棒グラフや折れ線グラフで、縦(値)軸の最小値や最大値を変えると、数値の差を強調したり、数値の差がそれほどないように見せたりすることができます。

以下の例では、棒グラフの最小値は「0」、最大値が「45000」ですが、最小値を「20000」に変更するとそれぞれの棒の高低差が強調されます。逆に最大値の数値を大きくすると、棒の高低差が目立たなくなり、全体的に棒が短くなった印象となります。

データそのものが変わるわけではなく、あくまでグラフの見ためが変わるだけですが、グラフから受ける印象は大きく異なります。それほど数値に差がないとき、差を強調するのは、聞き手に誤解を与える可能性があるので、あまりお薦めできません。「あえて差を強調したい」というときに設定を変更するといいでしょう。