マウスポインターの表示方法を指定する

cursor

{ cursor カーソル : 画像 ポインターの位置 種類; }

cursorプロパティは、対象となる要素内にマウスポインター(カーソル)があるときの表示方法を指定します。

初期値 auto
継承 あり
適用される要素 すべての要素
モジュール Basic User Interface Module Level 3

値の指定方法

画像

url() 関数型の値です。マウスポインターとして使用したい画像ファイルのURLを指定します。1つ目の画像を表示できなかったときの候補として、カンマ(,)で区切って複数指定できます。

ポインターの位置

画像を指定した場合、マウスのクリックに反応する画像上の位置を、半角スペースで区切って2つの値で指定します。1つ目は水平方向、2つ目は垂直方向の位置を指定します。1つだけ指定した場合は、水平・垂直方向に同じ値が適用されます。

任意の数値 ピクセル単位の数値を単位を付けずに指定します。

種類

画像を表示できなかった場合に表示するマウスポインターの種類を、以下のキーワードで指定します。必須の値です。

auto ブラウザーが自動的に適切なポインターを選択して表示されます。
default 通常の矢印型のポインターが表示されます。
none ポインターを表示しません。
context-menu コンテキストメニューのアイコンが付いたポインターが表示されます。(Internet Explorerのみ対応)。
help クエスチョンマークの付いたポインターが表示されます。
pointer リンクを表す指差しマークのポインターが表示されます。
progress データ処理の進行中(閲覧者は操作を続行可能)を表すポインターが表示されます。
wait データ処理の進行中(閲覧者は操作を続行不可)を表すポインターが表示されます。
cell セルまたはセルグループを選択できることを表すポインターが表示されます。
crosshair シンプルな十字のポインターが表示されます。
text テキストを選択・入力できることを表す縦バーのポインターが表示されます。
virtical-text 縦書きのテキストの選択・入力可能を表す横バーのポインターが表示されます。
alias ショートカットやエイリアスを作成できることを表す、小さな矢印が付いたポインターが表示されます。
copy コピーできることを表すプラス(+)マークが付いたポインターが表示されます。
move 移動できることを表す矢印十字のマークが付いたポインターが表示されます。
no-drop ドラッグ&ドロップ禁止を表すマークが付いたポインターが表示されます。
not-allowed 処理を実行できないことを表すマークが付いたポインターが表示されます。
e-resize 右方向にサイズ変更できることを表すポインターが表示されます。
ne-resize 右上方向にサイズ変更できることを表すポインターが表示されます。
n-resize 上方向にサイズ変更できることを表すポインターが表示されます。
nw-resize 左上方向にサイズ変更できることを表すポインターが表示されます。
w-resize 左方向にサイズ変更できることを表すポインターが表示されます。
sw-resize 左下方向にサイズ変更できることを表すポインターが表示されます。
s-resize 下方向にサイズ変更できることを表すポインターが表示されます。
se-resize 右下方向にサイズ変更できることを表すポインターが表示されます。
ew-resize 左右方向にサイズ変更できることを表すポインターが表示されます。
ns-resize 上下方向にサイズ変更できることを表すポインターが表示されます。
nesw-resize 右上左下方向にサイズ変更できることを表すポインターが表示されます。
nwse-resize 左上右下方向にサイズ変更できることを表すポインターが表示されます。
col-resize 列の幅を変更できることを表すポインターが表示されます。
row-resize 行の高さを変更できることを表すポインターが表示されます。
all-scroll 任意の方向へスクロールできることを表すポインターが表示されます。
zoom-in 拡大できることを表すポインターが表示されます(Internet Explorerは非対応)。
zoom-out 縮小できることを表すポインターが表示されます(Internet Explorerは非対応)。

サンプルコード

a{
  cursor: url(image/dnet_icon.png) 2 2, auto;
}
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