公衆無線LANとポータブルWi-Fiルーターとは?

ポータブルWi-Fiルーターを利用することで、モバイル回線が届くエリアであればどこでも、iPod touchをインターネットに接続できる,公衆無線LANを利用することで、全国各地のカフェや駅、空港などでiPod touchをインターネットに接続できる

公衆無線LANサービスの選び方

公衆無線LANサービスと一口にいっても、「FON」のように無料で利用できるものから、通信事業者や家電量販店などが運営している有料のものまでさまざまです。それぞれ利用できるエリアや料金などで大きな違いがあるので、自分の生活圏内や利用スタイルを考えて選ぶのが重要です。なお、無料の公衆無線LANサービスでも登録が必要な場合があるので、事前に申し込んでおきましょう。
●おもな公衆無線LANサービスの比較

おもなポータブルWi-Fiルーター

公衆無線LANサービスと同様、ポータブルWi-Fiルーターも各社からさまざまな製品が販売されています。代表的なものを下に紹介します。利用するには通信事業者との契約が必要で、利用できるエリアや通信速度が違うほか、3G回線だけでなく公衆無線LANや自宅の「フレッツ・光」回線、さらには次世代の高速通信サービス「UQ WiMAX」を利用できるものなど、製品ごとに異なっています。

ポータブルWi-Fiルーターの選び方

ポータブルWi-Fiルーターを選ぶときは、本体価格だけでなく、料金体系やカバーするエリアに注目しましょう。料金プランによっては2年契約が必要なものや、1年目と2年目で月々の使用料金が異なるものもあります。契約期間全体でどれくらいか計算すると、それぞれの製品のコストを比較できます。
●おもなポータブルWi-Fi ルーターの比較

[ヒント]公衆無線LANサービスやポータブルWi-Fiルーターにはどうやって接続する?

公衆無線LANサービスやポータブルWi-Fiルーターへの接続方法は、レッスン9で解説した方法と基本的に同じです。手順4の画面を表示し、ワイヤレスネットワーク名をタップして、パスワードを入力します。パスワードはサービスの登録時に発行されたものを使います(ポータブルWi-Fiルーターの場合は取扱説明書を確認してください)。なお多くの公衆無線LANサービスでは、ワイヤレスネットワークに接続したあと[Safari]を起動して、ログインする必要があります。サービスによっては、アプリケーションを利用して簡単に接続できるものもあります。

[ヒント]ポータブルWi-Fiルーターのセキュリティはより強固なものに変更しておこう

ポータブルWi-Fiルーターを使う上で注意したいのは、セキュリティです。簡単なパスワードを使っていると、解析されて勝手に接続されてしまう危険があります。直接的な被害はありませんが、気持ちのよいものではありません。また、ESS-ID(ワイヤレスネットワークの名前)が購入時のままだと、ポータブルWi-Fiルーターを使用していることが周囲に丸わかりの状態になっています。付属の設定ツールなどを利用して、「WPA」「WPA2」などの暗号方式やESSIDを変更しておくと安心です。