当選確認・チケット購入の注意点は?
2020年に開催される東京オリンピックの観戦チケット。その販売に先駆け、2019年5月29日まで抽選申込を受け付けていましたが、みなさんは申し込みましたか?
そして6月20日(木)、その抽選結果がいよいよ発表されます。
東京オリンピックのチケットを購入できる機会は、今回だけではありません。しかし、以降は先着順販売(2019年秋予定)、もしくは直前期販売(2020年春予定)となるため、自分が希望した競技・日程のチケットを余裕をもって購入できるのは、今回当選した人だけの特権です。ぜひ当たってほしいですよね!
ここでは、事前に抽選申込を済ませている人向けに、抽選結果の確認やチケットの購入に当たって最低限、知っておきたい3つのポイントをまとめます。購入期間は限られているので、慌てずに手続きをしてください。
- 当選したチケットは一括購入。手続期間は7/2まで
- 詐欺メールに注意! 手続きは必ず公式サイトで
- 不正転売は厳禁。公式リセールサイトを待とう
当選したチケットは一括購入。手続期間は7/2まで
まず1つめですが、当選したチケットはすべて購入することになります。抽選申込をしたときの内容から一部の競技だけをキャンセルしたり、枚数を変更したりすることはできません。もっとも注意したいポイントです。
また、購入手続期間は6月20日(木)から7月2日(火)までの約2週間になります。この期間内に手続きを完了しないと、購入する権利は自動的に失効します。
決済方法は以下の2種類です。
- VISAクレジットカードでの決済
- コンビニエンスストアでの現金決済
クレジットカードでの決済は、公式チケット販売サイトで手続きを行いましょう。コンビニエンスストアでの決済はチケットの総額が30万円未満の場合に可能で、支払手数料として432円がかかります。 ※金額はいずれも税込
当選したチケットは6月20日以降、公式チケット販売サイトの[マイチケット]で確認できます。
詐欺メールに注意! 手続きは必ず公式サイトで
2つめのポイントはメールについてです。チケットの抽選申込をしたとき、TOKYO 2020 IDに登録したアドレスに以下のようなメールが届いたと思います。
チケットの購入準備を促す内容のメールです。
公式チケット販売サイトでは、抽選結果が発表される6月20日にも同様のメールを送信すると案内しています。ただし、そのメールの本文にはURLが一切記載されないそうです。
組織委は対応策として、支払い決済に関わる重要なメールという観点から、クリックすれば自動的にインターネットにアクセスできる「URL」をメールに記さないことを決めた。
メールのURLを巧みにクリックさせ、偽のサイトに案内することで個人情報を盗もうとする「フィッシング詐欺」が、抽選結果の発表に便乗して増えるかもしれません。チケットの当選をかたりながらURLをクリックさせようとするメールは、公式サイトのものではない=詐欺だと判断するようにしましょう。
不正転売は厳禁。公式リセールサイトを待とう
3つめのポイントは、購入したチケットについてです。当初は観戦するつもりで購入したものの、その後の都合で行けなくなってしまうことは十分にありえます。
しかし、行けなくなったチケットをオークションサイトなどで転売するのはNGです。こうした不正転売は法律によって禁止されています。
「じゃあ、どうすれば?」と思ってしまいますが、2020年春以降、公式リセールサイトがオープンする予定です。何らかの理由で観戦できなくなったチケット出品者と、チケットを購入したい人をマッチングさせるサイトで、定価での売買が可能です。 ※出品者には成約手数料がかかる予定
早々に行けないことがわかってしまっても、購入したチケットは自分で保管しておきましょう。なお、オークションサイトなどでは偽のチケットが販売される可能性があるため、購入しないようにしてください。
以上、当選したチケットを購入するに当たっての3つのポイントを紹介しました。
本記事執筆時点では、公式チケット販売サイトがメンテナンス中で[マイチケット]画面を表示できない状態になっています。6月20日以降、この画面で抽選結果を確認できるようになり、観戦者の登録やチケットタイプの選択ができるようになると思われます。具体的な手続きの手順は、別の記事であらためて解説します。
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