4:ハッシュタグを付けてツイートし、興味の近いユーザーに見つけてもらう
1目番の方法で「興味のある話題に関連するハッシュタグで検索してユーザーを探す」と述べました。これは逆に言えば、自分がハッシュタグを付けてつぶやくことで、他のユーザーに見つけてもらえる、ということです。
興味の近いユーザーから見つけてもらいフォローしてもらうことや、そこからの話題が広がって多くの人に知ってもらうことに期待して、これからは意識的にハッシュタグを使ってつぶやいていきます。私の研究分野である動画ビジネスや、ときどきは趣味のアニメやマンガに関連するハッシュタグを使うつもりです。
5:「#followmeJP」に参加する
「フォロワーを増やす」という意味では一番手っ取り早いのかもしれませんが、結果が読めないのでまだ試していないのが、こちらの方法です。先ほども紹介したハッシュタグとして「#followmeJP」という文字列を付けておくと、それを見つけたユーザーからフォローしてもらえる、そして、こちらからもフォローを返す、というという趣旨の活動です。
Twitterアカウント「@followmeJP」が、フォロワーを募集しているユーザーの紹介などをしています。これまで説明してきた「自分と関心が近い」フォロワーを増やすのとは、若干方向性が異なりますが、もしかすると思いもよらないようなフォロワーが増えるかもしれません。果たしてどうなるか.........。
以上の5つの方法は、いずれもそれほど難しくはないので、試しやすいかなとは思います。「他にももっとこうするべき」、または「それはやっちゃだめ」といったご意見がありましたら、Twitterの@a_matsumoto、または@dekirunet(編集部のアカウント)まで、お寄せいただければ幸いです。
ということで、年末に向け「フォロワー1000人」をめざして邁進していきます。次回(11月27日掲載予定)は、Amazonでも品薄が続く話題の書籍「ツイッター 140文字が世界を変える(毎日コミュニケーションズ)」の著者である、コグレマサトさん(@kogure)、いしたにまさきさん(@masakiishitani)のお二人に、フォロワーの増やし方やTwitterの楽しみ方について、お話を伺う予定です。
それまでは、まず先ほど挙げた5つの方法を実践していきたいと思います。次の記事を公開するまでの間にも、私のTwitterアカウントや編集部ブログで、随時情報をアップデートしていく予定です。果たして、次回までにフォロワー数はどのくらい増えているのか.........? どうぞご期待ください。
「Twitter(ついったー、トゥイッター)」は一見するとブログやSNS、インスタントメッセンジャーに似ており、実際に、これらと共通する特徴を持っています。ですが一方では、いずれとも違う要素も持っている、新しいサービスです。では、どのような違いがあるのでしょうか?
Twitter
http://twitter.com/
Twitterでは、他のユーザーの発言を読み、また自分で会話する、というのが基本的な使い方になります。このとき、他の1つの発言――日本語版では「つぶやき」、英語版では「Tweet(さえずり)」と呼ばれます――の長さは140文字に制限され、一気に長い話を書くことはできません。なので「今○○にいるよ」とか「△△を食べた」といった、短いセンテンスでのシンプルな発言が基本になります。これがブログと違うところです。
次にSNSと異なるところは、他のユーザーとの関係性です。SNSでは相互で承認した友達(mixiなら「マイミク」)関係が基本になりますが、Twitterでは、自分が相手の発言を読む「フォロー(Follow)」という一方的な関係が基本となります。相互でフォローをすれば友達関係と同じになります。
フォローしたユーザー全員の発言は、自分の[ホーム]に新しい順に表示されます。時系列に発言が並ぶことから、これを「タイムライン」と読んでいます。
インスタントメッセンジャー(Windows Messengerなど)との違いとしては、Twitterの発言はWeb上で誰もがアクセスできる形で公開され(限られたユーザーだけの限定公開にもできます)、ログがずっと残るという点があります。
また、インスタントメッセンジャーやチャットのように他者の発言がすぐ表示されるわけではなく、新しい発言を見るにはページを[更新]する必要があります。また、タイムラインに発言が集中すると過去の発言が後ろに追いやられて見えなくなってしまうため、見落としが起きやすいです。Twitterは基本的に、密度の高い会話を想定したシステムにはなっていませんから、親しい仲間との会話をじっくりと楽しむなら、別のサービスを利用した方がいいでしょう。
そのかわりTwitterは、会話というよりも一方的な「つぶやき」を皆が発していく中で、たまたま同じタイミングで居合わせた人がそれを読み、伝わっていく、そして、ときおり会話が成立することもある、といった、独特のゆるやかなコミュニティ感を持つシステムです。
とことん突き詰めて会話をしていくのではなく、誰に聞かせるでもない「つぶやき」を書き込んでみたり、気になる発言がを見つけたら気軽に話しかけたりして、会話を楽しんでみましょう。
Twitterにはいわゆる「つぶやき」だけではなく、ニュースサイトやブログの新着記事が投稿されることもあります(ブログの新着情報を自動的にTwitterに流すサービスもあります)。
