他部署には理解されない、Webの現場ならではの悩み

自社のコーポレートサイトやプロモーションサイト、SNSの運営にあたっているWeb担当者のみなさん! 日頃の業務には、いろいろな悩みやら苦労やらがありますよね?

仕事である以上、大変なのは当たり前。でも、ほかの部署には理解されない、Web担当者ならではの悩みがあるのも事実です。この「できるネット」の編集部も、できるシリーズの書籍を作っている人たちには、なかなか分かってもらえない苦労があるんですよね......。

そんなWeb担当者にとっての「あるある」が多数載っている書籍『「あるある」で学ぶ 右肩上がりのWebマーケティング(できるビジネス)』が、2017年6月に発売されました。本連載では、その中からできるネット編集部が独断でピックアップした【Web担当者あるある】をランキング形式で紹介していきます!

第1回は「どうしてこうなった?」と途方に暮れてしまう、日々のサイト運営で起こる状況のTOP 3です。

第3位

何となく手詰まりになると、見せかけのリニューアルが始まる

【Web担当者あるある】サイト運営、どうしてこうなった? 思わず途方に暮れる場面TOP 3

(マンガ:おほしんたろう)

公開して数年がたったサイトでありがちなのが、目的のはっきりしないリニューアル

トラブルはないけど、目立った成果もない。そんな現状維持が続いていると、上層部から「あのサイトどうなってるの?」なんてツッコミを受けることも。すると「何かしなきゃ!」とばかりに、安易なリニューアルに走ってしまいます。

「デザインが古くさい」「管理画面が使いにくい」といったもっともらしい理由を並べると、社内承認が下りてしまうこともありますが......それが実は不幸の始まり。目的がない=ゴールが見えない、エンドレスループの始まりです。

本来はサイトのリニューアルこそ、明確なゴールの設定が大事。現状のサイトが抱える本質的な課題を見つけ、それを解決することを目的として、リニューアルを始めるべきですよね。

第2位

「何でもできます!」という制作会社に任せたら迷路のようなサイトに

【Web担当者あるある】サイト運営、どうしてこうなった? 思わず途方に暮れる場面TOP 3

サイト制作は、外部のWeb制作会社と一緒に行うことが多いと思います。そんなときの「あるある」がこれ。

Web担当者になって間もない頃は、具体的に何をしていいものやらサッパリ分かりませんよね。サイト制作のプロである制作会社から「何でもできます!」なんて言われたら、つい「お任せします!」とばかりに依頼してしまいそうですが......。完成したサイトの見た目はよくても、ページ構成はメチャクチャ、なんてことが起こることも。

制作会社への丸投げで、理想通りのサイトが仕上がることはありえません。いくつかの制作会社と話をしたうえで、各社の「提案」が自社に沿ったものかを見極めることが、実りのあるサイト制作のスタート地点になるのです。

第1位

サイトの引き継ぎ資料がない。前任者に聞いても「記憶にない」

【Web担当者あるある】サイト運営、どうしてこうなった? 思わず途方に暮れる場面TOP 3

実際あったな......と思わずつぶやきたくなる、この「あるある」が第1位。人事異動などで新たに担当したサイトについて「何も資料がない」という状況です。

「どういう経緯や目的でサイトが制作されたのか」という前提が曖昧、ということもありますし、コンテンツの元データやテンプレート、管理画面やアクセス解析ツールのID/パスワードが不明、なんてこともあります。イチから調べ直すのはとても骨が折れるので、前任者には資料化しておいてほしいものですが......まぁ、それが難しいんですよね。

いまWeb担当者である自分も日頃の業務が忙しくて、資料を何も残せていなかったりします......。新任の方はそうした事情も踏まえて、前任者が回答しやすいように聞きたい項目のチェックリストを作ると、確認作業がはかどるはずです。


いかがでしたか? こうした「あるある」を事前に知っておくと、トラブルへの対処に役立ちますよね。もっとたくさんの「あるある」を読みたい人は、ぜひ書籍もご覧ください!

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