明日の予定を聞いたり、雑談したりできる

2015年11月12日(米国時間)に一般公開されたWindows 10のアップデートにより、Cortana(コルタナ)が日本語で使えるようになりました。Cortanaとは、Windows 10に搭載されている音声アシスタントの名称で、iPhoneの「Siri」のような機能です。Cortanaがどんな機能か、何ができるのかを見てみましょう。

Cortanaをセットアップする

Cortanaの使い方は簡単で、タスクバーの検索ボックスをクリックするだけです。最初に簡単な初期設定を済ませれば、すぐに音声で、いろいろなことをお願いできるようになります。

1Cortanaを起動する

Cortanaを起動する

タスクバーの検索ボックスをクリックすると、Cortanaが起動します。

2設定を進める

設定を進める

Cortanaの簡単な紹介が表示されるので、[次へ]をクリックして設定を進めます。続いて、個人情報に関する画面が表示されたら[同意する]をクリックします。

3自分の名前を登録する

自分の名前を登録する

Cortanaに呼んでほしい自分の名前を登録し、[次へ]をクリックします。

4設定を完了する

設定を完了する

興味のある分野を登録しておくと、天気や株価などを表示できますが、まだあまり機能が実装されていません。あとからでも設定できるので、とりあえず[了解です]をクリックして設定を完了します。

Cortanaを使ってみる

Cortanaは2通りの使い方ができます。1つは情報の表示です。検索ボックスをクリックすることで、現在地の天気などの情報を表示できます。

もう1つは、音声での操作です。マイクのアイコンをクリック後、音声で調べたいことや、お願いしたいことを話します。

音声での操作は、標準ではマイクをクリックしたあと、質問を声に出して話します。「ピポッ」という聞き取り開始の合図の音が聞こえたら、「今日の予定を教えて」といったように自然言語で話しかけると、内容に応じた対応をしてくれます。

1情報を表示する

情報を表示する

検索ボックスをクリックすると、天気や株価などの情報が表示されます。続いてマイクをクリックし、音声での検索や各種操作を始めましょう。

2音声で操作する

音声で操作する

マイクをクリックしたあと、聞き取り開始の合図の音が聞こえたら、声で話しかけます。認識された言葉が検索ボックスに入力されます。ここでは「今日の予定を教えて」と話しかけています。

HINT「コルタナさん」で起動することもできる

Cortanaの設定を変更すると、いちいちマイクをクリックしなくてもCortanaに話しかけられるようになります。Cortanaの左側に表示されている[ノートブック]アイコン(上から3番目)をクリックしてから[設定]をクリックし、[コルタナさん]を[オン]にしましょう。すると、次回から「コルタナさん、今日の予定を教えて」のように呼びかけるだけで、Cortanaを利用できるようになります。

「コルタナさん」をオンにする

[コルタナさん]を[オン]にすると、「コルタナさん」と話しかけることで音声認識が自動的に開始されます。

3結果が表示される

結果が表示される

きちんと認識されると、それに対応した結果が表示されます。ここでは今日の予定を聞いたので、カレンダーに登録されている予定が表示されました。

動画で見るCortanaの声を聞いてみよう

Cortanaでいろいろな操作を実行している様子を動画で紹介します。

長い自然言語でリマインダーを登録する

「来週の水曜日の午前10時に会議のリマインダーを登録」でリマインダーを登録している様子です。

対話形式でリマインダーを登録する

「リマインダーを登録」で開始し、Cortanaの質問に答える形でリマインダーを登録している様子です。

明日の予定を確認する

「明日の予定を教えて」で、リマインダーやカレンダーの予定を表示している様子です。

一般的なことをWeb検索で調べる

「神保町のおいしいカレー屋さんを教えて」でWeb検索をしている様子です。認識した音声に明確に対応する機能がない場合は、基本的にWeb検索になります。

Cortanaさんと雑談する

「年齢は?」「性別は?」「ありがとう」。こういった質問にもCortanaは応えてくれます。尋ねるタイミングによって答えが変わることもあるので、いろいろ試してみると楽しいでしょう。

なお、Cortanaにうまく音声を聞き取ってもらうには、以下の点が重要です。意識して話しかけてみましょう。

  • 聞き取りの合図の音を確認してから話し始める
  • はっきりと滑舌よく話しかける
  • 少し大きめの声で話しかける

はっきり話しかけても、うまく認識してもらえないときは、マイクの音量を調整してみます。通知領域のスピーカーのアイコンを右クリックして[録音デバイス]を選択し、表示されたデバイスから使用するマイクを選択し、[プロパティ]をクリックします。[レベル]タブで音量を調整しましょう。

Windows 10のマイクの音量を調整する

マイクの音量やブーストを調整すると、認識してくれやすくなります。

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