【パソコン仕事術】は、毎日のパソコン仕事を時短できる、WindowsやOffice、インターネットのワザを紹介します。月~金曜日更新。

パソコン仕事術 002

前日の作業を履歴からすぐに再開する

効果: 短縮 時短レベル:3

「最近使ったアイテム」を有効活用

朝、出社してすぐに仕事を始められるよう、前日の退勤時に翌日のタスクをメモするなどの工夫している人は多いでしょう。パソコンには、前日の自分からの引き継ぎをサポートする「履歴」機能があります。これを活用して、朝の作業スタートを楽にしましょう。

脱・スタートメニューが時短の第一歩の方法でタスクバーにピン留めしたアプリを右クリックすると、「ジャンプリスト」と呼ばれる情報が表示されます。WordやExcelでは最近使ったファイルの一覧が表示され、前日に編集していたファイルを確認し、すぐに開くことができます。作業を再開するためにフォルダーを何階層も開いたりする必要がなくなり、操作の短縮にもなります。

WordやExcelの起動直後に表示される[ホーム]画面でも、[最近使ったアイテム]として履歴が表示されます。頻繁に使うアプリが決まっている人は、まずアプリを起動してこちらの履歴を利用するのも便利です。

タスクバーからジャンプリストを開く

アプリ内で最近使ったファイルにアクセスする

なお、履歴はファイルが行方不明になったときにも役立ちます。直近の作業で保存したファイルが見当たらないときでも、履歴の一覧からファイル名を選ぶだけで開けるので、ファイルを探す時間を節約できます。

ポイント

  • [Alt]+[Windows]+[1]〜[0]を押すと、タスクバーにピン留めされた左から1〜10番目のアプリのジャンプリストを表示できます([0]は10番目)。

ワザの「効果」は、次の「時短3原則」のどれに該当する効果が得られるかを表します。
短縮 操作の手数を減らし、作業を短時間で完了させる
整頓 データ整理や作業の方法をルール化し、ムダをなくす
ミス防止 ミスやトラブルによる時間の損失を未然に防ぐ

「時短レベル」は、ワザから得られる総合的な効果の大きさを1~7の7段階で表します。