iOS 11ではSarariからすぐにPDF保存が可能に

Webページの情報を保存したいとき、テキストや写真をコピーしたり、Evernoteなどのクリップ機能を使ったりと、多彩な方法が使えます。しかし、資料としてWebページの見た目をそのまま保存しておこうとすると、意外と方法が限られるもの。クリップしてもレイアウトが崩れたり、パソコンから一般的な方法でPDFに保存しようとしても、ページ分割されてしまったりします。

iPhoneのSafariでは、従来からiBooksと連携した[PDFをiBooksに保存]機能によってWebページを1枚(1ページ)のPDFとして保存できましたが、iOS 11でPDF保存機能がさらに強化。PDFとして保存したWebページをそのままメールなどで共有したり、その場で編集したりできるようになりました。

SafariでWebページをPDF化し、共有する

1共有メニューを表示する

SafariでWebページを表示した状態で、画面下のツールバーを表示して共有ボタンをタップします。

2[PDFを作成]を選択する

共有メニューの下段にある[PDFを作成]をタップします。

3PDFの共有を開始する

作成されたPDFが保存されました。画面右上のペンのボタンをタップするとPDFを編集できます。ここでは画面左下の共有ボタンをタップします。

4PDFの共有先を選択する

PDFの共有メニューが表示されました。ファイルに保存(iCloud Drive)したりメールで送信できるほか、Evernote、Dropboxなどにも保存できます。ここでは[メール]をタップします。

5メールでPDFを送信する

PDFを添付した状態の、メールの作成画面が表示されました。宛先などを入力して送信します。

6PDFを閉じる

共有の操作が終わり、PDFが再び表示されたら[完了]をタップし、[PDFを削除]をタップします。

パソコンでPDFを表示する

iPhoneから共有したPDFは、パソコンからも利用しやすい形式です。ただ、縦長のWebページをそのまま1ページとしているため、表示する倍率は調整が必要です。

パソコンのPDFビューアー(Adobe Acrobat Reader CC)でPDFを開いたところ。全体を表示すると、極端に縮小して縦長のページ全体が表示されてしまいます。

倍率を手動で変更し、50%程度にすると読みやすくなります。

保存したPDFはテキストや画像がコピー可能で、資料として使いやすい形式です。

HINTPDFに書き込みができる

PDFが表示された状態でペンのボタンをタップすると、PDFの編集画面になります。ペンの種類と色を選択して描画ができるほか、テキストによるコメントの書き込みも可能です。

画面下部に表示されるツールバーで機能を選択して書き込みます。

関連まとめ記事