ワザ14
関連するページにリンクを張り、読者に多くの情報を提供しよう
リンクでその記事から得られる情報を増やす
紙の文書では実現できない、Webならではの機能が「リンク」です。ビジュアルエディターに入力した文字の一部を選択して、ほかのWebページのURLを入力することで、リンクを張ることができます。
リンクを張るときは、「この記事からどのようなページにリンクを張ったら、記事を読んでくれたユーザーに役立つ情報を提供できるか」を考えましょう。例えばイベントへ参加することを告知するときは、イベントの公式サイトにリンクすれば、ユーザーはイベントの詳しい情報が得られます。飲食店の新メニューを紹介する記事で、元になったメニューや過去の似たメニューの紹介記事があれば、それらの記事にリンクすることで、メニューの変遷やエピソードを楽しんでもらえるかもしれません。実用的なものから裏話的なものまで、情報量を増やすことを意識して、リンクが張れるときには積極的に利用しましょう。
「内部リンク」はSEOのためにも重要
自分のサイト以外のページにリンクすることを「外部リンク」と呼ぶのに対し、自分のサイト内のページにリンクすることは「内部リンク」と呼びます。
サイトの内部リンクが充実していると、内部リンクをたどって、読者が1回の訪問で複数の記事を読んでくれるようになるため、ページビューが増えやすくなります。また、内部リンクが充実することによって検索エンジンの評価が上がり、検索エンジンのクローラー(ワザ7参照)による収集がスムーズになることも期待できるため、内部リンクはSEOの重要なポイントにもなります。
以下で解説する手順のように、WordPressは、既存の固定ページや投稿の記事を一覧から選択するだけで、簡単に内部リンクを作ることができます。積極的に活用しましょう。
Tipsアンカーテキストは意味のある言葉にする
リンクを張るときに選択する文字を「アンカーテキスト」と呼び、アンカーテキストの内容は検索エンジンがリンク先のページを評価する材料になるとされます。「こちら」「ここをクリック」といった文字では意味がわからないため、評価できません。リンク先ページのタイトルやイベント名、商品名など、それだけで何だかわかる、意味のある言葉からリンクしましょう。
Tips「訪問」と「ページビュー」の違い
サイトへのアクセスを計測するとき、ユーザーが1回サイトにアクセスすることを「訪問」または「セッション」、1つのページを表示する(読む)ことを「ページビュー」と呼びます。ユーザー1回の訪問で多くのページを表示すると、それだけページビューが増えることになります。
外部のサイトにリンクするには
既存の記事への内部リンクを作るには
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