ここではIngress(イングレス)のレベル4~5ぐらいになったエージェント向けに、おもに攻撃と防衛に関するワザを解説します。レベル1~3の初心者エージェントは、こちらの記事からご覧ください。
▼初心者エージェント向け解説
Ingress初心者が身に付けたい、レベルアップ&上達の3つのワザ[L1~3向け]
エージェントとしての「装備」も重要になる
レベル4~5にるまでIngressを続けた人は、Ingressで歩くことが、日常の習慣となってきたのではないでしょうか。すると、いくつかエージェント向けの装備がほしくなってくるかもしれません。
まず、検討したいのがモバイルバッテリーです。Ingressはバッテリーを激しく消費するため、長時間のエージェント活動には、モバイルバッテリーが必要になります。
歩きやすい靴や、雨の日でも歩き回ることのできる雨具とスマートフォンの防水ケースなども、Ingressを楽しむための有意義な投資になるはずです。購入を検討してみるといいでしょう。
効果的な攻撃のため、5つのワザを覚えよう
レベル4ぐらいになると、使えるXmpバースターの威力が上がって、効果的な攻撃ができるようになります。すると、敵陣営のポータルを攻撃し、レゾネーターをすべて破壊してからデプロイ(レゾネーターの設置)→リンク→フィールド(CF)の作成ができるようにり、AP(Ingressでの経験値に相当するもの)の獲得ペースも上がっていきます。
レベル4~6までに必要なAP
レベル4 | 70,000AP |
レベル5 | 150,000AP |
レベル6 | 300,000AP |
とはいえ、十分な防御力を持ったポータルを攻略するのは、まだまだ困難な場合が多いです。効果的な攻撃のためのワザを知っておきましょう。
- 弾切れを避けよう
- 周囲に十分に注意を払おう
- ポータルのレベルとMOD、リンクを確認しよう
- 最大のダメージを与えるにはレゾネーターに重なって撃とう
- 溜めて撃とう
1弾切れを避けよう
1つのポータルのレゾネーターをすべて破壊するには、Xmpバースターをだいたい10~20発程度は打ち込むことになります。特にレベルが低いときは、数を撃つことが必要です。いいところで弾切れになってしまうのは悲しいので、日ごろからまめにポータルをハックし、Xmpバースターの備蓄を増やしておきましょう。
ハックでアイテムを多く手に入れるには、[HACK]を長押しするグリフハックが有効です。
2周囲に十分に注意を払おう
攻撃に夢中になっていると、スマートフォンの画面に集中しすぎてしまい、周囲への注意が不十分になりがちです。人通りの多いところではぶつからないように、車も通るところでは事故に遭わないように、十分に注意しましょう。
3ポータルのレベルとMOD、リンクを確認しよう
攻撃する前に、そのポータルがどれくらい「硬い」かを確認し、攻略できそうか判断します。1つの目安はポータルのレベルです。エージェントは、だいたい自分のレベル+2のレベルのポータルを攻略可能だと言われています。
対象のポータルが攻略可能なレベルだったら、次にポータルの情報を表示して[MOD status]をタップし、相手のポータルのMOD(装備)の状態を確認しましょう。ポータルのMODには次のようなものがあります。
ポータルの情報を表示中に[MOD status]をタップするとMODが表示され、MODのアイコンをタップすると、そのMODの名前などの詳しい情報が表示されます。
シールド(Portal Shield)
ポータル(のレゾネーター)が受けるダメージを軽減します。Common、Rare、Very Rareの3種類があり、色と性能が違います。
フォースアンプ(Force Amp)
ポータルが反撃するときの威力を高めます。
ターレット(Turret)
ポータルが反撃する頻度とクリティカル率を高めます。フォースアンプとターレットの両方が設置されたポータルは、反撃の頻度も威力もクリティカル率も高くなります。
ヒートシンク(Heat Sink)
マルチハック(Multi Hack)
リンクアンプ(Link Amp)
この3種類のMODは、ポータルの防御力や反撃能力には影響しません。ヒートシンクは再ハックが可能になるまでの時間(通常300秒)を短縮し、マルチハックはバーンアウトするまでにハック可能な回数(通常4回)を増加させます。リンクアンプはリンク可能な距離を伸ばします。
