スキルに応じて手持ち撮影と固定撮影のどちらかを選ぼう
サーフィンやボディボードは全身の筋肉と絶妙なバランス感覚を駆使して波の上に乗る激しいスポーツです。そのため、通常はGoProをボードに固定するか、身に着けることになります。上級者は3-Wayなどのポールを使って、自身や他の人の撮影もこなします。
初級者でも安全に試せる固定撮影、ウェアラブル撮影
見上げるように撮るサーフボードマウント
GoProを直接固定するメインの接着マウントと、万が一の脱落に備えた補助用の接着パーツをセットで使うことで、強い波の力にも耐えます。通常はGoProを自分の方へ向けて大きく見上げるアングルにし、波に乗る自分の姿と波の動き、空の鮮やかさ、まぶしい太陽光が一度に見られるような映像を狙います。
マウントと補助用の接着パーツはひもで結んで脱落を防止する
見上げる形で撮ると、自分の姿に加え背景の波と空も全て画面にしっかり収められる
ボードに穴を開けて確実に固定できる
ボディーボードマウント
ボードに穴を開けて、ネジ留めの要領でマウントを取り付け、そこにGoProを固定する方法です。サーフボードマウントと同様のあおり撮影を狙った方法で、普段通りの乗り方でバランスを取ることができるため、上級者でなくても比較的安全にGoProを使った撮影ができます。穴を開けたくない場合はサーフボードマウントがおすすめです。
ボードを穴開け加工して取り付けるボディーボードマウントなら、脱落の可能性が低く、安心して使える
両手を自由に使え、撮る角度を変えやすい
HERO3 リストハウジング
ボードに固定するあおり撮影ではなく、より自由度高く自分や他の人のアクションを撮影したい時にはリストハウジングを使います。腕の向きを変えるだけで、いろいろなアングルから撮影が可能なうえに、GoProを手持ちするほどの難しさもありません。
なお、装着したままだと手で水をかいて進むのが難しくなることもあるので注意しましょう。
自分を撮影する時と、他の人を撮影する時とでGoProの向きを逆にした方がいいこともある
上級者向けのポールを使った手持ち撮影
GoProの落下に備えつつ撮る
ザ・ハンドラー&フロートバックドア
3-Wayや伸縮可能なポールを使った自撮りは、どんな波にも対応可能な上級者向けの撮影手法です。自分や波を大きく捉えることができ、臨場感と迫力が増すだけでなく、他の人の撮影も可能です。
波や太陽の方向を考慮し、前方または後方からの撮影を臨機応変に切り替えて、最もきれいに見えるアングルに調整するのがコツです。
バックドアに貼り付けたフロートによって浮力が得られ、ザ・ハンドラーごと水に浮くようになる
波に乗りながら、GoProの向きや構える方向を変えつつ撮ると迫力のある映像に。ただし難易度は高い
自在なアングルから迫力ある映像が撮れる
3-Way、ポールなど
海上で楽しむマリンスポーツは、常にGoProの落下の危険と隣り合わせです。ハンドグリップはポールよりも短く、他の人を撮影するのにはあまり向きませんが、軽量で水に浮くため万が一落下しても安心です。
ハウジングの背面ドアを交換して取り付けるフロートバックドアがあればさらに不安は軽減されます。
●3-Wayや伸縮可能なポールで自撮りあまり長く伸ばさず、自分が大きく映り込むようにする
●ポールを長く伸ばして他の人も撮影ポールを伸ばし、他の人が波に乗っている至近距離まで近づいて撮影
HINTサーフィン/ボディボードでおすすめの
撮影モードと設定
海と波、自分と空をすべてフレームに収めるために、画角はWideとします。ボード固定の場合は比較的映像が安定するためフレームレートは30fpsでも問題ありません。手持ちする場合などは60fpsを選ぶといいでしょう。
常に明るく、海の色がきれいに撮れるようオートローライトはオンに、全体的に明るくなる逆光気味のタイミングで真っ暗な映像になってしまうことを避けるため、スポット測光をオンにします。これで映像の極端な明るさの変化は少なくなります。