最新のディズニー映画がさっそくプログラミング教材に
Hour of Code(アワー・オブ・コード)は子ども向けのプログラミング学習教材です。これまでにも、できるネットでは「マインクラフト」や映画「アナと雪の女王」を使ったアクティビティ(教材)を紹介してきました。
冬休みに挑戦! マインクラフトでプログラミングを学ぶ「Minecraft Hour of Code」
「アナと雪の女王」でプログラミングを学ぶ「Code with Anna and Elsa」
今回解説するのは、2017年3月10日から日本公開になった最新映画「モアナと伝説の海」を題材にした「Moana: Wayfinding with Code」です。映画の主人公の主人公の少女「モアナ」と、モアナを助ける青年(半神半人)「マウイ」をプログラムで動かし、各レッスンで設定されたとおりの道を探索し(Wayfinding)進んでいくのがテーマとなります。
レッスンを始める
レッスンを始めましょう。以下のリンクをクリックしてアクティビティのメニューを開き[Moana: Wayfinding with Code]をクリックしたら、[Start]→[Begin Now]の順にクリックして開始します。途中で表示されるメッセージが英語でも、アクティビティを開始したら日本語に設定できるので問題ありません。
▼アクティビティのメニュー
Learn Hour of Code
1言語を設定する
アクティビティが開始になり、最初にこれから学ぶことを説明する動画が再生されます。このときメッセージが英語になっている場合は、画面下部の[English]をクリックしてから[日本語]を選択し、日本語表示に切り替えてください。 動画が終了したら[×]をクリックして閉じます。
2レッスンを開始する
レッスンが開始になりました。全部で19レッスンあり、各レッスンの開始時にはモアナとマウイの簡単な会話でそのレッスンのテーマが紹介されます。赤いボタンをクリックして次に進みます。
3コードを組み、プログラムを実行する
メイン画面が表示されました。ブロックを作業スペースにドラッグしてコードを組みますが、すでにブロックがありコードが組まれています。[実行]をクリックして、このままプログラムを実行してみましょう。
4実行結果を確認し、解決のヒントを見る
モアナとマウイの乗ったカヌーがカヌーが画面上を1マスだけ進んで止まってしまい、実行に失敗しました。表示されたメッセージを確認して再挑戦しましょう。
5コードを修正し、再実行する
2ます進んでカヌーが渦まで到達できるように[実行したとき]ブロックの下に[前に進む]ブロックを2つ並べて、再度[実行]をクリックします。
6レッスンをクリアした
レッスンのテーマをクリアできました! 赤いボタンをクリックして次のレッスンに進みます。
落ち着いて考えれば、未経験者でもクリアできる
「Moana: Wayfinding with Code」のテーマはその名の通り経路探索で、表示されているマスの上を移動できるようにコードを組んでいきます。画面のカヌーの視点から曲がる方向は右か左か? と考えるのが意外に難しいですが、落ち着いて考えながら進めていけば、プログラミング未経験者でも小学校低学年でもクリアできるでしょう。
作業スペースに[1/4ブロック]のように、[現在のブロック数/最適なクリアーのために必用なブロック数]が表示されているので、ヒントにしましょう。
レッスン2
レッスン1より距離が伸びました。とはいえ、これはまだまだ簡単。
レッスン3
魚がいる場所に移動したモアナとマウイは、魚捕りを始めます。ここから左右に[向く]ブロックの出番ができ、また新しい[つかまえる]ブロックが加わります。魚の前まで移動して捕まえましょう。
レッスン4
曲がって移動しながら2匹の魚を連続して捕まえます。[向く]前に捕まえるのか、向きを変えてから捕まえるのかがポイントです。
レッスン5
今度は3匹の魚を捕まえます。これまででは最長の長いプログラムになりますが、がんばって作りましょう。
レッスン5をクリアーすると「ループ」(繰り返し)についての動画が始まります。レッスン5のプログラムは長いですが、実は同じ動きの繰り返しでした。繰り返す動きを少ないブロック(短いコード)で表現するのが次からの課題となります。
レッスン6
1直線に動くテーマに戻りました。[前に進む]ブロックをいくつも並べる代わりに、[繰り返す]ブロックを使ってクリアーしましょう。
レッスン7
レッスン6と同じようですが、よく見るとカヌーの向きが違います。[向く]ブロックでカヌーをうまく方向転換させる必要があります。
レッスン8
カカモラ(映画に登場する海賊)が投げてくる岩を避けながら追撃するため、方向転換しながら進みます。[向く]の入り方と[繰り返す]の回数をうまく調整して動かしましょう。
レッスン9
今度は小刻みにジグザグに進みます。ポイントはどこからどこまでを繰り返しの1単位とするか。はみ出したり、うまく進めなくなってしまったりしたら修正しましょう。
レッスン10
今度は直線とジグザグの組み合わせ。最初に何もブロックが置かれていないのでゼロからコードを組みます。繰り返しの回数を正しく設定するのがポイントになります。
レッスン10までを終了すると前半終了。モアナかマウイを選び、カカモラの船に乗り込んで戦います。
後半では新しいブロックが増え、キャラクターに新しい動きをさせることができます。後半の解説は2017年3月17日(金)に公開予定です。