上手に撮りにくいことも含めて楽しもう
大人とは身長差がある子供や動物を撮影する時は、その高さの違いを意識した撮影方法や、子供たちの低い視点を活かす撮影方法を考えます。なかなか狙い通りには撮影させてくれず、歯がゆく思うこともあるかもしれませんが、そんな難しさも含めて家族や動物の撮影を楽しみたいものです。
低い視点に合わせた手持ち、三脚撮影
かがまなくても撮影しやすい3-Way
3-Wayや伸縮可能なポールを使い、子供の視点に合わせて低く構える撮り方です。子供を大きく捉え、同時に背景も入り込むように意識することで、どんなところで撮影した映像なのか、後で振り返る時にも思い出しやすくなります。
低く伸ばして撮影する時は、GoProの向きを逆さまにする
折りたたみ式の3-Wayは子供との身長差に合わせて長さ調整しやすい
半固定で気軽に撮影できる直置き、
トライポッド マウントセット
バックルタイプのパーツを、特にどこにも固定せずそのまま直置きで撮るか、三脚も同梱されたトライポッド マウントセットを使って撮る方法です。どちらも1箇所にしっかり固定されるわけではないため、子供の予想外の動きにも追従しやすいはずです。
直置きする場合でも、蝶ネジを緩めれば簡単に上下方向にGoProの向きを変られる。
すでに所有している小さな三脚とトライポッドマウントを組み合わせるのもOK
子供や動物自身の視点からの撮影
子供視点で親子の遊びを撮れる
子供用チェストマウントハーネス
チェストマウントハーネスには子供用サイズもあります。子供の視点からだとどういう風に見えているのか、大人にとっては新鮮な驚きを見つけられます。また、子供ではなく親である自分自身が被写体になって映像に残しておくことも、当時を振り返る際には意外に重要です。
GoProやマウントは子供にとっては重く感じられるため、自分の体重以外も支えられるようになる3歳頃から使うようにする
犬の視点から撮れるドッグハーネス-Fetch-
ドッグハーネスを使うことで、犬の背中や首の下にGoProを取り付けられます。低い視点から飼い主である自分の姿の映像を見ることで、犬の気持ちが少しは分かるようになるかもしれません。
体重7 〜54kgの中・大型犬向け。体格に合う犬に取り付けて撮影する
HINT子供/動物/レジャーでおすすめの撮影モードと設定
子供や動物の身体に装着するのはブレが大きくなりがちなため、できるだけ滑らかになるよう、フレームレートを60fpsなど高めの設定にします。三脚や直置きで撮影する際は、安定しているため30fpsでも良いでしょう。
ただ、長く残しておくことも考えると、解像度はできるだけ高くして、数年後でも古くささを感じさせない画質にしておきたいところ。そのためブレが少なくなるシーンでは、フレームレートが低くてもかまわないので、できるだけ4Kや2.7Kの高画質で撮影しておくことをおすすめします。