スマホで定型文を管理。「Gboard」に新機能「クリップボード」搭載

定型文（スニペット）の管理に便利な「クリップボード」機能が、Googleの文字入力アプリ「Gboard」Android版に搭載。よく使う挨拶文や、会社の住所などの繰り返し使う文字列、顔文字などをストックして、簡単に入力できます。

Androidが持つクリップボードを拡張して使える

Googleの文字入力アプリ「Gboard」Android版に、新機能「クリップボード」が搭載されています。Androidの標準機能であるクリップボードと同名ですが、Gboardのクリップボードは、次のような機能を持ちます。

スマートフォンで長文を入力したり編集したりする機会は多くありませんが、いざ必要に迫られると、非常に手間がかかるものです。この機能を使えば、そうした手間を大幅に省くことも可能になります。

ここでは、Gboardのクリップボードの基本操作を解説します。

Gboardのキーボードが表示された状態で［G］アイコンをタップします。

表示されたメニューの中から、クリップボードのアイコンをタップします。最初に利用するときは［Gboardクリップボードをオンにしますか？］という確認のメッセージが表示されるので［クリップボードをオンにする］をタップします。

クリップボードが表示されました。最初は利用のヒントが表示されます。

ChromeやGmailで、Androidの標準機能を使って文字を選択＆コピーします。

文字をコピーした状態でGboardのクリップボードを表示すると、コピーした文字のクリップが一覧に表示されます。これをタップすると、表示中のアプリに文字を入力できます。

クリップを長押しするとそのクリップが表示され、Android標準のクリップボードへのコピー、ピン留め（時間経過で消えなくなるようにする）、削除ができます。

複数のクリップをまとめて操作したい場合は、右上のペンのアイコンをタップします。

［アイテムを選択］と表示され、クリップをまとめて選択する画面になりました。選択後に削除、またはピン留めができます。

固有名詞や顔文字の入力を便利に。Android版「Gboard」で単語登録

いくら予測変換が優秀でも、人名などの固有名詞や顔文字の入力は、狙いどおりに行かないことも多いもの。IME（キーボードアプリ）で単語登録して、スムーズに入力できるようにしましょう。