撮影機材の選定

撮影用の機材は画質よりも「常に使えること」を重視する

高画質の写真は効果的でも、無理が生じては逆効果

Instagramにはスマートフォンで撮影した写真を投稿するのが一般的です。しかし、写真好きのユーザーの中には、デジタル一眼レフなどの高性能のカメラで撮影した写真をスマートフォンに取り込んで投稿する人もいます。

メインの被写体の背景をふんわりと描写する「ボケ」や、キラキラした光の表現、高い解像感のあるシャープな写真など、スマートフォンのカメラでは難しい表現を駆使した写真は、フィードの中でも目立ちます。高性能のカメラが常に使えるならば、利用をおすすめします。

高性能の機材を使うときに注意したいのが、「撮影待ち」で投稿が遅れてしまうような状況を避けることと、ほかのカメラで撮影したときの画質と大きな差が出ないようにすることです。

Instagramマーケティングでは、日々コンスタントに投稿することと、投稿する写真の世界観をそろえることが大事です。投稿が遅れては情報発信やコミュニケーションが滞りますし、複数のスタッフが写真を投稿したときに高性能のカメラで撮った写真だけが異質な印象を与えてしまっては、高画質の写真が逆効果になる可能性もあります。

企業のマーケティング施策だからといって、高性能の機材やプロ級の撮影技術が必要なわけではないことを覚えておいてください。大手ブランドではプロが撮影した写真を投稿していることが多いですが、店舗などではスタッフがスマートフォンで撮影した写真を投稿している場合がほとんどです。

画質に遜色がないことはもちろん、いつでも取り出して撮影でき、本来の業務の妨げにならない手軽さは重要です。無理をして高性能の機材を導入するよりは、扱いやすいスマートフォンを使うようにしましょう。