ワザ75

「子テーマ」を使って安全・確実にテーマを編集しよう

親テーマから必要な部分だけを書き換える

ワザ74でテーマのファイルをダウンロードしましたが、本書では、 このファイルを直接編集して書き換えることはしません。そのかわり「子テーマ」という機能を使って、元のテーマ(親テーマ)を部分的に書き換える形で、テーマを編集していきます。

子テーマは、1つの新しいテーマとして、新しいフォルダーに作ります。しかし、ワザ74で見たような多数のファイルを作る必要はありません。まず、「style.css」というファイルを作って、その中で親テーマを指定します。そして、親テーマの編集したい部分に該当するファイルだけを子テーマのフォルダーに入れると、その部分だけが変更されます。CSSを変更したい場合は、子テーマの「style.css」に入力すると、親テーマのCSSよりも優先して適用されます。

子テーマは、とても使い勝手のいい機能です。親テーマから変更したい部分だけを作ればいいので作業量が少なくて済み、親テーマは変更しないため、元に戻すことも簡単です。

また、テーマはときどき更新されますが、元のテーマを直接編集していた場合、更新により編集内容が消えてしまいます。しかし、子テーマを使っていれば、親テーマを更新しても編集内容を保持できます。テーマの更新は機能追加ファイルの「functions.php」の修正や機能追加がほとんどですが、デザインの変更でこのファイルを編集することはありません。そのため、子テーマのデザインはそのままで、更新された親テーマの「functions.php」を利用できます。

Tips親テーマを元に子テーマを編集する

ワザ74でダウンロードしたテーマのファイルは、子テーマでファイルを編集するときに、元ファイルとして子テーマのフォルダーにコピーして使います。また、バックアップとしても利用します。

親テーマをベースに、書き換えたい部分だけ子テーマを作る

親テーマをベースに、書き換えたい部分だけ子テーマを作る