【パソコン仕事術】は、毎日のパソコン仕事を時短できる、WindowsやOffice、インターネットのワザを紹介します。月~金曜日更新。
仮想デスクトップは「無関係な作業」にのみ使う
効果:
時短レベル:4頻繁な行き来が必要になる使い方は非効率
Windows 10で搭載された「仮想デスクトップ」は、複数のデスクトップを切り替えて使うことで、ディスプレイを広く使える機能です。デスクトップの追加や切り替えは、以降の手順のようにタスクビューから行います。
うまく使えば便利な機能ですが、漠然と使ってはかえって効率ダウンになるおそれもあります。デスクトップ間で頻繁な行き来が起こらないように使いましょう。
例えば、2つのExcelのブックを別のデスクトップに大きく表示した場合の作業が独立しているなら問題ありませんが、比較やデータのコピーなどを行うなら、仮想デスクトップを何度も切り替えるよりも、同じデスクトップに表示したほうが効率よく作業できます。
仮想デスクトップの基本操作
独立した複数の作業をスムーズに切り替える
仮想デスクトップが生きるのは、互いに関係のない作業を並行して行う場合です。メールやSNSの画面をデスクトップ1に表示したまま、デスクトップ2で文書作成を行う、といった形は典型的な例で、メールアプリやブラウザーを表示しては最小化して、またWordやExcelを表示させて......といった操作を仮想デスクトップの切り替えだけですばやく行えます。
リモートワークで自宅作業をする場合なら、デスクトップ1は家庭や個人的な作業用、デスクトップ2は仕事用のように使い分けてもいいでしょう。
効果的な仮想デスクトップの活用例
ショートカットキー
[Windows]+[Tab]...タスクビューを開く
ワザの「効果」は、次の「時短3原則」のどれに該当する効果が得られるかを表します。
操作の手数を減らし、作業を短時間で完了させる
データ整理や作業の方法をルール化し、ムダをなくす
ミスやトラブルによる時間の損失を未然に防ぐ
「時短レベル」は、ワザから得られる総合的な効果の大きさを1~7の7段階で表します。