マインドフルネス瞑想の基本「呼吸瞑想」を実践しましょう。まだ解説編を読んでいない人は、先に読んでおいてください。

▼解説編はこちら
10秒でもOK! 自律神経を整える呼吸瞑想(解説編)

イラストによる解説のあと、オフィスなどでも試しやすいように、「『あるある』で学ぶ 余裕がないときの心の整え方(できるビジネス)」の著者である川野泰周さんの音声解説(動画)再生しながら、実際に瞑想を試してみてください。

呼吸瞑想のやり方

1両足を少し開けて椅子に座る

頭のてっぺんから一本の糸で天に向かって吊られるようなイメージで背筋を伸ばします。両手は手のひらを上に向けて膝の上に置くか、またはへその下あたりで両手を組みます。

23回ほど大きく深呼吸する

新鮮な空気をいっぱいに吸い込んで、自然に吐き出すイメージです。

3鼻に流れる空気を観察する

その後は、自然に呼吸します。無理に深く息をしようとか、長く吐こうなどと考えません。鼻を通って出入りする空気に注意を向けましょう。

4肺やお腹の動きを観察する

気管を通って肺に達する空気、膨らんではしぼむお腹。呼吸に関する感覚だけに注意を向けます。続けられるだけ続けましょう。時間は自由です。

川野泰周さんによる音声解説

川野泰周さんによる、呼吸瞑想を実践する方法の解説(音声のみ)。再生しながら実際に瞑想してみてください。

この呼吸瞑想は、1日に10秒でもいいので続けることが大切です。ぜひ、呼吸瞑想を毎日の習慣にしてください。



次回予告
読むだけで心が温かくなる「禅語」を紹介

川野泰周(かわのたいしゅう)さん
精神科・心療内科医/臨済宗建長寺派林香寺住職。

1980年横浜生まれ。2004年慶応義塾大学医学部医学科卒業後、精神科医として診療に従事。2011年より建長寺専門道場にて3年半にわたる禅修行、2014年末より横浜にある臨済宗建長寺派林香寺住職となる。現在寺務の傍ら都内及び横浜市内にあるクリニック等で、うつ病、神経症、PTSD、睡眠障害などに対し薬物療法と並び禅やマインドフルネスの実践を含む心理療法を積極的に取り入れた診療にあたっている。