Windows 7のようにもWindows 8.1のようにも使える

Windows 8で機能が削除され、従来のWindowsユーザーから惜しまれる声が多かったスタートメニューが、Windows 10で復活しました。

しかし、ただ元に戻ったわけではありません。[すべてのアプリ]を一覧できるWindows 7までの伝統的なメニューと、タッチ操作を重視したWindows 8/8.1で導入された先進的な「スタート画面」を一体化した、新世代のスタートメニューとなっているのが特徴です。

アプリの起動はもちろん、タイルから各アプリの最新情報を確認できます。その上、メニューを自分好みにカスタマイズすることも可能です。ここでは、スタートメニューの画面構成を確認します。

スタートメニューの構成を確認する

1スタートメニューを表示する

スタートボタンをクリックする

Windows 10のデスクトップで、画面左下にあるWindowsロゴのスタートボタンをクリックします。

2スタートメニューが表示された

スタートメニューが表示された

スタートメニューが表示されました。アプリの一覧とタイルが配置された新しいスタートメニューです。

スタートメニューの各部の機能は以下の通りです。

① アプリ

[よく使うアプリ]にあるアプリや、[エクスプローラー][設定]などを起動できます。例えば、[設定]をクリックすると、Windows 10の新機能である[設定]の画面が表示されます。

HINTアプリを手軽に起動できるようにするには

アプリのアイコンを右クリックすると、スタート画面(③のエリア)やタスクバーにアプリを固定して、すぐに起動できるように設定できます。また、一覧から非表示にすることも可能です。

アプリのアイコンを右クリックした

アプリのアイコンを右クリックすると、関連する操作のメニューが表示されます。

② すべてのアプリ

パソコンにインストールされているすべてのアプリが表示され、一覧からアプリを起動できます。一覧はスクロールでき、フォルダーをクリックすると格納されたアプリが表示されます。

[Windowsアクセサリ]フォルダーをクリックした

[すべてのアプリ]を開いたところ。[Windowsアクセサリ]をクリックすると、[Internet Explorer]などの標準アプリや機能が表示されます。

③ スタート画面

Windows 8/8.1のスタート画面に相当するエリアです。表示されているタイルをクリックすると、アプリを起動できます。ライブタイル機能に対応したアプリでは、天気や最新ニュース、新着メールなどの情報が表示されます。

天気アプリのタイル

[天気]アプリでは、現在位置の天候と気温の情報が表示・更新されます。

HINTタイルの配置はカスタマイズできる

スタート画面のエリアにあるタイルは、ドラッグして移動したり、大きさを変更したりして配置をカスタマイズできます。

スタート画面のアプリをドラッグ

タイルをドラッグして自由に配置を変更できます。

タイルを右クリックしてメニューを表示した

タイルのサイズは、右クリックすると表示されるメニューの[サイズ変更]から変更できます。

④ スタートメニューのサイズ変更

スタートメニューの上端、または右側の端をドラッグすると、スタートメニューのサイズを変更できます。タイルの数やサイズ、配置状況に合わせて、サイズを調整するといいでしょう。

スタートメニューのサイズ変更

ウィンドウと同じように、スタートメニューの端をドラッグするとサイズを変更できます。

⑤ 電源

[電源]ボタンをクリックすると、Windowsをスリープ/シャットダウン/再起動できるメニューが表示されます。

電源をクリックしてメニューを表示した

[電源オプション]をクリックすると、電源に関する操作メニューが表示されます。

⑥ ユーザーアカウント

Windowsにサインインしているアカウントが表示されます。クリックすると、アカウントのロックやサインアウト、設定の変更ができます。また、複数のユーザーアカウントを作成している場合はユーザーを切り替えられます。

ユーザーアカウントをクリックしてメニューを表示した

ユーザーアカウントをクリックすると、アカウントに関する操作メニューが表示されます。

(清水理史&できるネット編集部)

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