紙の書類やホワイトボードを見やすくデータ化

2016年6月22日に行われたアップデートにより、DropboxのiPhoneアプリにさまざまな新機能が追加されました。そのうちの1つが、「書類などをスキャンして保存」する機能です。

これまでにもDropboxと連携できるスキャンアプリなどで同様のことが行えましたが、Dropboxのアプリだけで完結するのはうれしいですよね。スキャン(撮影)した書類などの切り抜き台形歪みの補正コントラストの調整も自動で行われ、スマホやパソコンで見やすい状態になります。

保存形式はPDFとPNGが選べます。手書きのメモやレシート、ホワイトボードなどをサクサクとデータ化して、Dropboxで一元管理してみましょう!

1ファイルの追加を開始する

ファイルの追加を開始する

アプリのアップデート後に起動すると、このような画面が表示されます。下部のメニューに[+]アイコンが追加されていますね。これをタップしましょう。

2撮影画面を表示する

撮影画面を表示する

[ドキュメントをスキャン]をタップします。このあと、新機能の説明が表示されたら[試してみる]、カメラおよび写真へのアクセス許可のメッセージが表示されたら[OK]をタップしましょう。

3書類をスキャンする

書類をスキャンする

スキャン(撮影)画面になります。スキャンしたい書類を収めてシャッターボタンをタップします。

4書類が補正される

書類が補正される

書類が撮影され、読みやすい状態に補正されました。向きが正しくない場合は、右下のボタンをタップして回転させましょう。これでよければ[次へ]をタップします。複数の書類をスキャンしたり、カラーで保存したりしたいときは、以下のHINTを参考にしてください。

HINT複数の書類を1つのファイルにできる

手順4の画面左下にあるアイコンをタップすると、続けてスキャンを行えます。書類の表裏や複数ページのメモを1つのファイルとして保存したいときに活用しましょう。書類の順序(PDFになったあとのページの順序)は撮影後でも変更できます。

複数の書類をスキャンする

書類を2枚続けてスキャンしてみると、[2/2]と表示されました。順序を変更するには[並べ替え]をタップします。

スキャンした書類を並べ替える

スキャンした書類をドラッグして並べ替えできます。

HINT書類をカラーで保存するには

標準では[白黒]の設定で補正されますが、手順4の画面中央下にあるアイコンをタップすると[ホワイトボード][元の写真]の設定が選べます。この2つの設定ではカラーでの保存が可能です。

書類をカラーで保存する

[元の写真]の設定にしたところ。切り抜きなどを行ったうえで、もとの書類の見た目のまま保存できます。

5ファイル名と形式を確認する

ファイル名と形式を確認する

標準では日付・時刻のファイル名が付きます。ファイル形式が[PDF]になっていることを確認しましょう。保存先は次の画面でも指定できるので、[保存]をタップします。

6保存先を指定して保存する

保存先を指定して保存する

ファイルを保存するDropbox内のフォルダーを指定します。ここでは[Dropbox]の直下に保存することにして、[場所を設定]をタップします。以降、この場所が標準の保存先になります。

7スキャンしたファイルが保存された

スキャンしたファイルが保存された

DropboxにPDFファイルが保存されました。Dropboxのアプリをインストールしているパソコンなどでも、このファイルを表示できます。