適法かつ安全であることが大原則
他の車両や人が混在する公道での走行においては、走行の仕方や車両の装備など、法律を遵守しなければなりません。GoProで撮影する際には法律の範囲内で、かつ万が一にも撮影が原因で事故を起こすことのないよう慎重に固定場所を決めます。
例えばクルマのフロントガラスにGoProを取り付けるのは、どのようなマウントを使った場合でも禁止されています。
公道上で安全に撮影できる車内、ハンドルへの固定
スピード感のある撮影が可能なベースマウント(平面・曲面)
走行映像を撮影する際の最も安全な固定方法は、ダッシュボードにベースマウントを接着し、そこにGoProを取り付けるものです。この場合、GoProが視界を遮らず、エアバッグの動作を妨げない位置にあることが重要です。
バイクの場合も、低い視点でスピード感のある映像にしやすいのが、接着式のベースマウントでタンクに固定する撮影方法です。迫り来る景色とともにメーターも画面に収めることで、より臨場感が高まります。前傾姿勢の強い車種では身体にGoProが当たりやすい、タンクバッグを利用しにくいといった点が課題です。
アームを使って高くすると視界を遮ることがあるので注意
反対向きに取り付け、車内の様子を撮影
タンクバッグなどの装備も普段通り使える
ハンドルバー/シートポストマウント
バーハンドルのバイクでは、自転車と同様にハンドルバー/シートポストマウントを利用できます。タンクバックも普段通り装着できます。ただ、ハンドルを切るたびに視点が変化してしまうのが気になることもあります。
進行方向撮影時、スクリーンで視界が遮られる時は三方向アームで高さを調整
反対向きに取り付け、ライダー自身の姿を撮影
クローズドコースなどで使える外装などへの固定
圧倒的な迫力を得られるサクションカップマウント
車両の外装にサクションカップマウントを使って取り付けることで、撮影アングルの幅が格段に広がります。公道より制限の少ないクローズドコースでは、思い切ったアングルからの撮影もOK。車両の横方向や後方に向けても面白い映像になります。
サクションカップマウントでタイヤの見える位置から撮影
頑丈で自由度高く取り付けられるロールバーマウント
レース専用車両は軽量化と剛性アップのため、ロールバーと呼ばれる補強用のパイプフレームがむき出しになっていることがあります。この太いパイプに取り付けられるロールバーマウントを使うと、車内や車外に向けて自由度高く取り付けることが可能です。
頑丈なロールバーに固定すると、ブレの少ない安定した映像になる
バイクの外装、ヘルメットにも使える
ベースマウント(平面・曲面)
ベースマウントは、バイクの外装にGoProを固定したい時にも使えます。3方向アームも組み合わせて、フェンダーやサイドカウル、またはヘルメットに固定するなどして、さまざまなアングルから撮影できます。バイクを操作する時の妨げにならないよう注意してください。
頭頂部だけでなく、3方向アームを組み合わせることでサイドやアゴの部分に取り付けることも可能
HINTクルマ/バイクでおすすめの撮影モードと設定
サーキットなどの走行シーンは、60fpsなどの高いフレームレートに設定して高速に流れる風景も捉えられるようにします。特に高速走行時のドライバー視点の映像は、SuperViewで撮影することでさらなる迫力が感じられます。
一方で長時間のドライブでは、電池の消費を抑えて長く撮影できるようフレームレートを30fpsなどに下げた方が良い場合もあります。