動画とは違った楽しみがあるタイムラプス撮影
タイムラプスによる早回しの撮影は、テレビ番組などでも見かけるように、植物の成長する姿を観察したり、街の人々やクルマが行き交う様子を捉えたり、というのがよくある使い方。もちろんGoProでもそのような定点観測的な使い方ができ、GoProのコンパクトさ、小回りのよさを生かした応用も可能です。
長い時間経過を短時間に圧縮し、見慣れた風景も新鮮に
1日や数日間の変化を数分で振り返る
タイムラプス撮影の一般的な用途は、風景の変化を長時間に渡って記録し、それを早回しで再生するというもの。空を流れる雲のダイナミックな動きを楽しんだり、工事現場の人や機械の動きを観察したりと、いろいろなシーンに応用でいます。
短時間ではわずかな変化しかなくても、タイムラプス撮影すれば、意外な面白さを発見できたりもします。
屋根の上から空の様子を定点観測
歩きながら撮るだけでエキサイティングな映像になる
毎日通勤・通学しているコースや散歩コースを、同じように歩きながらGoProでタイムラプス撮影してみましょう。高速に流れる風景と、行き交う人々やクルマの動き、その場で起こったハプニングなどがぎゅっと凝縮され、長時間の動画で見るのとは違った印象的な映像になります。
人混みを縫って歩くような場面では、ぶつかりそうに見えてハラハラドキドキするかもしれません。
ハーネスの緩みが原因で映像がブレたりしないよう、しっかり締める
ちょっと変わったタイムラプスの応用
時間圧縮だけではない記念撮影への応用
タイムラプスは集合写真を撮影する時にも使えます。GoProはタイマー撮影機能を備えていませんが、三脚で固定してタイムラプスで数秒に1枚撮影するように設定すれば、離れた場所から自分やみんなとの記念写真を自動で何枚か撮影して、後からベストショットを選ぶことができます。
タイムラプスは風景の早回し再生だけでなく、記念撮影にも便利
ドライブの様子をロングシャッターで美しく撮る
長時間のドライブを動画で撮っても、特別な出来事のない時間が長いと退屈なものになってしまいます。タイムラプス撮影にすれば、レース映像よりもはるかにスピード感のある、目を楽しませてくれる動画になります。
夜間はナイトラプスで長時間露光(ロングシャッター)することで、光が流れていく幻想的な映像になるのが面白いポイントです。
早回しで再生すると流れる光が幻想的な映像になる
運転やエアバッグの動作を妨げない場所に固定し、夜の市街地走行をナイトラプスで撮影
HINTタイムラプス撮影でおすすめの設定
タイムラプス撮影で難しいのは、何秒おきに撮影するか、それを秒間何コマの動画にするか、という設定内容。撮影した後に、思ったより早回し過ぎたり、反対に進みが遅すぎたりと、ちょうどいい設定を見つけるのに慣れが必要です。
例えば1時間を20 〜30秒で振り返りたいなら、5秒間隔でシャッターを切るように設定し、24fpsか30fpsで動画化します。1分程度で振り返りたいなら、その倍の10秒ごとにシャッターを切るようにします。