iPhone/Androidアプリでペルセウス座の方角を調べる
夏の流星群としておなじみの「ペルセウス座流星群」。今年は8月12日(金)深夜〜13日(土)未明にピークを迎えます。流星群の活動が極大を迎えるのは「8月12日22時」と予測されており、よい条件で観測できれば、1時間に40個以上の流れ星が見えるそうです。
この流星群、ペルセウス座の近くに「放射点」があるのでそう呼ばれるのですが、「そもそもペルセウス座ってどこ?」と思う人も多いでしょう。流星群を観測する予習として、ここでは「Star Walk 2 Free」という無料アプリでペルセウス座を探してみましょう!
ちなみに、流星群は放射点の方角でなければ見えない、というわけではなく、夜空のどこにでも出現します。また、放射点の方角に見える流れ星はこちらに向かって来るので軌跡が短く見え、放射点から離れた方角で見える流れ星のほうが、長い軌跡を描きます。街の明かりを避けつつ、夜空を広く見渡すように観測すると、流れ星がきっと見つかるはずです。
Star Walk 2 Free(App Store) Star Walk 2 Free(Google Play) 開発:Vito Technology Inc. |
1Star Walk 2を起動する
Star Walk 2を起動します。通知と位置情報に関するメッセージが表示されるので、通知は好みの設定を、位置情報は[許可]をタップします。
アプリの説明で[スキップ]をタップするか、左にスワイプして進めます。
メイン画面が表示されました。左下の虫めがねアイコンをタップするとペルセウス座を検索できるのですが......
タップすると課金を求められるので、ここでは無料のまま使うことにします。有料版は360円からです。
2日時を「8月12日23時」に設定する
メイン画面に戻って、右上の時計アイコンをタップします。この日時を「2016.08.12 23:00」にして、ペルセウス座を探してみましょう。
「時」または「分」の部分をタップし、右側のスライダーをスワイプすると時刻が変わっていきます。あっという間に夜になりました。
3ペルセウス座が見つかった
ここからはiPhoneを横向きにします。画面をドラッグして北東の方角を表示すると、地平線の近くにペルセウス座がありました! タップするとペルセウス座にフォーカスされます。ただ、ペルセウス座はあまり明るくない星座なので、よほど暗い夜空でないと見えません。
日時を「2016.08.13 02:00」まで進めてみると、ペルセウス座がもう少し高く昇りました。流星群の放射点も高くなり、より観測しやすくなります。空が明るくなり始まる前に、もっとも多くの流星が出現するそうです。
逆に、早い時刻はどうでしょうか? 日時を「2016.08.12 20:00」に戻してみると、南西の方角に月が出ています。月明かりは流れ星を見えにくくしてしまうので、月が沈んでからの観測が理想的です。月の入りは「8月13日0時」ごろになります。
月が沈んだ西の空を見上げると「夏の大三角形」があります。ペルセウス座流星群に限らず、夏休みの天体観測に活躍しそうですね。