ハンドル固定と頭部固定の違いで視点の変化も楽しもう

自転車にGoProを取り付けるのに最も都合のいい場所はハンドルバーです。一般的には「ハンドルバー/シートポストマウント」を使用し、ハンドルバーにマウントを固定したうえで、GoProを取り付けます。最初の位置決めやアングルの調整に少し時間かかるものの、がっちり固定できることから、ブレの少ない安定した映像で記録できます。

より気軽な撮影を可能にするのは「ベンテッドヘルメットマウント」を使う方法です。頭に被るだけで撮影をすぐに始められ、ハンドルバー/シートポストマウントより高い視点からの眺めになるため、遠くまで見渡せるようになります。

ヘルメットに固定して視点に近い風景を撮る

見た目の違和感が少ないベンテッドヘルメットマウント

ベンテッドヘルメットマウントは、ヘルメットにバンドで固定するタイプで、バックルを使ってGoProを装着するため、GoProのみ脱着するのも簡単です。直接頭部を締め付けることはなく、ヘッドバンドを使った場合のように見た目やヘアスタイルの乱れを気にする人にも向いています。

GoProとマウントの重さが加わる分、あごひもは普段よりややきつめに締める

ヘルメットの形状によってストラップの通し方は変わることがある

HINTおすすめの撮影モードと設定

ハンドルバー/シートポストマウントを使って撮影する時の細かいブレや、ベンテッドヘルメットマウントで撮影する時の大きなブレを、どちらもできるだけ目立たなくするために、フレームレートは60fps、画角はWideに設定するのがおすすめです。
長時間のサイクリングでは、だらだらと動画撮影し続けて電池を消耗したり、見どころが分かりにくくなったりしないように、手の届きやすい場所にGoProを固定して撮影の開始・停止を手早く行えるようにしておく工夫も大切です。

滑らかな走行動画が撮れるハンドル、
シートポストへの固定スタイル

ハンドルバー/シートポストマウントをハンドルバーに固定する場合は、GoProを正面に向けるために3方向アームを組み合わせます。ハンドルの上にはサイクルコンピューターやベル、スマートフォンホルダーなどを取り付けていることも多く、混雑気味です。ハンドル上に取り付けるのが難しい時は、ぶら下げる方法も考えましょう。

ハンドルステムに取り付けた場合は自転車のほぼセンターから撮影でき、見栄えのいい映像が得られます。前を映し続けるだけでなく、GoProを手前に向けて自転車を一生懸命こぐ自分の姿を映したり、シートポストに取り付けて後方を撮影するのもおすすめです。

自転車のさまざまな場所に取り付けられる
ハンドルバー/シートポストマウント

●ハンドル上に取り付ける

ドライバーでねじ込み、動かないようしっかり固定する

●ハンドル下にぶら下げる

ブレーキケーブルがカメラの視界を遮らないように注意する

●シートポストに取り付ける

後ろに流れていく景色を楽しんだり、集団走行している時は追ってくる他の人の様子を臨場感たっぷりに捉えられる

●ハンドルステムに取り付ける

ステムはハンドルバーより太いため、自転車によっては取り付けが難しい場合がある

●GoProを自分の方に向ける

自分を撮影する使い方は、乗車フォームを客観的にチェックしたい時にも重宝する

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