広域でも道路名が見やすく、規制情報も分かる
2019年も終わりに近づいてきました。「もうすぐ年末年始休暇」という人も多いと思います。
ただ、年末年始は帰省や旅行、初詣などで高速道路が混雑します。スキーやスノボなどのレジャーに出かける人は、チェーンなどの規制情報も気になりますよね。
こうした高速道路の渋滞・規制情報をiPhoneで調べるとき、みなさんはどんなアプリを使っていますか?
渋滞情報に関しては、定番の地図アプリ「Googleマップ」でも調べられます。ただ、元が地図アプリなので、高速道路のみの渋滞を見ることはできません。また、広域を表示すると道路名やIC、JCTの名前が表示されず、見にくく感じます。
Googleマップで渋滞情報を表示するには、右側にある地図レイヤーのアイコンをタップします。続いて[交通情報]をタップすると、地図上の道路に渋滞情報が表示されます。
Googleマップでは、ユーザーのプローブデータを利用したリアルタイム性の高い渋滞情報が得られるのが魅力です。しかし、このような広域での表示は少々苦手です。
そこでオススメなのが、高速道路の渋滞・規制情報を調べることに特化した無料アプリ「渋滞情報マップ by NAVITIME」(ホーム画面での名称は「渋滞マップ」)です。各種ナビサービスで有名なNAVITIMEが提供するアプリで、現在地に基づく高速道路の交通情報を瞬時に、かつ見やすく表示してくれます。
「渋滞マップ」で首都圏を表示したところ。高速道路のみなので、広域にしても情報が多すぎず見やすくなっています。渋滞情報は車載カーナビなどと同じ「VICS」に基づいています。
ここでは「渋滞マップ」の使い方を、以下の3つの機能にスポットを当てながら紹介していきます。アプリのダウンロードは本記事末尾のリンクから行ってください。
- 見たいエリアを表示する
- 区間の規制情報を調べる
- 未来の渋滞予測を調べる
見たいエリアを表示する
1「渋滞マップ」を起動する
「渋滞マップ」のアプリを初めて起動すると、位置情報の利用に関する確認メッセージが表示されます。[Appの使用中は許可]をタップしましょう。このあと、通知の確認メッセージで[許可]をタップし、利用規約の画面で[同意する]をタップします。
2エリアを[全国]に切り替える
「渋滞マップ」が起動しました。最初は現在地付近のエリアが表示されます。ピンチイン、ピンチアウトで拡大・縮小が可能です。ここでは首都高速だけが表示されているので、[全国]をタップします。
3ほかのエリアを表示する
外環道、京葉道路、中央道など、首都圏の高速道路が表示されました。目的地付近の高速道路を調べたいときは、ドラッグして地図をスクロールするか[エリア]をタップします。
4ほかのエリアに切り替える
エリアの一覧で[近畿(阪神高速)]をタップすると、近畿エリアに切り替わりました。
区間の規制情報を調べる
5色の凡例を表示する
「渋滞マップ」では、VICSの規制情報も調べられます。ここでは中央道の大月JCT付近に「その他」の規制情報があります。色の凡例は[?]アイコンをタップして確認できます。
6規制の文字情報を表示する
画面下部の[文字情報]→[中央自動車道]の順にタップすると、渋滞・規制に関する文字情報が見られます。大月JCT付近では移動規制(工事作業車などを追走する規制)が行われていることが分かります。
7チェーン規制を確認する
冬期に気になるチェーン規制(水色で表示)の情報も調べられます。このほか、画面下部の[ライブカメラ]から、一部のIC、JCTなどの様子を画像で確認することもできます。
未来の渋滞予測を調べる
8渋滞予測の時間を選択する
今すぐにではなく、例えば3時間後に高速道路を利用する場合、「渋滞マップ」では渋滞予測を調べられます。画面上部にある時計のアイコンをタップし、[現在]にあるスライダーを右側にドラッグします。
93時間後の渋滞予測を確認する
3時間後の渋滞予測が表示されました。今回の例では、渋滞はほとんどなくなっていると分かります。
以上、「渋滞マップ」の使い方を解説しました。同種のiPhoneアプリの中では見た目・使い勝手ともに優れているので、クルマでの移動のお供に、ぜひ活用してみてください。なお、残念ながらAndroidアプリは提供されていません。
アプリのダウンロード
HINT有料ナビアプリ「カーナビタイム」でも使える
「渋滞マップ」の機能は、NAVITIMEが提供する有料のカーナビアプリ「カーナビタイム」にも組み込まれています。「カーナビタイム」のユーザーはMENU画面の[道路交通情報]→[渋滞マップ]から同様の機能を利用できるため、「渋滞マップ」アプリのダウンロードは不要です。
「カーナビタイム」はiPhoneだけでなくAndroidアプリもあり、アプリ内課金で月額600円から利用できます。
「カーナビタイム」の渋滞マップでは、最大12時間後の渋滞予測を調べられます。また、1時間「前」の渋滞がどうだったのかも分かります。
アプリのダウンロード
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