【パソコン仕事術】は、毎日のパソコン仕事を時短できる、WindowsやOffice、インターネットのワザを紹介します。月~金曜日更新。
退勤時はシャットダウンしなくても構わない
効果:
時短レベル:3「スリープ」なら翌日の作業再開が速い
パソコンが電源オフの状態から起動し、環境が安定して作業できるようになるには数分程度かかります。しかし、退勤時にパソコンをシャットダウンではなく「スリープ」にしておけば、より速く数十秒で作業を再開できます。
スリープとは、アプリを起動したまま低消費電力にした状態で、復帰の速さが利点です。職場の既定でシャットダウンするように決められているのでなければ、以下の手順で操作してスリープするようにしましょう。一般的なノートパソコンなら、起動したままディスプレイを閉じるとスリープします。
スリープの難点は、わずかながら電力を消費することと、スリープと復帰を繰り返して長時間起動していると、動作が不安定になる可能性が高まることです。動作が不安定になった場合は、再起動して環境をリセットします。
パソコンをスリープする
ポイント
- Windows 10では「高速スタートアップ」と呼ばれる機能により、シャットダウン時に動作環境の情報を保存し、次回の起動時にその情報を読み込んで起動の高速化を図ります。そのため、「シャットダウンから電源オン」では環境が完全にはリセットされません。環境をリセットするには再起動するのが適切です。
ワザの「効果」は、次の「時短3原則」のどれに該当する効果が得られるかを表します。
操作の手数を減らし、作業を短時間で完了させる
データ整理や作業の方法をルール化し、ムダをなくす
ミスやトラブルによる時間の損失を未然に防ぐ
「時短レベル」は、ワザから得られる総合的な効果の大きさを1~7の7段階で表します。