こんにちは、できる編集部の進藤寛と申します。「"できる"大食漢の神保町ペロリ旅」の第36回をお送りします。
天丼いもや、再始動!
「いもや」と言えば、神保町を代表する人気店の1つ。「いもや」の中でも、天ぷら、天丼、とんかつの3種類があります。このうち私は天丼が特に好物で、「いもや 二丁目天丼店」に足繁く通っていました。
ある日突然、二丁目天丼店が一時休業し始めたのが、一昨年のことだったでしょうか。それからは、天丼が食べたいときには「てんや」に行ったり、第3回で「神田 天丼家」を発見してからはそちらに行ったりしていました。
そうは言っても「いもや 二丁目天丼店」のことをそうそう忘れられるわけでもなく、白山通りを歩いていて、お店の前に差し掛かると、未練がましく様子を窺うのが習慣になっていました。
そしてつい最近、会社帰りに白山通りを歩き、「いもや 二丁目天丼店」の前に差し掛かってみたら、灯りが点いているではありませんか! どうやらついに、「いもや 二丁目天丼店」が営業再開したようです! その日はもう終わっているようだったので、後日改めて伺ってみれば、ちゃんとのれんが出ていることを確認できました!
「いもや 二丁目天丼店」、復活ッ!
最悪の場合、もう二度とこちらの天丼が食べられないものと覚悟していたので、信じられないほどに嬉しいです。入店すると、どこで情報を聞きつけたのか、常連とおぼしき方々がさっそく集結しており、満員です。
変わらぬ良さに喜びを隠せず
壁際で席が空くのを待っていると、いつもの揚げ手の方から「天丼ですか?」との問いかけ。こちらのお店では、このタイミングで注文を伝えます。注文が天丼であれば「はい」とだけ答えればいいですし、海老天丼なら「海老天丼」と伝えればいいでしょう。
私は天丼の大盛りなので「はい。大盛りでお願いします」と返答しました。以前ご紹介した「神田 天丼家」とは違い、ここを逃すと、盛りを増やすタイミングを逸することになるので注意が必要です。
オーダーが通ったら、お茶と割り箸が先に提供されます。
注文が通ると、熱いお茶が振る舞われます
オーダーの取り方といい、お茶の振る舞い方といい、休業前と一切変わっておらず、安心します。揚げ手の方が、他の店員さんを大声で厳しく叱りつけて、店内が緊張に包まれる感じも変わっていません。店内は険悪なムードなのに、嬉しさのあまり、笑みがこぼれそうになりますが、このムードを崩すまいと、緊張を保った面持ちで待機します。
そうこうしているうちに、順番が回ってきたようです。いもやの天丼、久々の再会です!
天丼大盛り 650円