ポケモンジムでの「ジムバトル」は、Pokémon GOの目玉の1つです。自慢のポケモンを出して、バトルを楽しみましょう。ここではバトルのシステムと、勝つために重要な「技」や「タイプ」の知識を中心に9個のワザを紹介します。
(1)ジムのレベルと配置されているポケモンを確認する
近くにポケモンジムがあったら、タップして情報を見ましょう。確認するのは所属するチーム、ジムレベルと名声、そして、どんなポケモンが何匹いるかです。
ポケモンジムには、ジムレベルの数だけポケモンを配置することができます。配置できるのは、ジムの色と同じチームのトレーナー(プレイヤー)。1人のトレーナーが配置できるのは1匹のポケモンだけです。
ポケモンジムをタップして表示される画面。名声が一定数になるごとにジムレベルが増減し、ジムレベルの数だけ所属チームのトレーナーがポケモンを配置できます。画面を左右にスワイプすることで、ほかのポケモンも表示されます。
右下のボタンをタップするとバトル開始。味方チームのジムでポケモンを配置可能な場合は、左下にボタンが表示されます。
敵チームのジムにバトルを仕掛けるときの、ポケモン選出画面。自動的に選出された6匹から、各ポケモンをタップすると入れ替えることができます。
味方チームのジムでトレーニングするときは、1匹だけの選出になります。
(2)敵チームのジムは「名声を下げる」、味方のジムは「名声を上げる」
ジムに対して違うチームのトレーナーが攻撃を仕掛ける場合、目的は「ジムの名声を下げる」ことになります。ジムにいるポケモンを1匹でも倒せば名声が下がり、名声が0になると、ジムは空白になります。
そのため、ジムにいるすべてのポケモンを倒しても、名声が0にならなければジムを空白にはできません。何回も攻撃する必要がある場合もあります。
味方チームのジムには「トレーニング」として攻撃を仕掛けられます。勝つことでジムの名声が上がり、一定以上になるとジムレベルを上げることができます。
(3)相手のCPの2/3程度あれば、十分に勝負になる!
ポケモンジムを見てみても、強そうなポケモンばかりで尻込みしてしまうかもしれません。しかし、大まかな目安として、ジムにいるポケモンの2/3程度のCPのポケモンが手持ちにいれば、いい勝負ができます。まずはチャレンジしてみましょう。
CPとは、ポケモンの「強さ」を表す数値です。レベル10前後で、CP500を超えるポケモンも手に入ります。ポケモンジムにいるポケモンは、CP数百~1000程度から、上は2000台まで。CP500を超えるポケモンがいれば、1000前後のポケモンとはいい勝負ができるはずです。
(4)「タイプ一致」で技が使えるポケモンを使う
バトルでは、手持ちのポケモンの中からCPが高く、強い技を使えるポケモンを出すことで、優位にバトルを進められます。
手持ちのポケモンの情報を確認しましょう。下の画面写真の「ピジョット」(ポッポ→ピジョン→ピジョットと進化)は「ノーマル/飛行」タイプ。そして、ノーマルアタックは「つばさでうつ」(飛行タイプ。威力12)、スペシャルアタックは「ぼうふう」(飛行タイプ。威力60)です。
飛行タイプのピジョットが飛行タイプの技「つばさでうつ」や「ぼうふう」を使う場合のように、ポケモン自身と同じタイプの技は「タイプ一致」として、より高い威力のダメージを与えられます。
ポケモン(の個体)により、覚えている技は違います。中でも「タイプ一致技が使えるポケモンは強い」ということを覚えておきましょう。
このピジョットは「つばさでうつ」「ぼうふう」という2つの技をタイプ一致で使えるため、かなり強力だと考えられます。
技には威力が設定されていますが、威力が低い=弱いとは限りません。威力が低くても連射の効く技もあり、そのような技はトータルで多くなダメージを与えることができます。いろいろなポケモンでバトルして、連射性能の差を実感してみましょう。
(5)勝利の鍵となる「タイプ相性」を覚える
ポケモンのタイプは18種類あり、それぞれに相性があります。以下の表を見てください。攻撃側の使う技のタイプ(攻撃側のポケモンのタイプではなく、技のタイプ)と、攻撃を受けるポケモンのタイプとの関係で、攻撃の効果が「ばつぐん」になったり「いまひとつ」になったりします。
これを「タイプ相性」と呼びます。例えば、序盤からよく見るクワガタムシのポケモン「カイロス」は虫タイプです。ピジョットの飛行タイプは虫タイプの技を「いまひとつ」にでき、飛行技は虫タイプに「ばつぐん」なので、非常に相性がいいと言えます。