こうしたアカウントをフォローすることで、リアルタイム性の高い情報をいちはやくキャッチできるようになります。そのため、Twitterは情報収集メディアとしても注目を集めています。
一例として、Impress Watchの「AKIBA PC Hotline!」では「watch_akiba」というアカウントで、取材中の速報を発信しています。
また、国内ではまだ少ないですがライブドア元社長の堀江貴文氏や坂本龍一氏など、海外ではオバマ米大統領やハリウッドスターたち、IT業界の経営者など多くの有名人がTwitterアカウントを持ち、自分の活動状況などを発言しています。その他、企業が公式のアカウントを持って情報発信やユーザーとのコミュニケーションに利用しているケースもあります。
世界中のTwitterユーザーの発言は、Twitterの検索機能を使って検索できます。例えばWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)など大規模なスポーツイベントや、大きな事件が起きているときなどには、そのキーワードを使って検索することで、世界中の反応を知ることができます。
ただ、残念なことに日本語の検索機能はまだ調整中で十分なものではありません(2009年6月時点)。ですが、「今起こっていること」を検索できるサービスとして、Twitterの検索機能は大きな可能性を持っていると考えられます。
Twitterは常にアクセスしてタイムラインに流れる新しい発言を読みたいもの。ですが、Webブラウザでは新しい発言を読もうとするたびにページ更新が必要になり、また、常に表示させておくとデスクトップが手狭になってしまいます。
そこで、Webブラウザ以外からTwitterを利用するための「Twitterクライアント」と呼ばれるソフトを利用しましょう。WindowsやMac用のソフトが多数公開されていて、インスタントメッセンジャーに近い感覚で利用できるもの、デスクトップの片隅に常に表示しておけるものなど、さまざまなスタイルでTwitterを利用できるソフトがあります。
また、携帯電話やiPhoneに対応したソフト、サービスもあり、外出中に気軽にTwitterを楽しむこともできます。こうしたクライアントを使いこなすことで、Twitterの活用の幅が飛躍的にアップします。
できるネット+編集部も、Twitterのアカウントを持っており、サイトの更新情報を提供しています。ユーザー名は「dekirunet」で、こちらのURLからご覧いただけます。
http://twitter.com/dekirunet
ニュースを配信しているアカウントや有名人・企業の公式アカウントを探すには、Web上のリンク集を利用するのが便利です。以下に、そうしたアカウントの情報をまとめているページを紹介します。
Twitterの発言はブログと違ってリアルタイムに読めるので、ブログを読んでいるときよりも、相手を身近に感じられます。そのため、チャットのように盛り上がる人たちも現れます。また一方、チャットルームのように「同じ空間にいる」ものではないので、誰かと対話するのも、特に対話せず独り言をずっと続けるのも自由です。話しかけられたときに、特に返答すべき内容でなければそのまま返答しない人も多くいます。たくさんのユーザーをFollowしていると、盛り上がっているグループ、独演会のように発言するユーザーなど、関連性のないさまざまな発言を、まとめて目にすることになります。
そんなTwitterでの、一般的と思われるマナーやルールを紹介します。ここで紹介するものは、2008年1月時点での「平均的なマナーやルール」と筆者が考えるものですが、人によっては考え方が違う場合もあるでしょう。Twitterは新しいツールですから、まだ十分に「これが常識」という共通認識はできていないのです。以下は絶対的なものではありませんから、これを参考に、自分にとって心地のいい使い方を考えてみてください。
プロテクトモードでないユーザーの発言は、誰もが読める形で公開されます。それをFollowするということは、その誰もが読める発言を継続的に・リアルタイムに読みたいです、という意思表示と考えられます。これは、気に入ったブログを「お気に入り」やRSSリーダーに登録するのに似ています。SNSで友達になることなどと比べれば、ずっと敷居の低い行為だと考えられます。ですから、プロテクトモードでないユーザーの場合は、気軽に「ちょっと気になる人はみんなFollowしよう」ぐらいの気持ちで良いでしょう。
プロテクトモードのユーザーでも、気になった人には気軽にFollowの許可申請を出してみましょう。特に、他の手段(メッセージなど)で許可を求める必要はありません。
なお、申請を受けたとき、自分が許可すると相手にわかりますが、許可を拒否した場合は申請した相手に「拒否されました」というような連絡はいきません。
プロテクトモードのユーザーに許可申請するときに考えたいのは、相手が自分のFollowを許可したいと思うかどうか? です。きちんとプロフィールを設定し、相手に嫌われないような発言をするよう、気をつけておくと良いでしょう。
Twitterは、あまり対話の環境が整ったサービスではありません。少し前に発言をしたばかりの人でも、その後出かけてしまったり会議が始まったりして、返信できる状況でなくなっている可能性もあります(そして、半日後ぐらいに返事が来る場合もあります)。また、数百人ものユーザーをFollowしていると、発言を見逃してしまうこともよくあります。確実な対話がしたいのなら、メールや電話など、他のツールを使うべきでしょう。
