無線LANはLANケーブルの代わりに電波を使って、ネットワークと接続するものです。携帯電話のように広いエリアをカバーするのではなく、家庭内やオフィス内のように、狭いエリアでネットワークを接続するときに利用します。カフェや空港などでインターネットが使える公衆無線LANサービスにも利用されています。

自宅に「フレッツ光」や「フレッツ・ADSL」などのブロードバンド回線が設置されていれば、市販の無線LANアクセスポイントを購入し、設置することで、無線LANが利用できるようになります。現在、設置されているルーターに無線LAN機能が内蔵されていることもあるので、ブロードバンド回線事業者やプロバイダーに問い合わせ、自宅のインターネット環境で無線LANを利用するために、どんな機器が必要なのかを相談してみましょう。

手順4の画面で［機内モード］をチェックをすると、ステータスバーのアンテナのアイコンが飛行機のアイコンに変わり、無線LANや携帯電話の回線、Bluetoothの電波がすべて停止されます。病院や飛行機の中など、電波を発する機器の利用が禁止されている場所では、機内モードに切り替えてから、GALAXY Sを利用するようにしましょう。

カフェや空港、ホテルなどでWi-Fiが利用できる公衆無線LANサービスが提供されています。公衆無線LANサービスには有料と無料のサービスがあり、利用するには各事業者への申し込みが必要です。NTTドコモはプロバイダーの「mopera U」と組み合わせて利用する「U「公衆無線LAN」コース」を提供しています。

無線LANでは不正な接続や盗聴を防ぐためのセキュリティ機能が用意されています。たとえば、手順6ではパスワードを入力していますが、これは無線LAN アクセスポイントとGALAXY Sの双方に共通のパスワードを設定することで、暗号化通信ができるようになります。暗号化通信にはいくつかの種類があり、よく知られているのはもっとも古くから利用されている「WEP」という方式です。ただ、WEPは技術的に古く、安全性が低いため、現在は「WPA」や「WPA2」と呼ばれる方式が主流となっています。無線LANアクセスポイントにセキュリティを設定するときは、この2方式のいずれかを設定することをおすすめします。