適切なデータで興味のある広告が表示されやすくなる

Twitterは2017年5月17日にプライバシーポリシーの改訂を発表しました。2017年6月18日より発効し、この日以降にTwitterを利用した場合、同意したものとみなされます。

▼プライバシーポリシー改訂の告知とプライバシーポリシー本文
Twitterのプライバシーポリシーが新しくなりました | Twitterヘルプセンター
Privacy Policy | Twitter

改訂のポイントは、ユーザーのプロフィールや興味に合わせた広告配信をより効果的に行う仕組みが整備される点です。ユーザーが興味を持ったコンテンツの情報を広告の配信に利用すること、同意があったユーザー(初期設定ではオフ=同意なしの状態です)の個人を特定するものでないユーザー情報をパートナー企業と共有すること、などがあります。

同時に、ユーザーは設定画面でで広告配信に関する自分のデータを確認・編集できるようになりました。例えば、自分の位置情報や閲覧したコンテンツ(ツイートが埋め込まれたWebページなど)の情報をもとに広告をカスタマイズすることを許可するか、しないかを決められます。

また、Twitterが保持しているユーザーの性別や使用言語、位置などの情報(自分で設定していなくても、Twitterが過去の行動データに基づいて推測して設定している場合があります)を確認し、必要があれば編集できます。

これらのデータは、すべて不許可にしたり消去したりしても広告が表示されなくなるわけではない点には注意してください。広告のカスタマイズが行われず、自分に関係のない広告の表示される可能性が上がるだけです。

特に設定を変更せずに使っていれば、ユーザー情報の利用を許可し、関係のある広告を見る環境となります(Twitterのビジネスとしてはありがたい使い方です)。広告配信に関する設定を確認して編集できるようになったので、気になる人は確認しましょう。

以下では、iPhoneアプリを使って広告配信に関する設定を確認・編集する方法を解説します。

広告配信に関する設定を確認・編集

1設定用のメニューを表示する

Twitterアプリで画面右下の[プロフィール]をタップし、表示された歯車のボタンをタップします。

2[設定とプライバシー]画面を表示する

メニューが表示されたら[設定とプライバシー]をタップします。

3[プライバシーとセキュリティ]画面を表示する

[プライバシーとセキュリティ]をタップします。

4[カスタマイズとデータ]画面を表示する

[Personalization and data]をタップします。
現バージョン(iOS版6.78)では英語表記ですが、今後は[カスタマイズとデータ]になると思われます。

5広告配信のカスタマイズ方法を確認・変更する

[カスタマイズとデータ]画面が表示されました。広告配信に関する設定が表示され、各種ユーザー情報に合わせたカスタマイズをオン/オフできます。
[すべての端末間でカスタマイズ]がオンになっている場合、ほかのスマートフォンやタブレット、Webページなどから同じアカウントでTwitterを利用したときも、同じ広告配信に関する設定が適用されます。

Twitterが持っているユーザー情報を確認・編集する

[カスタマイズとデータ]画面を下までスクロールし、[Twitterデータを見る]をタップします。

[Twitterデータ]の[プロフィール]が表示されました。Twitterが独自に推測した性別、年齢、言語が表示されていて、間違いがある場合は[編集]をタップして編集(年齢はプロフィールに誕生日を入力して設定)できます。新しいプライポリシーの発効後は、より自分に合った広告を表示するために情報が役立てられると考えられます。

[データ]をタップすると[Twitterデータ]の[データ]が表示されます。

[Twitterデータ]の[データ]で[Twitterから取得した興味関心]をタップすると、このように興味関心のジャンルが一覧表示されます。実際には興味のないジャンルがある場合はチェックマークをはずしておくと、新しいプライポリシーの発効後に配信される広告をより最適化できると考えられます。