Pokémon GOのタイプ相性表
攻撃側の技のタイプと、受ける側のポケモン自身のタイプとの相性。○は「ばつぐん」、△は「いまひとつ」。
(ゲーム機の)ポケモンでは相性により技が無効(効果なし)になることもありますが、Pokémon GOでは無効になる相性はないようです。
ポケモンには、1タイプだけのポケモンと2タイプあるポケモンがいて、2タイプあるポケモンでは、両方のタイプの相性が合計されます。
例えば「フシギダネ」は「草・毒」タイプです。草タイプは虫タイプの技が「ばつぐん」になってしまいますが、毒タイプは虫タイプの技を「いまひとつ」にできるので、トータルでフシギダネに対して虫タイプの技は普通(ばつぐんでもいまひとつでもない)となります。
本記事の最後にジムでよく見るポケモンに相性のいいポケモンのヒントも掲載しています。あわせて参考にしてください。
(6)避けながら攻撃することを心がける
バトルを開始すると以下のような画面になります。バトルで使えるコマンドは次の3つです。
- タップ:ノーマルアタック
- 左右にスワイプ:避ける
- 長押し:メーターが貯まっているときスペシャルアタック
バトル中の画面。自分のポケモンに表示される「効果はいまひとつだ」は、相手の攻撃が「いまひとつ」なこと、相手側の「効果はばつぐんだ!」はこちらの攻撃が「ばつぐん」なことを表します。
スペシャルアタックのメーターは技によって異なり。上の画面写真のように短いメーターが複数ある場合は1つがフルになるごとにスペシャルアタックを使えます。1つの長いメーターの技もあります。
理想的な戦い方は、相手のポケモンのモーションを見て攻撃を避けながら、ダメージを与えていく方法です。しかし、うまく避けるにはある程度の慣れが必要です。また、バトルの時間が長くなりがちなので、道端などで戦うときには周囲への注意も特に必要になります。
CPの差があまりなかったり、相手の攻撃を「いまひとつ」にできるポケモンならば、動かずにノーマルアタックを連打しているだけで簡単に勝てることもあります。
いずれにしても、高度なアクションを駆使しないといけないきわどい勝負をするよりは、相性のいいポケモンで楽に勝てるようにすることが重要です。
(7)複数人で同時攻撃すれば楽に勝てる
味方チームでないジムを攻撃する場合は、複数のトレーナーで同時攻撃を仕掛けられます。その場合はバトルの画面にほかのポケモンが現れ、同時に攻撃する様子が表示されます。
強いポケモンがいて勝てないジムは、仲間と一緒に攻撃しましょう。
同時攻撃すると、バトル画面に同時攻撃したポケモンが現れて一緒に攻撃してくれます。
(8)ジムにポケモンを配置したらポケコインを手に入れる
敵チームのジムの名声を下げて0にしたときや、味方チームのジムにジムレベル数未満のポケモンしか配置されていないときには、自分のポケモンを配置できます。配置したポケモンはほかの相手の攻撃を受けながら、ジムを守ります(守る側のポケモンは操作できません)。
自分のポケモンをジムに配置していると、「ポケコイン」を手に入れることができます。ポケコインは通常だと有料で購入するものですが、ポケモンをジムに配置しているときに[ショップ]画面の右上にある盾のアイコンをタップすると、その時点で配置しているポケモン1匹につき10ポケコインがもらえます。
[ショップ]画面の盾のアイコンをタップするとポケコインを入手できます。ただし1回入手すると、その後21時間の間は入手できません。できるだけ多数のポケモンをジムに配置した状態でポケコインを受け取るとお得です。
(9)むやみな「強化」は避け、強化する対象を絞る
ポケモンを「強化」することでCPやHP(体力)を上げ、強くできます。強化レベルの目安はポケモンの画像にある半円形の線で表示され、トレーナーのレベルが上がると強化できる限界も上がります。
初期からのポケモンを徐々に強化しながらパートナーとしてバトルしていくのは楽しいものですが、強化には「ほしのすな」とポケモンごとの「アメ」を大量に消費します。何匹ものポケモンを上限まで強化しようとすると、とても足りません。
中途半端な強さのポケモンが大量にいても困ってしまうので、強化していくポケモンは絞りましょう。
レベルが上がると、同じポケモンでもCPの高い(ある程度強化された状態の)個体を野生で捕まえられるようになります。そのようなポケモンをレギュラークラスに加えながら、メンバーを強化していきましょう。
