Instagramからのリンクは参照元に残らない

Instagramのプロフィール欄に設定したURLから、外部サイトへの誘導を計測するときには注意が必要です。ウェブページ間のリンクの場合、アクセス解析で参照元の情報から誘導数を計測できますが、Instagramからのリンクは参照元の情報が残らないため、そのまままではInstagramからの誘導が何件あるか計測できません。

対策としては、Instagramから誘導するURLにパラメータを付ける方法があります。例えば「https://dekiru.net/」のようにサイトのトップに誘導したい場合、「https://dekiru.net/?utm_source=instagram〜」のように、URLの後ろに「?」を付けて特殊なパラメータを記述することで、Instagramからのアクセスだと判別できるようになります。

Googleアナリティクスでアクセス解析を行っている場合は、以下の手順のように「URL生成ツール」を利用し、パラメータが付いたURLを生成します。誘導先の[ウェブサイトのURL]のほか[キャンペーンのソース][キャンペーンのメディア][キャンペーン名]の3つを入力する必要がありますが、ほかのURLパラメータと重複がなければ、3つとも「instagram」でいいでしょう。

生成されるURLは非常に長いため、URL短縮サービス「Googleurl shortener」を利用して短いURLにしてから、Instagramのプロフィール欄に入力します。

HINTInstagram専用のランディングページを設ける

サイトのトップページではなく、Instagram専用のランディングページを用意して誘導することも考えられます。その場合「https://dekiru.net/ig/」のように、覚えやすく短いURLで作りましょう。

パラメータが付いたURLを生成する

LINK URL生成ツール

HINTGoogleアナリティクスで誘導数を調べる方法

Googleアナリティクスでパラメータを付けたURLへの誘導数を見るには、[レポート]画面の[集客]→[キャンペーン]→[すべてのキャンペーン]をクリックします。キャンペーン名「instagram」のセッション数(=誘導数)が表示され、新規セッション率や直帰率なども確認できます。

生成したURLを短縮する

LINK Google url shortener

HINT「セグメント」を利用してInstagramユーザーを追跡する

Googleアナリティクスのセグメントを利用することで、Instagramからアクセスしたユーザーの行動を追いやすくなります。[すべてのセッション]をクリックしてセグメントの選択画面を表示したら、[+新しいセグメント]をクリックし、[トラフィック]をクリックして[キャンペーン]のテキストボックスに「instagram」と入力しましょう。

[セグメント名]に「instagramから誘導」と入力して[保存]をクリックすれば[instagramから誘導]セグメントが生成されます。以降、[instagramから誘導]セグメントを選択してデータを見ることで、Instagramからアクセスしたユーザーだけのデータを簡単に見られるようになります。