シールドが装備されていると、レベル的に攻略可能であっても、実際の攻略は困難になります。ポータルの反撃に負けないだけXMに余裕があるか(「パワーキューブ」があれば、反撃でXMが減ってもその場で補給できます)、シールドに負けないだけのXmpバースターがあるかを考えて、攻撃するかしないかを検討しましょう。
とはいえ、慎重になりすぎる必要もありません。勝算があるかどうかわからなくても、どの程度のダメージを与えられるのか試してみることは、いい経験になります。
HINT反撃でXMがゼロになっても「ゲームオーバー」にはならない
ポータルから反撃を受けてXMがゼロになると[Scanner disabled. Collect more XM.]と表示され、画面が荒れて行動できなくなってしまいます。しかし、Ingressにゲームオーバーはありません。少し離れた所を歩いてXMを回収するか、アイテムの「パワーキューブ」(Power Cube)を使ってXMを補給することで、ふたたび行動できるようになります。
なお、MODは攻撃によって一定の確率で破壊できることがあり、シールドを破壊できれば、与えられるダメージが大きく上がります。大量にXmpバースターを持っている場合は、シールドの破壊に期待して撃ちまくるという手もあります。
もう1つ、ポータルから張られたリンクも確認しましょう。多くのリンクが張られたポータルは、孤立した(リンクのない)ポータルと比べて、ダメージを軽減する力が高まります。多くの敵ポータルがリンクされたエリアを攻撃するならば、端から攻めたほうが、リンクを切り崩すという意味では攻撃しやすくなります。
▼MODやリンクを調べるにはIntelマップも有効です:
Ingress(イングレス)で広い範囲の情報を見る「Intel」マップの使い方
4最大のダメージを与えるにはレゾネーターに重なって撃とう
Xmpバースターには、レベルごとに射程と威力が設定されています。そして、威力は距離に応じて減衰します。レベルが低いうちは、ポータルの近くから攻撃するよりも、特定のレゾネーターに重なるように移動してから攻撃して各個撃破を狙った方が高いダメージを与えられることが多くあります。
ただし、場所によっては、レゾネーターに接近できないことがあります。例えば建物の壁際にあるポータルならば、半分は建物内になるはずです。また、レゾネーターが線路や車道、川などの上に位置することもあります。
レベルが低いときに、接近できない場所にレベルの高いレゾネーターがあると、攻略はかなり困難になります。できるだけ近付いて何発か攻撃してみて、破壊できそうになければ(例えばダメージが「2~3%」と表示された場合、Xmpバースターが50発撃てれば破壊できそうだと計算できますが、攻撃するときや反撃を受けたときにXMが減るので、ある程度パワーキューブも必要になります)、あきらめましょう。
レベルの高いXmpバースターでは威力と射程が上がるため、ポータルの中央で撃つことで全レゾネーターに合算して大きなダメージを与えられるようになります。
レゾネーターにできるだけ近付いてから攻撃することで、そのレゾネーターへのダメージを最大にできます。
5溜めて撃とう
攻撃するときに[FIRE]を長押しして離すと、攻撃力を1~20%アップできます。長押ししているとアクション範囲内でエネルギーの輪が収束するアニメーションが表示されるので、できるだけ小さくなったところで指を離しましょう。レベルの高いXmpバースターほど収束の動きが速くなり、高いダメージを狙うのが難しくなります。
[FIRE]を長押しし、光の輪が収束したところで指を離します。
[Attack +20%]と表示され、通常よりもダメージが20%アップしました。
HINT「ウルトラストライク」(Ultra Strike)は短射程で高威力
「ウルトラストライク」(Ultra Strike)は、射程が極端に短い代わりに、威力の高いXmpバースターです。使い方はXmpバースターと同じで、レゾネーターに重なって撃つことで、狙ったレゾネーターに大きなダメージを与えることができます。また、ポータルに重なって撃つことで、MODを破壊できることがあります。
HINT「ADA Refactor」と「JARVIS Virus」
青い「ADA Refactor」はエンライテンドのポータルをレジスタンスに、緑の「JARVIS Virus」はレジスタンスのポータルをエンライテンドに反転させることができます。どちらの陣営のエージェントも両方のアイテムを使うことができ、レジスタンスのエージェントがJARVIS Virusを使って自陣営のポータルを敵陣営に反転させることも可能です。
