Gmailの設定をする
1.[メール転送とPOP/IMAP]を表示する
2.IMAPアクセスを有効にする
メールソフトの設定をする
1.[インターネットアカウント]を表示する
2.メールアカウントを追加する
3.メールアカウントの種類を選択する
4.差出人名を入力する
5.メールアドレスを入力する
6.メールサーバーを入力する
7.ユーザー名とパスワードを入力する
8.メールアカウントの追加を完了する
9.メールアカウントのプロパティを表示する
10.[詳細設定]を表示する
11.メールサーバーの詳細設定を変更する
12.Gmailからメールをダウンロードする
13.Gmailにログインする
14.追加したメールアカウントのフォルダを表示する
15.Gmailの[受信トレイ]を表示する
16.ダウンロードされたメールを確認する
メールソフトで送受信できるか確認する
1.Gmailに届いたメールを受信する
2.Gmailのメールアドレスでメールを送信する
3.送信されたメールを確認する
[ヒント]「POP」「IMAP」とは
「POP」「IMAP」とはメールの通信規格のことですが、それぞれ仕組みが異なります。POPでは、メールサーバーからメールをいったんパソコン内にダウンロードし、メールソフト上で未読・既読状態を管理します。一方IMAPでは、メールサーバーにあるメールに直接アクセスするので、メールソフトでメールを既読にすると、その状態がメールサーバーにも反映されます。複数のパソコンやモバイル端末でメールを確認する場合はIMAPが向いているといわれ、一般的にもなってきています。
[ヒント]POPにすればバックアップにもなる
IMAPでのメールの確認は、メールサーバーにアクセスしながら行うことが前提となります。したがって、Gmailになんらかの障害が起こったときに備えてメールのバックアップをとっておきたい場合は、POPが適しています。「Gmailの設定をする」の手順2の画面で[POPダウンロード]の[すべてのメールでPOPを有効にする]をクリックし、[Gmailのコピーを受信トレイに残す]が選択されていることを確認して[変更を保存]をクリックすれば、POPアクセスが有効になります。最近のメールソフトではIMAPをオフラインでも利用できるようになってきていますが、いずれにしても、常にバックアップを意識した利用を心がけたいものです。
[ヒント]Windowsメール以外のメールソフトでもIMAPアクセスを利用できる
Outlook Express、Outlook、Thunderbirdなど、現在のメールソフトのほとんどがIMAPアクセスに対応しています。また、iPhoneなどのスマートフォンに搭載されたメールソフトでも、多くの場合IMAPアクセスが可能です。なお、対応するメールソフトの設定手順は、Gmailのヘルプページを参照してください。
▼メールソフトのIMAP設定手順(Gmail ヘルプ)
http://mail.google.com/support/bin/topic.py?hl=jp&topic=12913
[ヒント]Gmailでラベルを作成するとメールソフトではフォルダが作成される
Gmail上のラベルは、メールソフトではフォルダとして再現されます。そのほか、Gmailでスターを付けたメールには、メールソフトでフラグが設定され、Gmailの[受信トレイ]でアーカイブしたメールは、メールソフトで[Gmail]フォルダ内の[すべてのメール]フォルダに移動します。このようにGmailとメールソフトの連動性は高く、複数の端末でメールを扱う場合はメリットを感じるはずです。ただし、Gmail上でラベル名を変更すると、メールソフト上でエラーが起こるので、ラベル名は変更しないようにしましょう。以下は、Gmailでのメールの操作と、メールソフトでのメールの操作の違いです。
●IMAPアクセスにおけるGmailとメールソフトの操作の違い
Gmailでのメールの操作 | メールソフトでのメールの操作 |
---|---|
既読にする | 既読にする |
スターを付ける | フラグを設定する |
ラベルを作成する | フォルダを作成する |
ラベルを付ける | フォルダに移動する |
ラベルを削除する | フォルダを削除する |
アーカイブする | [[Gmail]/ すべてのメール]フォルダに移動する |
迷惑メールとして報告する | [[Gmail]/ 迷惑メール]フォルダに移動する |
[ゴミ箱]に移動する | [[Gmail]/ ゴミ箱]フォルダに移動する |
[ヒント]モバイル利用で効果を発揮するIMAPアクセス
筆者は、iPhoneに搭載されているメールソフトをIMAPアクセスで利用してGmailを読んでいます。iPhoneのメールソフトでは、インターネットに接続されていなくてもダウンロードしたメールを読んだり、メールを新規作成できるので、モバイルでのGmailの扱いがとても効率的になりました。便利なIMAPですが、メールサーバーがIMAPに対応していることが前提となります。また、セキュリティポリシー上、会社のメールサーバーには外部からのアクセスが認められていないケースもありますので、事前に確認してください。