通知から離れつつ、本当に大事な連絡は逃がさない!

iPhoneの「おやすみモード」は、就寝時のために着信や通知を制限するモードです。iPhoneをロック中、特別な場合を除いて電話の着信を知らせず、通知も知らせないようにして、ユーザーの安眠を守ります。

おやすみモードの時間帯や、着信や通知を知らせる設定はカスタマイズできます。これによって、おやすみモードは「安らぎモード」や「集中モード」としても活用できます。

[おやすみモード]の設定画面。

おやすみモードをフル活用すると、どんなことができるかを解説します。

おやすみモードに切り替える方法

おやすみモードは、[設定]アプリの[おやすみモード]にある[今すぐオン/オフ]で切り替えます。また、画面の下端から上にスワイプすると表示される「コントロールセンター」や、音声アシスタント「Siri」で「おやすみモードにして」または「おやすみモード解除」と話しかけることでもオン/オフできます。

[設定]アプリの[おやすみモード]にある[時間指定]では、時間を指定して毎日自動的にオン/オフするようにも設定できます。

注意が必要なのは、手動でオンにして時間をしてしていない場合は、解除するまで何日経ってもおやすみモードが続くこと。着信や通知を見逃していたときは、おやすみモードの解除忘れがないか確認しましょう。

[今すぐオン/オフ]を操作しなくても、時間指定をしている場合は指定した時刻になると自動的にオン/オフされます。

おやすみモード中は、ステータスバーに月のマークが表示されます。

おやすみモード中でも通知を受け取る状態(操作中など)のときは月のマークの色が薄くなります。後述する[通知]の設定で[常に知らせない]を選択した場合は、操作中でも月のマークが濃い色になります。

おやすみモード中に着信を許可する対象を設定する

おやすみモード中は電話の着信を知らせませんが、重要な連絡だけは受け取りたいもの。[着信を許可]の設定で、指定した相手からの着信だけは知らせるようにできます。

初期設定では[よく使う項目]に追加している相手の着信だけを知らせます。家族や緊急連絡をしてくる可能性がある同僚などを指定しておきましょう。連絡先のグループを対象に指定したり、誰からの電話も受け取らない[だれも許可しない]、または誰の電話でも受ける[すべての人]に指定することもできます。

また、指定していない相手からの緊急の着信を受ける[繰り返しの着信]という設定もあります。これは同じ相手から3分以内に2度目の電話があったときに、緊急性が高い着信だと判断して知らせるものです。

[着信を許可]では着信を受ける対象を選択します。[繰り返しの着信]は、想定外の相手からも緊急連絡を受けられるようにします。

連絡先を編集して[よく使う項目に追加]をタップすると、相手を[よく使う項目]に追加できます。

ロック解除中も通知を受け取らないようにできる

[おやすみモード]のいちばん下の設定項目[通知]では、着信やその他の通知を[常に知らせない]か[iPhoneのロック中のみ知らせない]かを選択します。通常は[iPhoneのロック中のみ知らせない]が設定されています。

iPhoneを利用しながら通知を受け取らないようにしたい場合、例えば動画を鑑賞するときや、調べものをするときなどには[常に知らせない]に設定しておくと、通知に煩わされなくなります。それ以外の場合は[iPhoneのロック中のみ知らせない]で問題ありません。

[通知]で[常に知らせない]を設定すると、iPhoneの利用中も着信や通知を知らせなくなります。これを利用する場合は、うっかり解除を忘れてあとで大切な通知を見逃すことがないよう注意しましょう。