ワザ67
収益性の高いページへの訪問を増やそう
意識的に呼び込まないと収益が減る可能性も
サイト全体の収益性を高めるには、今まさに収益の高いページへのアクセスを増やせばいい、という考え方はもちろんあります。しかし、実際は思うようにいかないのが現実です。
ワザ45ではGoogle AdSenseとの連携により、Googleアナリティクスで収益が高いページを確認する方法を解説しました。サイト運営者なら日々チェックしていると思いますが、ここであらためて、ページビューが多いページをGoogleアナリティクスで確認してみてください。収益が高いページ=ページビューが多いページ、とはなっていない場合がほとんどだと思います。
ページビューが多いページは、そのページにあるキーワードがSEOに強かったり、ソーシャルメディアで定期的に言及されていたりなど、今後も安定した訪問を見込める要素があるものです。しかし、収益が高いページにはそのような要素があるとは限らず、訪問が減ってしまえば、収益も減ってしまいます。よって、意識的に訪問者を誘導してあげる施策が求められます。
内部リンクを調べて適切な誘導をかける
Googleウェブマスターツール(ワザ53で解説)には、サイトの内部リンクを確認する機能も用意されています。収益が高いページのURLを入力し、サイト内のほかのページからどれだけリンクが張られているかを調べてみましょう。多ければいいというわけではなく、訪問者の役に立つような関連性の高いページから張られていることが重要です。関連性のあるページの中でも、ページビューの多いページからのリンク漏れがあれば、早急に対策を行いましょう。
Tipsページビューが多いページを調べるには
ワザ45を参考にGoogleアナリティクスの[レポート]画面を表示し、[行動]→[サイトコンテンツ]→[すべてのページ]の順にクリックすると、ページビューが多い順にページのURLが表示されます。プライマリディメンションを[ページタイトル]に変更すれば、タイトルごとの表示になります。
ページの内部リンクを調べるには
1[内部リンク]画面を表示する
2ページのURLを入力する
3内部リンクの情報が表示された
こぼれ話ソーシャルメディアでの宣伝はほどほどに
TwitterやFacebookなどで収益性の高いページをシェアし、フォロワーや友達に記事の存在を認識してもらう施策も有効です。しかし、ソーシャルメディアの本質は人と人との交流や関係性の強化にあるため、過度に宣伝ばかりしていると嫌悪感を与えてしまいます。みんなにとって役に立つ、面白い情報をシェアするとともに、時折、宣伝を行うバランス感覚が大切です。
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