HINTXmpバースターの性能を知るには
Xmpバースターの性能は公式には明らかにされていませんが、独自に解析した情報を公開しているサイトがあります。参考にしてみるといいでしょう。
【MMMMORPG】Ingress攻略(Wiki風味)【大規模社会実験】: ■Xmp Burster & Ultra Strike
IPAS - Ingress Portal Attack Simulator
XMP Bursters - DeCode Ingress | DeCode Ingress
ポータルを守る4つのワザを覚えよう
攻撃が成功してポータルのレゾネーターをすべて破壊すると、ポータルは中立になります。次に、デプロイして自陣営のポータルにしますが、このときにもコツがあります。
- アクション範囲ぎりぎりまで離れてデプロイしよう
- MODを設置しよう
- 周囲のポータルとリンクしよう
- リチャージしよう
1アクション範囲ぎりぎりまで離れてデプロイしよう
ポータルを攻略できた興奮で、すぐにデプロイしてしまいたくなるかもしれません。しかし、ポータルに近い位置にレゾネーターを設置すると、Xmpバースターの攻撃が減衰せずすべてのレゾネーターに当たるようになるため、非常に破壊されやすくなってしまいます。
そこで、ポータルから距離を置き、アクション範囲ぎりぎりにポータルが入る位置でデプロイを行いましょう。このようにすると、ポータルからもっとも離れた距離にレゾネーターを設置でき、Xmpバースター1発で受けるダメージを最小にできます。
アクション範囲の輪のぎりぎりにポータルが入るところでデプロイを実行(デプロイ画面で[CONFIRM]をタップ)することで、各レゾネーターがまとめて攻撃をされにくく、守りやすいポータルにできます。
2MODを設置しよう
大事なポータルには、シールドなどのMODを設置して防御力を高めましょう。ポータルには4つのMODを設置できますが、1人のエージェントが設置可能なのは2つまでです。残り2つは仲間に託しましょう。
3周囲のポータルとリンクしよう
周囲のポータルとリンクすることは、防御力を高めると同時に、AP稼ぎにもなります。あらかじめポータルキーを集めておいて、すみやかにリンクを張るようにしましょう。
4リチャージしよう
ポータルが攻撃を受けると、レゾネーターのXMが減少します。また、何もしていなくても時間の経過によりXMが減衰していき、中立のポータルに戻ってしまいます。
そこで、大事なポータルにはXMをリチャージしましょう。ポータルキーを持っていれば、離れた場所のレゾネーターにもリチャージが可能です。
最後に:ほかのエージェントの名前を覚えよう
レベル4~5程度までプレイしていると、活動エリア内でよく見るエージェントの名前を自然と覚えるはずです。心強い味方もいれば、手強い敵もいるでしょう。Ingressは多くの人が参加して遊ぶゲームです。ほかのエージェントとどのように付き合うかを、少し考えておきましょう。
COMM(Ingressのコミュニケーション機能)で積極的にコミュニケーションを取ることもできますし、あくまでもソロプレイを楽しむことにしても構いません。一方で、あなたが活躍を続けているエリアでは、ほかのエージェントもあなたの名前を覚えます。
そのため、場合によってはほかのエージェントから声をかけられたり、エージェント仲間のコミュニティ(Google+やGoogle+のハングアウトで運営されていることが多いようです)に誘われたりすることもあるはずです。コミュニティにより雰囲気や活動方針はさまざまですが、誘ってくれた人に話を聞いてみて、無理なく活動できそうであれば、参加してみるといいでしょう。情報交換や協力プレイを楽しめる仲間を得るチャンスです。
また、初心者エージェントがAPを稼ぎやすいようにリンクしていないポータルを残してくれる高レベルのエージェントや、自分の取りこぼした敵ポータルを攻めてくれたり、自分のポータルにMODを設置してくれたりしたエージェントの名前は、特によく覚えておきましょう。
もしも、仲間がほしくなったら、そうして覚えていたエージェントにCOMMで声をかけてみるといいでしょう。特に協力的なプレイスタイルの人だと考えられるので、きっと、いい仲間になってくれるはずです。
▼さらにレベルが上がったら:Ingress上級者に必要な、補給と戦線維持のワザ[L6~7向け]
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