「写真の評価がブランディングに貢献しているか?」を知る
Instagramマーケティングで目的をブランディングに置くとき、フォロワー数や「いいね!」数といったInstagram内の指標の向上が、本当に自社ブランドの認知やイメージの向上に結び付いているかを確認する必要があります。いくらフォロワーが増えても、純粋に写真が人気なだけでブランドへの影響がないのでは、続ける価値がありません。
ブランディングへの影響を調べる方法の1つとしては、調査会社に依頼してのブランドイメージ調査があります。ブランドの認知や想起、購入経験、イメージなどを調査し、期間や競合他社との比較も行いますが、かなりの費用がかかるため、大手ブランドでも簡単に行えるものではありません。
より簡単な方法としては、アンケートがあります。例えば、店舗でアンケートを用意し、来店のきっかけを聞く選択肢に「Instagramを見て」を含めておきます。Instagramと来店後の印象のギャップや、Instagramをきっかけとしてほかの店舗に行ったことがあるかを聞いてもいいでしょう。
アンケートの結果から、顧客全体におけるInstagramの影響や、Instagramの投稿からどのようなイメージを持ったか、ほかのブランドとの接触の経験があるかなどを把握できます。ECサイトの購入時や、問い合わせの受け付け時にも同様のアンケートは可能です。
アンケートも準備や集計にはかなりの手間がかかりますが、フォロワー数が区切りのいい数字にまで増えたタイミングなどで行いましょう。そして、写真は人気でもブランディングにはあまり影響していないという結果になったら、Instagramの投稿のコンセプトの見直しを検討します。
現在の投稿のコンセプトは適切か、それを狙いどおりに表現できているかを考え、必要なところを変えていきます。