Eclipseのインストールと日本語化

 次にEclipseをインストールして日本語化言語パックを導入します。Eclipseのインストールは、ダウンロードしたZIPファイルの中にあるフォルダを任意の場所にコピーするだけで完了します。ですが、起動プログラムのパス名に日本語やスペースが含まれると、うまく動かないことがあるので、ここでは、ルートフォルダ(C:\)にインストールします。任意の場所に置くこともできますが、その際は、途中のフォルダ名に日本語やスペースが含まれないようにしてください。


手順1:エクスプローラーで[ダウンロード]フォルダを開き、[eclipse-java-ganymede-SR2-win32.zip]をクリックして開きます。

手順2:[eclipse]フォルダがあるので、これをドラッグして[ダウンロード]フォルダ(その他のフォルダでも可)に入れます。

手順3:[ダウンロード]フォルダに戻って、Eclipse日本語化言語パック[NLpackja-eclipse-java-ganymede-SR2-blancofw.zip]を開きます。

手順4:[eclipse]フォルダがあるので、同様にドラッグして[ダウンロード]フォルダ(eclipse本体をコピーした場所)に入れます。

手順5:フォルダーの上書き確認が表示されるので[はい]をクリックします。

手順6:[ダウンロード]フォルダへ戻って、[eclipse]フォルダをルートフォルダ(C:\)へコピーします。他の場所でもかまいませんが、日本語やスペースを含むフォルダが含まれるパスへはコピーしないようにしてください。

Eclipseの起動とワークスペースの設定

 Eclipseを起動してみましょう。最初に、作成したプログラムなどを保存する「ワークスペース」の場所を確認されます。これは、自分で適当な場所を指定します。標準では、ユーザーホームフォルダ(Windows 7の場合)のWorkSpaceが指定されているので、これをこのまま使ってもかまいません。


手順1:Eclipseをインストールしたフォルダ(c:\eclipse)を開き、[eclipse.exe]を起動します。

手順2:ワークスペース(開発するソフトウェアのコードなどを置く場所)を確認してくるので、適当な場所を選択します。標準は、自分のホームフォルダのWorkSpaceになっています。 画面の下にある[この選択をデフォルトとして使用し、今後この質問をしない]のチェックボックスをオンにすると、次回からこのダイアログボックスは表示されなくなります。

BlackBerry用のプラグインをEclipseに追加

 次にEclipseにBlackBerry用のプラグインを組み込みます。作業はすべてEclipseの中から行います。


手順1:Eclipseで[ヘルプ]メニューにある[ソフトウェア更新]を選択します。

手順2:[ソフトウェア更新およびアドオン]ウィンドウが開くので、[使用可能なソフトウェア]タブをクリックして開きます。右側にある[サイトの追加]ボタンをクリックします。

手順3:[サイトの追加]ダイアログボックスで右にある[アーカイブ]ボタンをクリックします。

手順4:ダイアログボックスで、ダウンロードした[eJDE1.0.0.67_With_CP4.5.0.16.zip]を選択します。[サイト追加]ダイアログボックスに戻るので[OK]ボタンをクリックします。

手順5:[ソフトウェア更新およびアドオン]に[BlackBerry Update Site]が追加されています。もう一度[サイトの追加]ボタンをクリックし、同じ手順で[eJDE-4_6_0_19_Component.zip]も追加します。

手順6:[ソフトウェア更新およびアドオン]で、[BlackBerry Update Site]と[jjar:file:C:\Users\sin\Downloads\eJDE-4_6_0_19_Component.zip!/]の前にあるチェックボックスをオンにして、[インストール]ボタンをクリックします。コンポーネントのインストールが開始されます。

手順7:確認画面が表示されるので、3つの項目があり、チェックボックスがオンになっていることを確認したら[次へ]ボタンをクリックします。

手順8:ライセンスの画面が表示されます。読み終えたら、右側の[使用条件の条項に同意します]をクリックします。その後[完了]ボタンをクリックするとインストールが始まります。

手順9:終了すると、Eclipseを再起動する旨のメッセージが表示されるので、[はい]ボタンをクリックして再起動させます。

Eclipseの環境設定「利用するコンポーネントの選択」

 BlackBerryのプラグインがインストールされ、Eclipseが再起動したらプラグインの設定を行います。これは、インストールされているプラグインのうち4.6.0のパッケージを選択するものです。


手順1:Eclipseが再起動したら、[ウィンドウ]メニューにある[設定]を選択します。

手順2:[設定]ダイアログボックスで左側のリストから[BlackBerry JDE]を選択。先頭の三角マークをクリックして項目を開き、[Installed Components]を選択します。

手順3:[Choose one of installed Components]で[BlackBerry JDE Component Package 4.6.0]を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

 以上で、基本的な設定は終了です。次回は、Eclipseを使って、簡単なプログラムを作成し、これをシミュレータで動かしてみることにします。