強化レベルの上限に達していないポケモンは強化によりCP、HPを上げられます。トレーナーのレベルが上がると上限が上がるため、同じポケモンでも強化レベルが下がって見える場合があります。
まとめ
- ジムバトルは「名声」を上げたり下げたりするもの
- バトルで使うポケモンはCPの高さに加え「タイプ一致技」が使えるといい
- タイプ相性を覚える。「草や虫には飛行か炎」など
- 左右スワイプで避けながらタップで技を出す
- ジムにポケモンを配置したら、ポケコインを手に入れる
- 強化するポケモンは絞る
HINTジムでよく見るポケモンに相性のいいポケモン
タイプ相性はかなり複雑で、いきなり全部を覚えるのは難しいですが、少しずつ覚えて慣れていくのが、ポケモンバトルの醍醐味でもあります。ここでは、ジムでよく目にするポケモンに対し、タイプ相性のいいポケモンを紹介します。
カイロス(虫タイプ)→飛行か炎タイプ
カイロスに限らずスピアー(ビードルから進化)、バタフリー(キャタピーから進化)など、虫タイプのポケモンに相性がいいのは飛行タイプです。虫タイプの技を「いまひとつ」にしながら、飛行タイプの技で「ばつぐん」のダメージを与えられます。同様に炎タイプも虫タイプに対してとても相性がいいです。
岩タイプの技も虫タイプに対して「ばつぐん」です。ただし、虫タイプの技は岩タイプに対して普通にダメージを与えられます。
フシギダネ(草タイプ)→飛行か炎タイプ
フシギダネとその進化形(フシギソウ、フシギバナ)、マダツボミとその進化形(ウツドン、ウツボット)、モンジャラなど、草タイプのポケモンにも飛行タイプ、炎タイプは相性がいいです。「虫と草相手には鳥か炎」と覚えておきましょう。
ピジョット(飛行タイプ)→電気か岩タイプ
ピジョット、ゴルバット(ズバットから進化)、オニドリル(オニスズメから進化)など飛行タイプのポケモンは序盤から手に入りやすく、相性のいい相手が多いので、とても使いやすいポケモンです。
そんな飛行タイプに相性がいいのは、電気タイプと岩タイプです。どちらも、飛行タイプの技を「いまひとつ」にしながら、岩タイプや電気タイプの技で「ばつぐん」のダメージを与えられます。
ヒトカゲ(炎タイプ)→水か岩タイプ
ヒトカゲとその進化形(リザード、リザードン)やブーバー、ブースターなど炎タイプのポケモンに対しては、水タイプと岩タイプが攻撃を「いまひとつ」にしながら「ばつぐん」のダメージを与えられます。
シャワーズ(水タイプ)→草タイプか電気タイプ
シャワーズのほか、ゼニガメとその進化形(カメール、カメックス)など水タイプのポケモンには草タイプがもっとも相性がよく、攻撃を「いまひとつ」にしながら「ばつぐん」のダメージを与えられます。
ただし、水タイプのポケモンの中には草タイプに対して「ばつぐん」となる氷タイプの技を持ったポケモンも多く、手痛い反撃を受けることもあります。
また、フシギダネやウツボットなど草・毒タイプのポケモンはエスパータイプの技が弱点となりますが、ゴルダックなどはエスパー技を持っていることがあり、こちらも手痛いダメージを受けます。
電気タイプの技も水タイプのポケモンに「ばつぐん」ですが、水タイプの技は電気タイプのポケモンには普通です。
カビゴン(ノーマルタイプ)→格闘タイプ
ノーマルタイプは弱点が少なく、唯一「ばつぐん」のダメージを与えられるのが格闘タイプの技です。しかし、格闘タイプのポケモンは比較的手に入りにくいため用意が難しく、またカビゴンは非常に耐久力が高いので、「ばつぐん」のダメージを与えられるから勝てるというものでもありません。
ノーマルタイプは耐性も少なくゴーストタイプの技以外は「いまひとつ」にできないので、とにかく強いポケモンを揃えて攻撃するようにしましょう。
カイリュー(ドラゴン・飛行タイプ)→氷タイプ
カイリューは、2016年7月30日時点では最強と言えるポケモンで、よくポケモンジムで見かけます。炎、水、草など多くのタイプの技を「いまひとつ」にし、ドラゴンタイプの技は「ばつぐん」の対象こそ少ないものの、高い攻撃力のため侮れません。
そんなカイリューにもっとも効果的な技は氷タイプ。次いで岩、ドラゴン、フェアリータイプです。これらの技を使えるポケモンを中心に、カイリューに「いまひとつ」にならない技(ノーマル、飛行、毒など)を使えるポケモンをそろえて攻撃しましょう。