Twitterで告知&コミュニケーションをしよう

 どのようにしたら視聴ユーザーを増やすことができるでしょうか? まずは、iPhoneから手軽にできる方法を考えてみましょう。
 ここまでにも紹介したTwitter(≒ソーシャルストリーム)をうまく使うことが効果的です。Ustream Live Broadcasterではライブ開始時に自動的にツイートする機能を持っていますが、場面が切り替わるときなどに改めてツイートして、ライブ中継をしていることを知らせるといいでしょう。
 その際には、忘れずに配信ページのURLを付けましょう。URLは毎回同じなので、iOS 4の新機能であるユーザー辞書に登録しておくと、入力の手間が省けます。

以降は読みを入力すると配信ページのURLに変換できる,[単語]に配信ページのURL、[よみ]に適当な読みを入力し[保存]をタップする,[設定]の[一般]-[キーボード]-[ユーザー辞書を編集]をタップし[+]をタップする

ルールを作って、わかりやすい番組にしよう

 自分の番組に多くの視聴ユーザーから反応がもらえることは、非常に楽しいものです。そのためには、「わかりやすさ」が必要になってきます。ある程度のルールを自分で作り、それに則ってライブ中継をすることをおすすめします。
 なにを題材にして、どのように話すのか……。カメラの使いかた、話の展開のしかたなどを考え、ルール化してみましょう。視聴数を常にチェックしながら、「視聴数が増えたときになにをしていたか」を確認し、有効な手法をさぐることも、ルールを作る上で有用です。
 その他にも、曜日や時間を決めて定期的にやることも大事です。「あ、今日は火曜日だから21時からUstreamであの番組を見よう!」というように、習慣化してもらうのです。番組中の決まった時間に決まった内容を行うのも効果的です。

[ヒント]テレビ番組の手法を安易にまねるのはNG

Ustreamで、テレビのような映像や番組の進めかたなどを安易にまねしてしまうのは、よくありません。同じ動画を扱うものではあっても、一方通行のメディアであり高度に完成されたコンテンツが求められるテレビと、双方向のコミュニケーションメディアであり、ときには未完成さや雑然とした感じも魅力となるUstreamとは、ユーザーの求めるものに大きな違いがあります。ライブ感やユーザーの参加感を重視し、単純に多くの人に視聴してもらうことよりも、ユーザーとの距離を近づけ、密なコミュニケーションをはかることを考えたほうがいいでしょう。もちろん、テレビの手法のすべてを拒絶する必要はありません。かっこいいカメラワークやインパクトのある演出などは、取り入れてみましょう。