標準のカメラアプリだけで読み取れる

四角の中に白黒のドットが描かれた「QRコード」を、さまざまな場所で見かけるようになりました。最近ではキャッシュレス決済にも使われるようになり、すっかり日常に浸透した感があります。

QRコードには多様な用途がありますが、中でもポピュラーなのが「チラシやポスター、新聞・書籍などからWebページにアクセスする」仕掛けです。「https://~」から始まるURLを1文字ずつ手入力するのは大変な手間がかかりますが、スマートフォンでQRコードを読み取れば、一瞬でアクセスすることが可能です。

しかし、iPhoneやAndroidスマートフォンのマニュアルはとても簡素で、QRコードを読み取る方法も載っていません。「いったいどうやって読み取るの?」という人のために、ここでは標準アプリだけでできる、もっとも手軽な方法を紹介します。

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iPhoneでQRコードを読み取る

1カメラを起動する

スマホでQRコードを読み取る方法【iPhone&Android 2021年版】

iOS 14(iPhone X/XS/11/12)を例に解説します。ホーム画面から[カメラ]アプリを起動しましょう。

2QRコードを読み取る

スマホでQRコードを読み取る方法【iPhone&Android 2021年版】

iPhoneの背面にあるカメラをQRコードに近づけます。QRコードを認識すると枠が表示されますが、さらに近づく必要がある場合、画面上に[近づいてください。]と表示されます。

3読み取ったURLにアクセスする

スマホでQRコードを読み取る方法【iPhone&Android 2021年版】

十分に近づくと、QRコードの読み取りが完了します。「"dekiru.net"をSafariで開く」といった通知が表示されるので、タップしましょう。

4Webページが表示された

スマホでQRコードを読み取る方法【iPhone&Android 2021年版】

Safari(Webブラウザー)に切り替わり、Webページが表示されました。

HINTQRコード専用の機能もある

iPhoneのコントロールセンターには、「QRコードリーダー」という機能も用意されています。その名の通り、QRコードを読み取るための専用機能で、前述の方法よりもすばやくWebページにアクセスできます。複数のQRコードを連続して読み取りたいときに便利です。

また、この機能での読み取り時には、iPhoneのフラッシュライトを点灯させるボタンが表示されます。暗いところでQRコードを読み取るときにも役立つでしょう。

スマホでQRコードを読み取る方法【iPhone&Android 2021年版】

[設定]アプリを起動して[コントロールセンター]→[コントロールをカスタマイズ]の順にタップし、[QRコードリーダー]の[+]をタップします。これでコントロールセンターにQRコードリーダーが追加されます。

スマホでQRコードを読み取る方法【iPhone&Android 2021年版】

ホーム画面の右上端から下にスワイプして、コントロールセンターを表示します(iPhone 8以前の機種では下端から上にスワイプ)。続いて、QRコードのアイコンをタップすると、QRコードリーダーが起動します。

AndroidでQRコードを読み取る

1カメラを起動する

スマホでQRコードを読み取る方法【iPhone&Android 2021年版】

Android 11を例に解説します。ホーム画面から[カメラ]アプリを起動しましょう。

2[その他]を表示する

スマホでQRコードを読み取る方法【iPhone&Android 2021年版】

[その他]をタップします。[その他]がない場合は、[カメラ]のあたりを左にスワイプしてスクロールしてください。

3Googleレンズに切り替える

スマホでQRコードを読み取る方法【iPhone&Android 2021年版】

[レンズ]をタップします。このあと、Googleレンズの説明が表示された場合は[OK]をタップします。

4QRコードを読み取る

スマホでQRコードを読み取る方法【iPhone&Android 2021年版】

スマートフォンの背面にあるカメラをQRコードに近づけます。QRコードを認識すると、読み取ったURLが表示されるのでタップしましょう。撮影(検索)ボタンをタップし、その後の画面で選択してもOKです。

5Webページが表示された

スマホでQRコードを読み取る方法【iPhone&Android 2021年版】

Chrome(Webブラウザー)に切り替わり、Webページが表示されました。

なお、GoogleレンズではQRコード以外にも、さまざまなものが読み取れます。例えば、商品をレジで読み取るためのバーコードも認識可能で、これを読み取ると、その商品が買えるAmazonのページなどに簡単にアクセスできます。あわせて覚えておきましょう。