よく使うタグをまとめておこう
ノートに思い付くままにタグを付けていくと、利用頻度が非常に高いタグと、特定のテーマを追うときに使っただけの利用頻度が低いタグとの、2種類に分かれる傾向があります。
例えば私は「面白い」「覚えておくこと」のようなタグを、Webページをクリップするときやメモを取るときなど、さまざまな場面で使います。こうした利用頻度の高いタグたちは、タグの一覧の中でばらばらになっているよりも、ひとまとめにしておいた方が使いやすくなります。
そこで役立つのが、タグの階層化です。「重要」タグの下に「面白い」「覚えておくこと」などをまとめておけば、これらのタグを付けたり、タグで絞り込んだりがやりやすくなります。
関連するタグも階層化してまとめよう
利用頻度の低いタグ、例えば「カレー」「寿司」のようなタグは、食事を記録するときや、レシピをクリップするときなど、限られた場面でしか使いません。こうしたタグは、一緒に利用する機会が多いタグと合わせて、階層化してまとめましょう。
タグが増えてくると、一覧から目的のタグを見つけることが困難になってしまいます。しかし階層化によってある程度のグループ分けをしておけば、利用したいタグだけを取り出すことが簡単になります。
例えば、食事の記録をEvernoteに蓄積している人は、「食べたもの」タグの下層タグとして「カレー」「寿司」などのタグを作っておくことで、食事関連のノートの整理や検索がやりやすくなります。
下層タグを作成する
1.下層タグを作りたいタグを選択する
2.下層タグの名前を入力する
3.下層タグが作成された
類似したタグをまとめる
1.「ほしい」タグが付いたノートすべてを表示する
2.「ほしい」タグが付いたノートすべてを選択する
3.「ほしい」タグが付いたノートすべてに「購入検討」タグを付ける
4.「ほしい」タグを削除する
[ヒント]Googleで検索するなら?と考えながらタグを付けよう
タグは思い出す(検索する)ときのキーワードとして、名詞を付けるのが基本です。関連する人の名前や会社名、ワインなら品種、生産地といったものです。また、「画期的」「いい話」といったような自分の印象をタグにしておいてもいいでしょう。タグを考えるコツは、このノートをGoogleで検索するとしたら、どのようなキーワードを使うかな?と考えてみることです。
[ヒント]ドラッグでタグの階層を入れ替えられる
タグの一覧で、タグを別のタグの上にドラッグすると、ドラッグした先のタグの下層に移動します。下層タグを含んだタグをドラッグした場合は、下層タグごと移動します。また、[タグ]にドラッグすると最上位のタグになります(Mac版ソフトではタグを右クリックして[ルートレベルにタグを移動する]をクリックすることで最上位にできます)。
[ヒント]注意しておきたい上層タグと下層タグの関係
例えば「動物」というタグの下に「哺乳類」「魚類」タグがあるとき、「動物」タグを検索しても、「哺乳類」タグがついたノートは見つかりません。つまり、スタックとノートブックの関係と違って、上層タグが下層タグをまとめて含むわけではなく、上層タグを検索しても下層タグは見つかりません。階層化タグは、よく一緒に使うタグをまとめておくための機能だと考えましょう。例えばワインが好きなら「ワイン」タグの下層に「白ワイン」「赤ワイン」そして「フランス」「イタリア」といった、切り口の違うタグをまとめておくこともできます。そして「フランスの赤ワイン」のノートを取り出したい場合には、「フランス」と「赤ワイン」のタグを[Ctrl]キーを押しながらクリックすれば、すぐに絞り込むことができます。
[ヒント]タグの一覧を整理し、見やすくするコツ
タグの一覧を見やすくするためのコツは3つあります。1つ目は不要なタグをこまめに削除することです。[表示]-[割り当てのないタグを表示]のチェックをはずすと、一覧表示中のノートで使われているタグだけを表示するようにできます。2つ目は、「机」と「テーブル」のように似た意味のタグをまとめ、タグを付けるときに迷わないようにすることです。3つ目は反対に、「音楽」のような意味の広いタグの下層に「ロック」「クラシック」のように細分化したタグを作り、分かりやすくすることです。なお、特に重要なタグは「@赤ワイン」のように頭に記号を付けると、一覧の上に表示され見つけやすくなります。これもちょっとしたコツです。