初期にiPhone 6sを購入したユーザーは念のため確認を
2016年11月に、Appleより「iPhone 6s が突然シャットダウンする問題に対するプログラム」が発表されました。
2015年9月から10月までの間に製造され、シリアル番号が特定の範囲内にあるiPhone 6sが対象。突然シャットダウンすることがあるため、バッテリーを無償で交換する、というものです。
iPhone 6sの発売は2015年9月なので、要するに発売直後にiPhone 6sを購入したユーザーは、対象の端末を使っている可能性が高いです。思い当たる人は以下のページでチェックしておいた方がいいでしょう。
▼シリアル番号のチェックとプログラムの説明
iPhone 6s が突然シャットダウンする問題に対するプログラム - Apple サポート
対象の端末か調べるために入力するシリアル番号は、[設定]アプリの[一般]→[情報]をタップすると表示されます。
筆者はiPhone 6sの発売直後に機種変更していましたが、このプログラムが発表された時点では「突然シャットダウンする」経験はなかったため、さほど関心を持っていませんでした。
しかし2016年12月に入ってから十分なバッテリーの残り容量があるのに突然シャットダウンすることが2回あり、これは...と思ってシリアル番号を確認してみたところ、対象の端末であることが判明しました。
シャットダウンが発生することはまれですが、シャットダウン後はバッテリーの容量があってもいったん充電中の状態にしないと電源が入らないようでした。外部バッテリーを持たずに外出して不意にシャットダウンしてしまうと大変なことになりそうなので、早めに交換を申し込むことにしました。
持ち込み修理の予約は1週間先まで
自分のiPhone 6sがプログラムの対象だとわかったら、交換の方法を選択します。主な方法は配送修理または持ち込み修理となりますが、配送修理の場合、修理中の代替機の手配はなく、かなり困ったことになります。近くに持ち込み修理の可能な店があったら、持ち込み修理の方が楽でしょう。
以下のAppleテクニカルサポートのページから持ち込み修理の予約ができます。
▼Appleテクニカルサポート
Apple - サポート - 解決策
[持ち込み修理]をクリックしてApple IDでサインインすると、現在地付近の持ち込み修理が可能な店Apple Storや正規サービスプロバイダ(販売店)が表示され、予約可能な日時を確認と予約ができます。
予約が可能なのは翌日から1週間先までです。混み合っていてなかなか予約が取れない場合は、日付が変わった直後に1週間先の予約を狙うのがいいようです。
なお、プログラムの説明ページにあるように、当日の修理の可否を店舗に電話で問い合わせることもできるようです。
持ち込みでのバッテリー交換は3時間程度見ておきたい
なかなか都合のいい時間に持ち込み修理の予約が取れず、2017年1月に入ってから、Apple Storeに交換に行きました。
持ち込みによるバッテリー交換の手続きはシンプルです。予約した時刻にApple StoreのGenius Barに行ったら名前と用件を告げ、担当のスタッフと会話をします。シリアル番号の確認やほかの動作の確認を行い、修理サービス(データが消えることなど)に同意します。事前に必ずバックアップを取っておきましょう。
Apple Store Ginzaへ持ち込み修理に行きました。
持ち込みでiPhoneのバッテリーを交換するときは、混み具合にもよりますが1~2時間程度かかるようです。その間はiPhoneが使えない状態で待たないといけないので、手続きなども含めた余裕を見て3時間程度空けられるときに、本など待ち時間を有意義に使えるものも用意して行くのがいいでしょう。
なお、筆者はApple Care+に入会していたため、その場で本体の交換も可能であると提案されました。
本体の交換ならば、トータルで30分前後で完了します。交換に同意したら元の端末を初期化し、新しい端末にSIMカードを差し替えて、新しい端末が正常に動作することを確認したら終了です。
困ったときは、とりあえず問い合わせを
このようなトラブルの深刻さは端末により異なると思われます。「たまにシャットダウンする」程度ならしばらく注意して使い続け、時間のあるときに交換を...と考えることもできますが、ひんぱんに起こるようなら、早めに修理した方がいいです。サポートページから予約を取ることが難しい場合は、最寄りの店舗に電話で問い合わせるのがいいでしょう。
なお、対象となるiPhone 6sのバッテリーをプログラムの発表前に有償で交換した場合は、返金について問い合わせてほしいと説明ページに書かれています。
自分の使っている機種についての交換・修理プログラムがないか気になる場合は、以下のページを参照してください。
▼交換・修理プログラムの情報
交換/リペアエクステンションプログラム - Apple サポート