また、人によっては、よほど訂正や反論をしたい場合でなければ返事をしない、という考え方の人もいます。ですから、返事がないからといって、必ずしも無視されていたり、否定的に思われているわけではなく、「そうですね」と思われていることもあります。
自分が@付き発言を受けた場合でも、確実に返事ができなくてもそれほど気にする必要はないでしょう。ですが、もちろんきちんと返事をした方が好感を持ってもらえるでしょうから、可能な限りは返事をするように心がけたいものです。
Twitterは仲間内のチャットに近い感覚があるので、うっかり公の場では言えないようなことを発言してしまわないよう、気をつけましょう。機密事項や個人情報をうっかり書いてしまわないよう気をつけるのは当然のことながら、他にも、ネガティブすぎる愚痴を書いてFollowしているユーザーから「感じの悪い人」というイメージを持たれてしまった、なんてことにならないよう、気をつけましょう。
通常の対話には@付き発言を使い、他のユーザーには見られたくない私信にはDirect Messageを使います。ただ、Direct Messageは届いたことに気づかれないこともあるので、Twitter以外に連絡手段がない人と継続的に連絡を取りたい場合は、最初にDirect Messageでメールアドレスを聞いて、その後はメールを使うようにした方が確実でしょう。
Followをやめたいときはremoveを使いますが、より確実に交流を絶ちたいときには「block」機能を使います。ユーザーのページを開いて、右メニュー最下部にある[block]をクリックし、確認メッセージが表示されたら[OKAY,I STILL WANT TO BLOCK THIS PERSON]をクリックします。こうするとFollowが解除される上に@付き発言やDirect Messageも届かなくなり、完全に交流手段がなくなります。ただし、プライベートモードでない場合は、相手が自分のページにアクセスすることで、発言を読むことはできます。これらremove、block機能は、利用しても相手には何も通知されません。
reply機能を使ったメッセージは、自分と相手以外のユーザーにも読まれる可能性があります。他のユーザーに読まれたくない場合には「ダイレクトメッセージ」機能を使いましょう。相手のページを表示し、画面右のメニューから[message]をクリックすると、ダイレクトメッセージの入力画面が表示されます。ダイレクトメッセージは通常のタイムラインに表示されないため、なかなか気づかない人もいる(そのかわりメールで通知が届く設定になっていますが、設定をオフにしている可能性もあります)ので、気をつけましょう。
[Settings]-[Notices]にある[@Replies]の設定を変更すると、他のユーザーどうしの@付き発言をどのように読むか、次の3種類から選択できます
@ replies to the people I'm following | 会話をしている両者とも自分がFollowしている場合のみ、会話を読みます(通常の設定) |
all @ replies | 自分のFollowしているユーザーが自分の知らない(Followしていない)ユーザーに宛てた@発言を含め、すべての@発言を読みます |
no @ replies | 自分宛の@発言を含め、すべての@発言を読みません。自分宛の@発言は[Replies]タブで確認できます |
気に入った発言や後で読み返したい発言があったときには、発言の後ろにある[☆]をクリックします。すると☆に色がつき、[Stats]の[Favorites]の数が増えます。[Favorites]をクリックすると、過去に☆をつけた発言の一覧に登録されます。これは、自分の発言でも他ユーザーの発言でも可能です。
自分がプロテクトモードになったとき、自分の発言を読めるのは、Followを許可したユーザーだけではありません。自分がFollowしているユーザーも、自分の発言を読むことができます。ですから、自分は相手の発言を読むけど相手には読まれたくない、という使い方はできません。また、自分がFollowしているユーザーは許可なく自分をFollowできます。
プロテクトモードのユーザーのページを見ると、タイムラインの代わりに「My updates are protected.Request to follow me.」と表示されます。ここで[Request to follow me.]をクリックすると、Followのリクエストを送ることができます。また、リクエストを送った後で表示される[Cancel]をクリックすると、リクエストをキャンセルできます。
プロテクトモードになっているユーザーの発言には、発言の最後に錠のアイコンが表示されます。
これまでのレッスンでは、プロフィールの設定と発言を行ってから、他のユーザーをFollowしました。これには理由があります。自分がFollowすると、相手のユーザーにメールで通知が届き、相手はどんなユーザーにFollowされたのかを確認します。このときにきちんとプロフィールが設定されていて、発言もしっかりとしていれば、相手も興味を持ってFollowしてくれ、相互にFollowする(いわば「両思い」の)関係になれます。ところがプロフィールが未設定だったり、何も発言がないと、相手は興味の持ちようがありませんから、「片思い」のままになってしまうのです。Followをする前に、自分の人となりが伝わるようにしておきましょう。
