Ustream Producer+Webカメラで中継しよう
Ustream Producerは、Webカメラからの映像のほかに静止画や動画を「ショット」として取り込めたり、映像のエフェクトが利用できたりと、さまざまな演出をしたライブ中継が行えます。また、Ustream Broadcasterよりも高画質の配信が可能です。
ここではUstream Producerの基本的な操作に慣れるために、パソコンが内蔵しているWebカメラとマイクを利用したライブ中継と、ソーシャルストリームを利用したツイートを行います。
ユーザーインターフェースはUstream Broadcasterと異なりますが、基本的なことは変わりません。ただ、ソーシャルストリームの操作はブラウザーのウィンドウから行うことになります。複数のウィンドウを切り替えながら操作することにも慣れましょう。
Ustream Producerでライブ中継を行う
1.ライブ中継の準備をする
2.ソーシャルストリームを表示する
3.ライブ中継中にツイートする
4.配信ページでツイートを見る
5.ライブ中継を終了する
6.録画を保存する
[ヒント]ライブ中継を開始する前に練習しよう
Ustream Producerで[Broadcast](Ustream Broadcasterでは[配信の開始])をクリックするまでは、実際のライブ中継は始まりません。映像・音声をチェックしながら、どのような姿勢で話すのがよいか、声の出しかたは適切か、カメラを動かすと映像がどのように変化するか、など、本番を想定した練習をしておきましょう。
[ヒント]Ustream Producerのツイート機能を利用するときの注意
Ustream Producerには、Twitterにツイートできる機能もあります(画面上部のテキスト入力ボックスに文章を入力し、その下にある[Twitter]をクリックして明るい色にした状態で[Update]をクリックします)。しかしUstream Producerからのツイートにはハッシュタグが付かず(配信ページのURLは自動的に付加されます)、ソーシャルストリーム上にも反映されません。ライブ中継を宣伝したい場合などには十分な機能ですが、ライブ中継をしながらソーシャルストリームに参加する機能はないのです。ソーシャルストリームに参加したい場合は、このレッスンで解説しているように[Social]をクリックしてWebブラウザーのウィンドウを開く必要があります。2つのウィンドウを切り替えながらの操作は煩雑になってしまうので、中継用とソーシャルストリーム用(チェック用なども兼ねます)で別々のパソコンを用意できれば理想的です。
[ヒント]Ustream Producerでの音量調節と音声の切り替え
Ustream Producerの音量調整は、画面右のスライダーから行います。音声レベルのグラフが表示されるので、話しているときに黄色〜オレンジのあたりになるよう、調整を行いましょう。スライダーの下のスピーカーのアイコンではマスターミュート(音声の配信を遮断)を行います。その下のヘッドホンのアイコンは、中継用パソコンのスピーカーやヘッドホンで音声出力をするか、しないかを切り替えます。パソコンのすぐ近くで話すような場合は、出力を切っておきましょう。映像を表示するエリアの下にある[Sound]をクリックすると、配信する音声を切り替えられます。内蔵マイクのあるパソコンに外部マイクを接続した場合などは、こちらで利用するマイクの切り替えを行いましょう。また[No Sound]を選択すると無音になります。[Open Audio File]を選択した場合は好きな音声ファイルを選択し、その音声を利用できます。
[ヒント]録画の「ハイライト」を作成しよう
長い録画を公開しても、すべてを視聴してくれるユーザーは多くありません。そこで、録画の中の特に視聴してほしい場面を切り出した「ハイライト」を作成しましょう。録画の視聴画面で[ハイライトを作成する]をクリックすると動画上に[タイトル]が表示されるので、ここに作成したいハイライトのタイトルを入力し[次]をクリックします。すると[ドラッグして開始と終了位置を選択してください。]と表示されるので、動画中のハイライトにしたい範囲を選択し[送信]をクリックします。すると[ハイライトを作成しました。]と表示され、作成が完了します。作成したハイライトには固有のURLが与えられるため、ブログやTwitterなどから紹介することも簡単になります。なお、録画の視聴画面で[カット]をクリックした場合は、開始・終了の位置を選択して、録画そのものを短く編集します。