子どもたちの夏休みが始まりました。お盆休みも3週間後に迫り、夏の旅行計画はいよいよ大詰め! なんて人も多いでしょう。

ところでみなさんは、ここ数年で「天の川」を見たことはありますか? 都市部ではまったく見えないので、意識したことすらないかもしれません。

天の川は1年中見られるものの、いちばん見えやすい時期は梅雨明けから初秋、つまり夏休みがベストシーズンに当たります。空気がきれいな場所への旅行を予定しているなら、天体観測もプランに加えて、天の川を探してみるのもいいですよね。

ここではiPhone/Android両対応の無料アプリ「Star Walk 2 Ads+」(Star Walk 2 Free)を使って、旅行当日の夜空をシミュレーションする方法を解説します。その日、天の川や星座がどのように見えるのか、チェックしておきましょう。

日時を指定して夜空をシミュレーションする

1「Star Walk 2」の初期設定をする

夏の旅行で「天の川」を見る! 天体観測アプリと月齢カレンダーで備えよう:

「Star Walk 2」を起動すると、通知と位置情報に関するメッセージが表示されます。通知は好みの設定でかまいませんが、位置情報は[許可]に設定するといいでしょう。

2アプリの説明を確認をする

夏の旅行で「天の川」を見る! 天体観測アプリと月齢カレンダーで備えよう:

画面を左にスワイプし、アプリの説明を確認します。すべて読むか、[スキップ]をタップして進めます。

3日時を変更する

夏の旅行で「天の川」を見る! 天体観測アプリと月齢カレンダーで備えよう:

メイン画面が表示されました。旅行の日程に合わせて、その日の夜空をシミュレーションしてみましょう。時計のアイコンをタップします。

夏の旅行で「天の川」を見る! 天体観測アプリと月齢カレンダーで備えよう:

日や時、分の部分をタップし、右側のスライダーをドラッグすると日時が変わっていきます。ここでは「2017年8月11日」の「夜8時」にセットしました。

4天の川や星座を探す

夏の旅行で「天の川」を見る! 天体観測アプリと月齢カレンダーで備えよう:

いま見ているのは北の方角ですが、夜空をドラッグして動かすと、ぼんやりと天の川が見つかりました! さらにドラッグして天の川をたどっていくと......

夏の旅行で「天の川」を見る! 天体観測アプリと月齢カレンダーで備えよう:

天の川をはさんで、七夕の織姫(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)が見つかります。はくちょう座のデネブを加えると「夏の大三角形」になります。

夏の旅行で「天の川」を見る! 天体観測アプリと月齢カレンダーで備えよう:

さらに天の川に沿ってドラッグしていくと、南の地平線にたどり着きます。こちらのほうが明るく見えるのは、銀河の中心を向いているためです。

実際の観測時に見やすい「夜間モード」に設定する

旅行当日、実際に夜空を見上げるときに「Star Walk 2」を使う場合、そのままでは画面の明るさが観測の妨げになります。以下の方法で「夜間モード」に設定しましょう。ただ、ときどき表示される広告は通常の明るさのままです。

夏の旅行で「天の川」を見る! 天体観測アプリと月齢カレンダーで備えよう:

右下にあるメニューのアイコンをタップします。

夏の旅行で「天の川」を見る! 天体観測アプリと月齢カレンダーで備えよう:

[設定]をタップします。

夏の旅行で「天の川」を見る! 天体観測アプリと月齢カレンダーで備えよう:

[夜間モード]をオンにすると、暗闇でも画面が見やすくなります。

なお、天の川を探すときには、月の光が邪魔になることがあります。月が出ていない時間帯や、月齢がゼロ(新月)に近い日のほうが、より観測に適しています。

2017年の夏休み期間で新月となるのは、今日・7月23日と、8月22日です。「Star Walk 2」では月の動きもわかるので、観測する時間の参考にしましょう。

夏の旅行で「天の川」を見る! 天体観測アプリと月齢カレンダーで備えよう:

例えば「2017年8月11日」の月の出は「夜8時45分」頃になります。

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