発言が表示されるエリアのことを「タイムライン」と呼び、新しい順に発言が並んでいきます。自分のメインページのタイムラインは3つのタブに分かれており、[Recent]は自分とFollowしているユーザー全員の発言が、[Replies]は自分宛ての発言(「@自分のユーザー名」が最初につく発言)だけ、[Archive]は自分の発言だけが表示されます。
ブラウザの[更新(リロード)]をクリックするとタイムラインが更新され、新しい発言を読むことができます。また[Recent]などタブをクリックしても、同様にタイムラインが更新されます。
[People]の一覧またはタイムラインから画像をクリックすると、そのユーザーのページが表示され、プロフィールなどを見ることができます。
他のユーザーのページを表示したとき、Followしているユーザーの場合は画像とユーザー名の下に[Following]と表示されます。これをクリックすると詳細なメニューが表示されるので、ここで[Remove]をクリックすると、Followを取り消すことができます。
右上のメニューから[Public Timeline]をクリックすると、世界中のユーザーの発言が並ぶPublic Timelineが表示されます。ここで気になるユーザーを発見したら、画像をクリックして前後の発言を読んだり、プロフィールを調べてみましょう。
「Twitter」とは、英語で「鳥の(断続的な)さえずり」という意味です。転じて人がぺちゃくちゃおしゃべりする、くすくす笑う、といった意味もあります。そんな名前が付いたTwitterの発言は、軽く、ちょっとしたことを思いのままに書いてみるのがいいでしょう。とはいえ、他者をいたずらに不快にさせたり、困惑させるような発言はしないよう、気をつけましょう。プロテクトモードを利用していない場合、Twitterの発言は誰もが読める形で公開されます。思わぬ人に発言を見つけられ、トラブルになる、といったことは避けたいものです。
一度発言したものを取り消したいときは、発言の最後にあるゴミ箱をクリックします。取り消しの確認メッセージが表示されるので、そこで[OK]をクリックしましょう。
Twitterでの発言は、一般のブログと同じように誰からも読める形で公開され、検索エンジンでの検索対象にもなります。こうしたオープンな形に抵抗があったり、チャットやインスタントメッセンジャーに近い感覚で、特定のメンバーだけに向けて発言したい場合には「プロテクトモード」を利用します。プロテクトモードになっているユーザーの発言は、許可されたユーザーしか読めず、検索対象となることもありません。
[Notice]をクリックすると、各種の情報の通知について設定できます。少し利用してみてから、好みの形に設定を変更していくとよいでしょう。
Auto Nudge | 24時間発言をしなかったら、自動的に発言を促すメッセージを送ります。ただし、メールではなく電話やインスタントメッセンジャーを利用するため、[Phone & IM]で設定をしている場合に限ります |
@replies | 他のユーザーどうしの会話を読むかどうかを設定します |
New Follower Emails | 新しく他のユーザーからFollowされたときにメールで知らせます(これを設定していたも、プロテクトモードのときのFollowのリクエストはメールで知らされません) |
Direct Text Emails | ダイレクトメッセージ(個人宛の他のユーザーには読めないメッセージ)が届いたときにメールで知らせます |
Email Newsletter | Twitterからのお知らせメールを受け取ります |
[Password]をクリックすると、パスワードの変更ができます。[Current Password]に現在のパスワード、[New Password]と[Verify New Password]に新しいパスワードを入力し、[Change]をクリックしましょう。
Twitter
http://twitter.com/
アメリカのサービスであるTwitterは、現在のところ日本語に対応しておらず(日本語版は2008年春に登場の予定です)、画面上のメッセージはすべて英語で表示されます。サインアップするときに決めるユーザー名は、世界中の誰もがまだ登録していないものにする必要があります。入力しているときにすでに誰かが利用している場合は赤い文字で[That name has been taken. Please choose another]と、別のユーザー名にするよう促されます。緑の文字で[Available!]と表示されている場合は、そのユーザー名が利用可能です。
次回以降にTwitterを利用するときには、トップページの[Please Sign In]にメールアドレスとパスワードを入力して[Sign In]をクリックし、Twitterにサインインします。このとき[Sign In]をクリックする前に[Remember me]にチェックを付けておくと、次回以降は自動的にサインインできるようになります。サインアウトするには、メインページの右上にある[Sign Out]をクリックします。
Twitterでは、ひんぱんに機能の改善やメンテナンスが行われています。そのため、メンテナンスやサーバーの不調で利用できなかったり、サーバーが非常に重くなってしまうことが、ときどきあります。そのような場合は、少し時間を空けてから再びアクセスするようにしましょう。