ワザ76
悪意のある嫌がらせ行為からサイトを守ろう
覚えのない大量のクリックはGoogleに申請できる
「AdSense狩り」という言葉をご存じでしょうか? 誠実に運営されているサイトの広告を執拗にクリックする、HTMLソースコードから広告コードを抜き出してアダルトサイトに掲載するなど、悪意のある第三者からの嫌がらせ行為のことを指した通称です。収益化に成功していることへの妬みなどから、アカウント停止などのペナルティが課されるように仕向ける目的で行われているようです。
自分の身に覚えがないところでポリシー違反とみなされ、アカウントが停止されてしまってはたまりません。Googleでも、これらの嫌がらせ行為への対策は採られていますが、自分自身でリスクを回避する方法も覚えておきましょう。
大量の不正クリックについては、自分が意図して行ったわけではないことをGoogleに申し立てることができます。パフォーマンスレポートを見ていて、昨日や先週のクリック数に異常な数値を見つけた場合は、「無効なクリックの連絡フォーム」から申請します。
広告コードが不正に流用されることを防ぐ
広告コードの不正流用については、Google AdSenseの管理画面で[サイトの認証]を行うことで対策が可能です。以下の手順で自分のサイトのURLを追加することで、そのサイトでしか広告の収益が発生しない(広告として認識されない)ようにできます。
ただし、この設定を行った場合、新しいサイトを立ち上げたときにもURLの追加が必要になることを忘れないようにしてください。新しいサイトに広告コードを挿入すれば、広告自体は表示されるので、収益が発生していないことに気付かないおそれがあります。[サイトの認証]は慎重に設定し、企業では関係者への周知を徹底しましょう。
Tipsほかのサイトでの広告掲載に審査は不要
AdSenseの広告をほかのサイトに掲載するにあたって、あらためてサイトの審査を受ける必要はありません。広告コードをHTMLソースコードに挿入できさえすれば、すぐに広告の配信が開始されます。
大量の不正クリックを申請するには
自分の名前とメールアドレス、該当する広告があるページのURLなどを記載して申請する。[サイト運営者ID]は、以下の手順②の画面で[アカウント]→[アカウント情報]の順にクリックすると確認できる。