できるもん僕、できるもんがみなさんの疑問を解決しますもん。今週は、Excelなどの「関数」はなんで「関数」なの? という質問ですもん。

「Excel関数」の「関数」ってどういう意味ですか? 足し算したり平均を求めたりするのが「関数」なのは何となくわかるけど、曜日や文字が出てくるのも「関数」って、よくわかんない。

できるもんよくわかんないと言われても、そういえば、なんの「数」なんだろ......わからなくなってきましたもん。

できる編集部なるほどね。確かに数字に関係するなら「関数」と呼ぶのもわかるけど、数字以外を扱うのも「関数」となると、よくわからないですね。

できるもんパソコン的にはどんなデータも数字だから......?

できる編集部できるもん、なんか難しいことを言いますね。実際のところ、「関数」は英語で「Function」。「機能」という意味もある言葉で、「Excel関数」は「Excel便利機能」ぐらいの意味合いなんですよ。

できるもんえっ、そうなの? 「数」は関係ないですもん?

できる編集部当たり前に使われていて、ふだんはあまり気にしないけれど、「関数」という言葉の意味に、「関」と「数」という漢字そのものの意味は、あまり関係がないんです。

できるもんへええー。

できる編集部「関数」の定義は「ある数や文字を『引数』として受けて、何らかの処理を行い、引数に応じた結果を出すもの」。つまり、Excelでいえば、引数にしたセルの内容に応じて何かしらの内容を表示するのが関数で、足し算も、曜日や文字を表示するのも「関数」の一種だというわけですね。

できるもんなるほどー。持ってくるセルの内容によって結果が変わる便利機能が「関数」。ちょっとスッキリしましたもん。

できる編集部ちなみに、Wikipediaの「関数 (数学) 」の項目の受け売りですが、「Function」という言葉は中国で「函数」(ファンスウ)という言葉に翻訳され、日本に入って「函数」(かんすう)になったそうです。その後、「函」という字が使われなくなった()ので、「関」の字を使うようになりました。これが語源みたいですね。

※注:1946年に公示された「当用漢字」に「函」の字が含まれなかったため、「関」への書き換えがすすめられた、とのこと。


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