どうしてもドラッグできないウィンドウを動かす

エクスプローラーやOfficeアプリなどのウィンドウが画面の端から出てしまい、どうやっても移動できない......なんてこと、ありませんか？ こんな状態です。

ウィンドウのほとんどが画面の下側に出てしまいました。タスクバーにはアイコンが表示されているので、ウィンドウが存在するのは間違いないのですが。

上の画面では、タスクバーの下にエクスプローラーのウィンドウが隠れています。マウスでもつかめない位置に移動してしまうと、どうすればいいのか途方に暮れてしまいますよね。こうした現象は、無意識にウィンドウをドラッグしたときや、マルチディスプレイを切り替えたときなどに起こりがちです。

【Windows Tips】第26回では、画面の端に寄ってしまったウィンドウを動かす方法を紹介します。

キーボードで移動できる状態にして解決

この状況を打開するカギは、タスクバーにあります。タスクバーのアイコンにマウスポインターをあわせて、移動したいウィンドウのサムネイルを右クリック→［移動］を選択しましょう。

1ウィンドウのサムネイルを表示する

タスクバーのアイコンにマウスポインターをあわせると、サムネイルが表示されます。

2ウィンドウを移動できるようにする

サムネイルを右クリックして［移動］を選択します。

3隠れているウィンドウを移動する

一見、何も変化がないように見えますが、隠れているウィンドウが選択された状態になっています。そのままキーボードの矢印キーを押してください。この例では［↑］キーを押し続けました。

4ウィンドウが表示された

隠れていたウィンドウが上に移動し、画面上に表示されました。［Enter］キーを押すと移動を確定します。

マウスで操作できる位置まで移動できたら、あとはいつも通りです。簡単な操作ですが、いつか役立つことがありますよ。

なお、タスクバーのアイコンを右クリックして［ウィンドウを閉じる］を選択し、もう一度ウィンドウを開き直せば解決する場合もあります。上記の方法は、それでもダメなときの対処法として覚えておいてください。